授業科目

細胞生物学
Cell Biology 

担当者

教授   箸本 春樹
前 月1

単位

2

到達目標

受講生が細胞について、以下の基本概念を理解することを目標とする。①生命の起源と進化:細胞の起源と進化、細胞の一次分類(三ドメイン説)、②細胞の構造:生体膜、細胞小器官、細胞骨格、細胞外マトリクス、細胞壁の構造とそれらの機能、③エネルギー変換、④細胞分裂、細胞周期とその制御、⑤環境情報の受容と細胞内シグナル変換、細胞間情報伝達

授業内容

分子から細胞、個体、さらには生態系へと至る生命現象の階層の中で、すべての生物が共通に持っている生命現象の基盤的な構造と機能は細胞に存在する。それ故、細胞は生命現象の基本単位と呼ばれる。生物の世界を広く見渡してみると、すべての細胞に見られる共通性(統一性)とともに生物進化の所産である多様性も同時に認識することになる。従って、細胞を研究し、理解することは生命現象の原理的理解と生命の起源や進化の理解につながる。この講義では,細胞の構造と機能、細胞の起源と進化について、主に真核細胞について概説し、生命を成り立たせるための構造・エネルギー・情報がどのようなものであるかを、細胞について学びながら考察する。また、細胞を研究するための観察法や研究法についても言及する。

授業計画

01.ガイダンス:細胞について学ぶ理由,細胞の起源と進化:生命の起源,細胞の一次分類(三ドメイン説),真核生物の起源,細胞内共生説
02.細胞の構造 ①細胞の観察法,研究法 .②細胞を構成する分子   
03.細胞の構造 ③生体膜の構造
04.細胞の構造 ④膜輸送
05.細胞の構造 ⑤ 膜胞による区画化:真核細胞の細胞内小器官
06.細胞の構造 ⑥内膜系と小胞輸送を介したタンパク質の選別輸送
07.細胞の構造 ⑥細胞骨格
08.エネルギー変換① 呼吸1.解糖
09.エネルギー変換① 呼吸2.ミトコンドリアでのATP合成
10.エネルギー変換② 光合成
11.細胞分裂 ①染色体の複製と分配,細胞質分裂
12.細胞分裂 ②細胞周期とその制御
13.刺激の受容と情報伝達:血糖量の調節
14.細胞間情報伝達機構の基礎

授業運営

全て講義形式による。Power Pointの画像を投影しながら講義をすすめる。原則としてそれらの画像を印刷して授業時に配付するので復習などに活用すること。板書も随時行うが、講義を聞きながら要点をノートに記録すること。授業中は携帯電話やスマートフォンなどの電子機器の電源を切らなければならない(ただし、障害をもつ者等で担当者が特に許可した場合は除く)。

評価方法

期末試験によって成績を評価する。出席状況は成績評価の対象にしない。

オフィスアワー

水曜日の13:30~14:30(会議等の時間を除く),2号館242研究室へ。
なお,質問や指摘は講義後にもその場で受け付ける.

使用書

特に指定しない

参考書

Urry et al.(池内。伊藤、箸本、道上監訳)『キャンベル生物学 原著9版』[丸善出版]2018年3月(刊行予定)
Simon et al.(池内。伊藤、箸本監訳)『エッセンシャルキャンベル生物学 原著6版』
その他、授業時に随時紹介する

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