授業科目

化学表現
Reading in Chemistry 

担当者

教授   木原 伸浩
前 月3

単位

2

到達目標

受講生が、
1.アルカン、アルケン、アルキン、および、基本的な芳香族化合物、アルコール、チオール、アミン、ケトン、アルデヒド、カルボン酸が命名できるようになること。
2.有機化学で使われる専門用語180単語をマスターすること。
3.有機化学に関する英文を読む力を身に付けること。
 理学部化学科のカリキュラム・ポリシーに従い、化学の各分野で、化学文献を読み書きし、化学情報をやり取りするための表現法を体系的に学修し、英語教育を行なうようにカリキュラムを編成しており、本科目は有機化学関連科目と連動して履修することが望ましい。また、ディプロマ・ポリシーに従い、自らの考えを実証し,的確に表現して伝えると共に,相手の主張を正確に理解するコミュニケーション能力があることを認定するためには、本科目を履修していなければならない。

授業内容

 「化学」は、過去から現在に至る研究者達が、無機化学、有機化学、物理化学などの専門分野のいかんにかかわらず、物質に対し疑問を持ち、探り出してきた答えの集積(情報)であり、また、その集積を土台にして新しい物質の創造と探索を行うものである。したがって、化学にたずさわる者は過去、現在、未来の時間を越え、また地域、国を越えて情報を正確に伝え、かつ受け取らなければならない。
 正確に情報を交換するには、共通の言葉をルールに従って使わなければならない。化学者間の「言語」と「ルール」には、通常の言語における“きまり”の他に化学特有の約束事がある。例えば、化学式、構造式、反応式の表わし方や称し方(専門用語)、物質の名付け方(命名法)、いろいろな量や単位の扱い方などがあり、これらを身に付ける必要がある。
 本講義においては、有機化合物の命名法(英語による)と有機化学で使われる専門用語(英語:180語)を学修し、ついで、有機化学の初歩について書かれた英文を読解する。英語は化学の世界における共通言語であり、化学の情報交換において欠かすことのできないものである。

授業計画

英語の単語は覚えてくる。英文の該当する箇所は訳出しておく。単語や英文で間違えたものは直して復習し、学修した命名法はテキスト巻末の演習を利用して復習する。

1.命名法1(直鎖飽和炭化水素)
2.英単語1(1-30)、命名法2(アルキル置換基)
3.英単語2(31-60)、命名法3(数の表し方)
4.英単語3(61-90)、命名法4(位置番号の指定)
5.英単語4(91-120)、命名法5(不飽和炭化水素)
6.英単語5(121-150)、命名法6(芳香族炭化水素)
7.英単語6(151-180)、命名法7(ハロゲン置換基)
8.英文読解1、命名法8(アルコール)
9.英文読解2、命名法9(複雑なアルコールとフェノール)
10.英文読解3、命名法10(チオールとエーテル)
11.英文読解4、命名法11(アミン)
12.英文読解5、命名法12(ケトン)
13.命名法13(アルデヒド)
14.命名法14(カルボン酸誘導体)

授業運営

1.A、Bの2クラスに分ける。
2.英単語および英文読解は毎回小テストを行なってから、解説する。
3.命名法は演習を行いながら講義する。

評価方法

期末試験の結果によって成績を評価する。ただし、小テストを全く受けていないものは評価の対象としない。
なお、期末試験については、解答のポイントについて採点終了後にdotCampusに掲載するので、今後の学習に活用することが望ましい。

オフィスアワー

質問・相談などは、随時、教室または研究室で直接、あるいは、電子メールで受け付ける。

使用書

この講義用に作成したテキストを使用する。
日本化学会化合物命名法小委員会『化合物命名法』補訂4版
日本化学会編『物理化学で用いられる量、単位、記号』要約版

参考書

廖春栄『最新全有機化合物名称のつけ方』[三共出版]
千原秀昭他共編『化学英語の活用辞典』[化学同人]
文部科学省・日本化学会編『学術用語集 化学編』増訂2版[南江堂]

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