授業科目
Course Title

地学実験
Experiments in Earth Science

担当者
Instructor

教授   加瀬 友喜
前 水4-水5
講師   山口 寿之
前 水4-水5

単位
Credit

2

関連するディプロマポリシー
Related Diploma Policy

時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society

到達目標
Target to be Reached

 地学が野外の総合環境科学であること、自然環境が全て長大な時間を背負った産物であることを受講生が体験を通して学ぶことを目標とする。また教員免許状の実験科目の一つとなる。

授業内容
Course Content

 地形や地質の見方、堆積物や化石などの観察、採集・解析の具体的方法を野外実習と室内作業を通して習得する。またそれらの観察のデータ記録、解析等におけるコンピュータの活用法も併せて学ぶ。

授業計画
Course Planning

 全14回の実習内容は以下のように予定している。実習の中心は野外であり天候の影響を受けるので、若干前後する場合もある。初回にテキストを配布する。各回の実習を受ける前に予習として1時間程度の時間をとり、配布したテキストと2つの使用書の該当章節を予め読んでおくこと。また復習として1時間程度で、実習後の記憶のあるうち必要な図表などの整理、まとめておくことを求めます。また次回の課題もそこから生じることを理解してもらう。 

第1回:地形の基本的な観察と記述 
 国土地理院発行の5万分の1地形図を用い、尾根や谷地形などを判別し、地形図の読み方を習得する。
第2回:歩測によるルートマップの作成
 地質調査の基礎となるルートマップを実体験する。【予習】配布テキスト、使用書「フィールドジオロジー」のB-2章を読んでおくこと。
第3回:堆積物の分類と記述 
 砕屑粒子の粒度の分類法を学び、次回以降の実習で使用する粒度見本を作成する。【予習】配布テキストの「実習:砕屑物粒子の分析」を読んでおくこと。
第4回:土屋周辺の地層の観察1 露頭の位置関係のマッピング
 平塚キャンパス近くの土屋の露頭でのルートマップの作成を行う。【予習】配布テキストの「実習:ルートマップづくり」、使用書「フィールドジオロジー」のB-5、6章を読んでおくこと。
第5・6回:日曜日を利用した屋外での貝化石層の観察と貝化石類の採集(2回分相当) 
 千葉県印西市吉高での露頭観察と貝化石試料の採取。【予習】配布テキストと使用書「フィールドジオロジー」のB-6章を読んでおくこと。
第7回:土屋周辺の地層の観察2 地層の構成物や積み重なりの記述 
 【予習】第7回から第10回の実習では、配布テキストと使用書「フィールドジオロジー」のB-3章〜B-7章を読んでおくこと。
第8回:土屋周辺の地層の観察3 地層の粒度組成の記述 
第9回:土屋周辺の地層の観察4 火山灰層の鉱物組成の記述 
第10回:土屋周辺の地層の観察5 地層の露頭間の対比 
第11回:採集二枚貝類貝化石の同定 
第11回、12回の実習では、千葉県印西市吉高での露頭観察と貝化石試料の処理と同定作業を行う。【予習】配布テキストと使用書「貝化石のしらべかた」を読んでおくこと。
第12回:採集巻貝類その他貝化石の同定 
第13回:化石の生息環境の推定 
 実習室に備えてある貝類図鑑や横山図鑑を使用し、同定したそれぞれの貝類の生息深度分布と日本列島太平洋沿岸での生息緯度分布を調べ、吉高の露頭に露出する地層の堆積環境を推定する。【予習】配布テキストの「貝化石の分析」を予め読んでおくこと。
第14回:土屋周辺の地質の地学的生い立ちや貝化石の生息環境の考察と結果のまとめ、口頭報告(パワーポイントを用いたプレゼンテーション)
 【予習】使用書「フィールドジオロジー」のC-1章〜C-3章を読んでおくこと。

授業運営
Course Management

 全て実習形式による。5月13日(日曜日)に日帰りの野外実習(千葉県)を予定している。この野外実習は、授業計画の第5・6回に相当し、1~4回までの応用編であり、また第11~12回の実習に必要な化石試料を採集することが目的である。この実習を受けないと単位が出せません。野外実習(千葉県)の日程は第1回のガイダンス時に連絡します。第14回目に調査のまとめと報告(プレゼン)を受講生全員にお願いする。以上のルールに納得できない者は履修しないこと。

評価方法
Evaluation Method

 各回の実習時の取り組み(15%)、実習時のコメントシートなど(20%)、提出した調査報告書(レポート50%)、プレゼン(15%)で評価する。出席状況は評価の対象としないが、実習を4回以上欠席した者は評価の対象としない。

オフィスアワー
Office Hour (s)

 質問や指摘は講義後に受け付ける。または事前にメールにてアポを取ってほしい。メールでの質問も可能、pt125464@kanagawa-u.ac.jp

使用書
Textbook (s)

天野一男・秋山雅彦『フィールドジオロジー』1[共立出版]2004
磯貝文男・柴田松太郎・真野勝友『化石のしらべかた』[地学団体研究会(地学ハンドブックシリーズ・7)]2001
 適宜プリントを配布する。

参考書
Book (s) for Reference

 授業中に適宜紹介する。

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