授業科目

情報基盤と情報倫理
Professional Ethics and Social Responsibility

担当者

教授   田中 賢
後 月3

単位

2

到達目標

インターネットは情報化社会において自由という思想を追求する中で開いたパンドラの箱である。学科のポリシーに従い、この講義では、ネットによってもたらされた自由を失うことなく、専門家として価値あるものを守り、新たな価値を生みだすよう、自ら主体的に考え行動できるようになることを目指す。

授業内容

インターネット元年といわれた1995年から24年、広大な原野だったネットにはビジネスが生まれ法が作られ社会が生まれた。この講義では、インターネットや情報システムが社会のさまざまな側面に及ぼしつつある影響について考える。大きな社会変動の中で、我々が情報科学の専門家として果たすべき役割と責務、企業のあり方について理解し、インターネットによってもたらされた恩恵を失うことなく社会を持続的に発展させていく方策について考える。

授業計画

1、授業ガイダンスと概略説明
2、インターネットの仕組みとUNIX系OS、プロトコルスタック
3、インターネットの安全性(1) ~暗号、ハッシュ、電子証明書、PKI~
4、インターネットの安全性(2) ~SSL、SSH、S/MIME~
5、通信の秘密 ~憲法 有線と無線~
6、自由の中の秩序(1) ~基本的人権から 自由とプライバシ~
7、自由の中の秩序(2) ~知的所有権 著作権、肖像権~
8、専門職業人 
9、技術者倫理 ~専門家としての責務~
10、情報システムと情報管理
11、企業と倫理
12、情報システムと社会 ~社会としてのインターネット~
13、情報システムと環境 ~持続可能なシステム~
14、まとめ ~なにがインターネットを可能にしたか オープンという理想~

本講義では毎回の授業に対して予習復習あわせて4時間程度の自己学習が必要である。次回の講義前までに配布資料に目を通し分からない部分を明確にしておくこと。授業後にはその部分を中心に全体の内容を再度確認すること。

授業運営

板書の書き写しよりも講義に耳を傾けることを求める。よって、あらかじめ講義資料を配布し、資料に要点や疑問点を記入していく姿勢で受講されたい。初回に指示するURLより各回分の講義資料をダウンロードし、予習の上講義の際に持参すること。 前期科目の情報科学概論を履修していることを前提に講義を行う。

評価方法

レポートの点数によって評価する。出席率が2/3に満たないものには単位を与えない。

オフィスアワー

火曜3限 2-217室。会議などで不在の場合があるので電子メールでアポイントをとること。メールアドレスは初回講義で通知する。

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