授業科目

特別実習B
Biology Practice B

担当者

教授   泉  進
後 集中
准教授 豊泉 龍児
後 集中
助教   越智 拓海
後 集中

単位

1

到達目標

ラットの解剖実習では、受講生が、①哺乳類の生体がどのように構築されているか、個々の器官がどのように機能しているかを理解すること、②生命を用いた実験に関する倫理的な心構えを身につけるとともに生命の尊さを認識することを到達目標とする。本科目は生物科学科のカリキュラムポリシーに基づいた生物科学科教育課程表の中の専攻科目B群生物系科目であるので、受講生には、必修科目(専攻科目A群主要科目)である生物学概論I, IIで学んだ基盤的な知識と本科目で得た知識との関係性のみならず、基礎動物学、動物生理学Ⅰおよび動物生理学Ⅱ、動物発生学、臨海実習(特別実習C)で学んだ動物の体制および生理機能と関連付けて、本実習の内容を理解することを求める。

授業内容

実験動物を解剖することにより、外部形態ならびに各臓器(消化器系、循環系、呼吸器系、内分泌系、脳神経系、泌尿生殖器系)の構造や配置を視覚的に捉え、生体をより深く理解することを目的とする。小型哺乳類であるラットの体制を実際に観察(スケッチ)するとともに、生理機能とを関連づけて理解する。

授業計画

事前に配布したテキストと補助資料をよく読んだ上で出席することを前提とする。毎実習日の予習として、テキストと補助資料をもとに実験ノートに自筆で手順に関する要約と実験動物ラットに関するまとめを作ってくること、ならびに下記の観察項目にある臓器の生理機能を調べておくこと。スケッチの仕上げならびにレポートの作成を復習項目とする。予習と復習を合わせて、総計18時間の自己学習を想定している。

1.実習内容および動物実験を実施するにあたって理解しておくべき倫理的問題など、実習に関する導入講義を行う。
2.雌雄の外部生殖器を中心とした外部形態の観察
3.外部皮下器官の観察(咬筋、耳下腺管、涙腺、リンパ節、耳下腺、舌下腺、顎下腺)
4.腹部の内臓の観察(肝臓、胃、十二指腸、膵臓、小腸、盲腸、結腸、脾臓)
5.消化器系の摘出
6.摘出した消化器系の観察
7.頸部の内臓の観察(喉頭、甲状腺、気管)
8.胸部の内臓の観察(胸腺、右肺、心臓、左肺、横隔膜)
9.心臓と肺の摘出
10.摘出した心臓と肺の観察
11.泌尿器系の観察(腎臓、副腎、輸尿管、膀胱)
12.雄性生殖器の観察(精巣、精嚢、凝固腺、脂肪体、輸精管、包皮腺)
13.雌性生殖器の観察(卵巣、輸卵管、子宮、脂肪体、膣)
14.脳の摘出及び観察

授業運営

夏季休暇期間中に集中して行う。受講者定員については別途案内する。7月初旬に開催する夏季休暇前の実習説明会当日に実習書と補助資料を配付する。実習説明会の日時と講堂については、生物科学科掲示版に、6月中旬までには掲示する。

評価方法

レポート(含スケッチ)60点、平常点(実験や後片付けに対する姿勢)40点で評価する。

オフィスアワー

特に定めず、原則として、教員研究室に在室時には対応する。但し、校務等の都合があるときには、再訪して頂きたい。

使用書

池田嘉平(監修)、稲葉明彦(監修)、広島大学生物学会(編集)『日本動物解剖図説』[森北出版]2012
中釜斉(編集)、庫本高志(編集)、北田一博(編集)『マウス・ラット実験ノート』[羊土社]2009

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