授業科目

統計学
Statistics

担当者

講師   岸 康人
前 金5

単位

2

到達目標

社会科学における研究のみならず、社会一般の諸問題を量的に考える上で統計の知識は不可欠なものである。本講義の到達目標は、本学の教育理念及び教養教育のカリキュラム・ポリシーに従い、受講生が、様々なデータを統計的観点から考察し、効果的なレポートを作成できるようになることである。主なポイントは次の3つとなる;(1)与えられた問題に対して適切な分析テーマを設定し、そのストーリーを構築すること、(2)分析に必要となるデータの扱いについて理解し、実際にコンピュータ上でデータを処理してその特徴を把握すること、(3)推定がどの程度信頼できるのか統計的に考察すること。

授業内容

本講義では、論文やレポートの骨組みとなる統計分析の手法について基礎から学習する。様々な調査で得られるデータにはランダム性が必ず含まれており、二度と同じデータは得られない。偶発的なデータからなるべく一般的な知識を得るためのツールが統計学であり、その分析と表現方法について、講義とコンピュータを使った演習を通して学ぶ。

授業計画

講義内容は、大きく分けると、分析レポートの作成手法、分析体験、統計の理論的枠組みの3つで構成される。予習として授業前に1時間程度、教科書または指示された資料の該当箇所を一読し、疑問点を整理し、主体的に調べることが必要である。また、復習については、3時間程度かけ、PC等で操作を繰り返し、どのような目的で処理をしているのか振り返って考えてみること、また、授業内で扱ったものの他に、興味のあるデータについて分析を適用してみることが重要である。各回のテーマは以下の通りである。

01. ガイダンス、シラバスについて、統計の意味と統計学【予習】Sec.0を読む
02. テーマと目的、表現方法について【予習】Sec.1.1-2を読む
03. データの整理、分析プラン【予習】Sec.1.3-4を読む
04. 分析ポイントと分析の手法【予習】Sec.1.5-6を読む
05. 演習:分析ワークシートの作成【予習】文献やWebでテーマについて調べる
06. 顧客分析体験:ヒストグラムと分布の特徴量【予習】Sec.2.1を読む
07. 仕入れ計画体験:相関係数と回帰直線【予習】Sec.2.2を読む
08. 品質管理体験:標準誤差とその応用【予習】Sec.2.3を読む
09. モニター調査体験:区間推定【予習】Sec.2.4を読む
10. 数値化と尺度【予習】Sec.3.1-3を読む
11. 離散型確率分布とその扱い【予習】確率分布(1)の練習問題を解く
12. 連続型確率分布とその扱い【予習】確率分布(2)の練習問題を解く
13. 点推定と区間推定 【予習】区間推定の練習問題を解く
14. まとめと今後の統計学習について【予習】Sec.5を読む

授業運営

毎回スライドを利用して内容を説明し、並行してPCで演習を行う。必要に応じてオンラインまたは印刷物での資料を配布するので、ノートとともに予習・復習に活用すること。

評価方法

ほぼ毎回出題する練習問題及び授業への貢献:40%、演習及びテスト:60%(提出物が欠けている場合、単位は認定しない)

オフィスアワー

授業後に質問を受け付ける。

使用書

『活用事例でわかる!統計リテラシー ~数学が苦手でも大丈夫!~』[noa出版]2014

参考書

小寺 平治『明解演習 数理統計 (明解演習シリーズ)』[共立出版]1986

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