授業科目

無機化学(有機金属化学)
Inorganic Chemistry  (Organometallic Chemistry)

担当者

教授   川本 達也
後 金2

単位

2

到達目標

本講義の到達目標は、受講生が、①有機金属化学について知ること、②代表的な有機金属化合物の特徴を知ること、③有機金属化合物を触媒とする反応を知ること、等々を通じて化学物質について考える力を身につける。
理学部のカリキュラムポリシーに従い、幅広い教養、コミュニケーション能力、情報処理能力、及び理学の基礎から高度な化学に至る物質科学の知識と技術を修得し、それによって社会の中核として活躍できる人材を育成するためのカリキュラムを編成しており、本講義はその中で、有機金属化学の基礎から有機金属化合物の化学的知識を身につける役割を持つ。カリキュラムの順次性により、無機化学Ⅰ、無機化学Ⅱ、無機化学Ⅲ、無機化学Ⅳ、本科目の順に履修することが望ましい。

授業内容

有機金属化学は急速に発展をとげた分野であり、いまや修得が必須な重要分野のひとつである。前半はその有機金属化学の基礎について述べる。また、後半においては有機金属化合物の触媒反応への応用例について講義する。

授業計画

各回の講義内容は次のように予定しているが、時間の関係で若干前後する場合もある。
予習として、1,2年次における無機化学学習のための使用書である「無機化学の基礎」(化学同人)の21章有機金属錯体を予め読んでおくことが望ましい。
授業ごとに復習することで各講義内容を理解する。
なお、予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定している。
1. 有機金属化学とは
2. 錯体化学の基礎
3. 金属-炭素結合
4. カルボニル錯体、オレフィン錯体、ホスフィン錯体
5. カルベン錯体、カルビン錯体
6. 有機金属錯体の基本的反応
7. 有機金属錯体による触媒反応
  演習
8. 有機金属錯体の合成
  小テスト
9. 典型元素の有機金属化合物
  テスト内容についての解説
10. 配位子への求核および求電子攻撃
11. 触媒反応の基礎
12. 錯体触媒の応用
13. 錯体を用いる有機合成(1)~水素化および関連反応
14. 錯体を用いる有機合成(2)~カップリング反応
総合演習

授業運営

すべて講義形式による。
プリントを配付し、パワーポイントを使用して講義する。理解度を把握するために小テストを実施する。

評価方法

期末テスト(85%)と小テスト(15%)で評価する。
定期試験の解答内容についての問い合わせは、試験後個別に受け付けるので、今後の学習に活用して欲しい。

オフィスアワー

月曜日の15:30以降(会議等の時間を除く)、2号館228研究室(内線2712)へ。

参考書

中沢浩・小坂田耕太郎『有機金属化学』[三共出版]2010年
坪村太郎・川本達也・佃俊明『無機化学の基礎』[化学同人]2017年
John F. Hartwig『ハートウィグ有機遷移金属化学(上)(下)』[東京化学同人]2014, 2015年
授業の進行状況にあわせて適宜紹介する。

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