授業科目

教科教育法(数学)
Teaching Methodology  (Mathematics)

担当者

講師   榎本 里志
後 水4
講師   岸谷 正彦
後 金1/金2

単位

2

到達目標

教科教育法Ⅰ(数学)をふまえ、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。

授業内容

前半6回までにおいて、模擬授業をする上での注意点や、評価の意義とその方法、指導案の作成について説明する。講義中心であるが、受講者全員で討議をし、理解を深める。第7回以降は、下記の授業計画にしたがって模擬授業を行っていく。分析批評の後、模擬授業終了後、毎回その単元の内容についての小テストを実施し、課題提出をする。

授業計画

毎回の授業で予習・復習に相当する内容の課題を課すため、4時間以上の自宅学習が必要である。
講義部分の予習について。講義の資料は講義の1週間前までに配布するので、授業前によく読んで、はっきりしないところ、わからないところ等は調べ、授業中に質問する事項を明確にしておくこと。講義部分の復習について。この授業は中学校や高等学校で行う数学の授業の仕方を身につけていくことを目指すものであるから、復習は、とくに、自分が授業を行うとしたら、今回やった授業内容をどのように活かしていくのか、自分が行う模擬授業にどのように活かしていくのかという観点から考えるようにすること。言いかえれば、自分がどういう授業を行いたいのかということとつなげて復習していくこと。
模擬授業の予習について。模擬授業担当者は、1週間前の授業で次回自分が行う模擬授業の学習指導案を提出すること。作成するのは1単位時間50分間の授業の指導案である。ただし、そこには、その単元の指導計画も含めておくこと。ふつう、1つの単元の授業には数時間から十数時間の授業が必要である。その単元全体の流れ・時間配分を考えて、自分が行う1単位時間の授業を位置づけること。教科書以外の資料や配布プリント等を使う場合は、学習指導案とともにそれらを含めて1週間前に提出すること。指導案作成には多くの時間が必要である。これで十分だということはない。リハーサルを行うとよい。そうすることで実際にかかる時間とかの目安がつかめていく。また、模擬授業で使用する漢字などの書き順についても確認しておく必要がある。
生徒役となる学生は、授業予定箇所について教科書でよく調べておくこと。その上で、自分がどのような生徒役を演じるか、それについてグループ内で協議して、実際の模擬授業ではそれを演じるようにすること。
模擬授業の復習について。模擬授業担当者は、コメントで出されたこと、また自分の実感として感じたことをもとにふりかえり、その回の模擬授業の指導案の修正案を作成しておくこと。漢字、ある場合はひらがなやローマ字や数字の書き順や書体について注意されることがある。そのときは常用漢字の筆順表や、小中学生用のひらがなの練習帳やローマ字の練習帳を使って、しっかり練習しておく必要がある。生徒役については、グループごとに、演技がよかったか確認にしておくこと。反省すべき箇所があった場合は次回以後に修正するようにすること。

第1回:オリエンテーション:シラバスの記載事項について確認し、そのあと模擬授業の担当者と担当箇所を決定する。
第2回:数学教育方法論
第3回:教材・教具の研究と技術
第4回:評価の目標と意義、その方法
第5回:情報教育におけるコンピュータの活用
第6回:指導案作成及び検討
第7回:模擬授業と授業分析および指導 :方程式と関数
第8回:模擬授業と授業分析および指導:2次方程式と2次関数
第9回:模擬授業と授業分析および指導:平面図形・空間図形
第10回:模擬授業と授業分析および指導:相似・三平方の定理 、確率
第11回:模擬授業と授業分析および指導:高校数学Ⅰ
第12回:模擬授業と授業分析および指導:高校数学Ⅱ
第13回:模擬授業と授業分析および指導:高校数学AまたはB
第14回:模擬授業と授業分析および指導:高校数学Ⅲ

授業運営

第2回から第5回は、数学Ⅰの内容についてどのように指導すべきかを討議する。第6回で学習指導案の作成について説明し、第7回以降、模擬授業担当者が学習指導案を作成して、それに基づき模擬授業を行う。学習指導案はプリントして受講生全員に配布できるようにする。模擬授業終了後に授業の導入・展開・内容等について討議を行い、模擬授業受講レポートを提出してもらう。
講義の部分は復習中心だが、模擬授業に関しては必ず予習をしておくこと。これは、毎回実施する小テストのためにも必要である。

評価方法

小テスト・レポート30%、模擬授業及び指導案40%、質問・発表の回数など授業の参加度30%

オフィスアワー

授業の前後に受け付ける。

使用書

初回授業で紹介する。

参考書

『中学校学習指導要領』[文部科学省]平成29年3月告示
『高等学校学習指導要領』[文部科学省]平成30年3月告示
『高等学校学習指導要領』[文部科学省]平成21年3月告示
その他、授業中に適宜紹介する。

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