授業科目

教科教育法(数学)
Teaching Methodology  (Mathematics)

担当者

講師   平田 治夫
前 水1
講師   山本 孝
前 金1

単位

2

到達目標

教科教育法Ⅰ、Ⅱをふまえた上で、とくに中学校数学の内容にそくして、さまざまな具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。

授業内容

前半(第4回まで、ただし第3回を除く。)は、下記計画にしたがって、数学教育の基本的な考え方や指導法の正しい観点、および生徒のテストや質問などの分析研究について説明する。その中では、講義だけでなく、グループ討議や発表なども行う。第3回は、数学演習にあてる。後半(第5回以降)は、下記授業計画にしたがって、模擬授業を行う。

授業計画

毎回の授業で予習・復習に相当する内容の課題を課すため、4時間以上の自宅学習が必要である。
講義部分の予習について。講義の資料は講義の1週間前までに配布するので、授業前によく読んで、はっきりしないところ、わからないところ等は調べ、授業中に質問する事項を明確にしておくこと。講義部分の復習について。この授業は中学校や高等学校で行う数学の授業の仕方を身につけていくことを目指すものであるから、復習は、とくに、自分が授業を行うとしたら、今回やった授業内容をどのように活かしていくのか、自分が行う模擬授業にどのように活かしていくのかという観点から考えるようにすること。言いかえれば、自分がどういう授業を行いたいのかということとつなげて復習していくこと。
模擬授業の予習について。模擬授業担当者は、1週間前の授業で次回自分が行う模擬授業の学習指導案を提出すること。作成するのは1単位時間50分間の授業の指導案である。ただし、そこには、その単元の指導計画も含めておくこと。ふつう、1つの単元の授業には数時間から十数時間の授業が必要である。その単元全体の流れ・時間配分を考えて、自分が行う1単位時間の授業を位置づけること。教科書以外の資料や配布プリント等を使う場合は、学習指導案とともにそれらを含めて1週間前に提出すること。リハーサルを行って指導案をよいものにしていき、それを提出すること。また、模擬授業で使用する漢字などの書き順についても確認しておくこと。
生徒役となる学生は、授業予定箇所について教科書でよく調べておくこと。その上で、自分がどのような生徒役を演じるか、それについてグループ内で協議して、実際の模擬授業ではそれを演じるようにすること。
模擬授業の復習について。模擬授業担当者は、コメントで出されたこと、また自分の実感として感じたことをもとにふりかえり、その回の模擬授業の指導案の修正案を作成しておくこと。漢字、ある場合はひらがなやローマ字や数字の書き順や書体について注意されることがある。そのときは常用漢字の筆順表や、小中学生用のひらがなの練習帳やローマ字の練習帳を使って、しっかり練習しておく必要がある。生徒役については、グループごとに、演技がよかったか確認しておくこと。反省すべき箇所があった場合は次回以後に修正するようにすること。

第1回:まずシラバスの記載事項について確認する。その上で、数学の授業の中での生徒に対する基本的な指導の考え方について説明する。
第2回:生徒の実態を生徒のテスト、質問などから考察をする。
第3回:初等幾可、微積分などの数学演習
第4回:Mathematicaを利用した指導法
第5回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:正負の数、方程式
第6回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:比例・反比例
第7回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:連立方程式
第8回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:平面・空間図形
第9回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:場合の数と確率
第10回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:平方根、因数分解
第11回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:2次方程式
第12回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:相似、三平方の定理
第13回:指導案を作成し、それを用いた模擬授業を行う:関数
第14回:まとめ

授業運営

予習復習については、講義の部分(第1~3回、および第5回)は復習中心とし、第4回の問題演習は予習中心となる。模擬授業(第6回以降)は、模擬授業担当者が指導案を作成し模擬授業を行う。模擬授業担当者でない生徒役となる受講生も模擬授業予定箇所について予習してくること。模擬授業終了後、模擬授業(指導案を含む。)について受講生全員で検討し合う。

評価方法

指導案および問題演習課題等の提出物(50%)、学期末レポート(50%)。

オフィスアワー

授業の前後に受け付ける。

使用書

初回授業で紹介する。

参考書

『中学校学習指導要領』[文部科学省]平成29年3月告示
『高等学校学習指導要領』[文部科学省]平成30年3月告示
『高等学校学習指導要領』[文部科学省]平成21年3月告示
その他、授業中に適宜紹介する。

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