授業科目

生物科学演習A
Biological Seminar A

担当者

教授   井上 和仁
前 木3
准教授 大平 剛

単位

2

到達目標

 本講義の到達目標は、受講生が、①生物を構成する原子・分子の間に起こる化学反応について知ること、②生体高分子の構造と性質について知ること、③遺伝情報の発現過程について知ること、等々を通じて生命活動を支える生体物質や細胞内で起こる代謝反応を化学的にとらえる上で欠かせない生化学の基礎的な知識を身につけることである。
 また、理学部生物科学科のカリキュラム・ポリシーに従い、分子から細胞、個体、生態系に至る各階層の生命現象について深く解析する能力を身につけるようにカリキュラムを編成しており、本講義は、分子から細胞に至る生命現象を、演習を通じて身につけられるように意図しており、生物学概論I・IIを履修してから、本科目を履修することが望ましい。

授業内容

 少人数クラスで、講義演習形式の授業によって、生物の共通性をさらに深く学修する。生物を構成する原子・分子の間に起こる化学反応、生体高分子の構造と性質、遺伝情報の発現などを中心に、授業計画に記載した事項について簡単な化学計算を含む演習を行う。講義項目ごとに資料や英文テキストを事前に配布する。英文テキストでは英語の読解力の向上を図るとともに、英文和訳を通じて簡明で正確な読解力の向上を図る。

授業計画

 各回の講義内容は一応次のように予定しているが、時間の関係で内容は前後する場合がある。また、履修者の状況によって授業計画および授業実施形態は変更する場合がある。予習として、①事前に配布する英文テキストは和訳してくること、②わからない英単語や専門用語は辞典等で調べてくること、③事前に配布されたプリントや資料は予め読んでくること、の3点が必要不可欠である。
 また、復習としては、講義時に課された演習問題を、独力で回答できるように確認することを勧める。

1. シラバスの記載事項について確認する。その上で、イントロダクションを行い、細胞を構成する元素について理解を深める。
2. 酸化反応と還元反応について理解深める。【予習】英文テキストを和訳すること。
3. 電解質と酸・塩基反応について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。
4. 溶液濃度とpHの計算について理解を深める。【予習】英文テキストを和訳すること。pHについて復習しておくこと。
5. 緩衝作用と緩衝液について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。化学平衡について予習しておくこと。
6. 緩衝液のpH計算について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。計算問題を解いてくること。
7. アミノ酸の性質について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。タンパク質を構成するアミノ酸の構造と性質をまとめておくこと。
8. タンパク質の構造と機能について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。
9. 核酸の構造と機能について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。
10. DNAの複製について理解を深める。【予習】英文テキストを和訳すること。
11. 転写について理解を深める。【予習】英文テキストを和訳すること。
12. 翻訳について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。
13. 遺伝子発現の調節について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。
14. 突然変異とDNA修復機構について理解を深める。 【予習】英文テキストを和訳すること。

授業運営

 演習は、少人数編成の利点を活かし、受講生とのコミュニケーションを十分保ちながら進める。受講生には、主体的に演習に参加し、学修することを求める。

評価方法

 定期試験60%、小テストおよびレポートによる平常点40%を総合して評価する。

オフィスアワー

 質問や指摘は講義後にもその場で受け付ける。在室時は原則として対応する。

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