授業科目
Course Title

情報科学概論
Introduction to Information Science

担当者
Instructor

教授   田中 賢
前 月3

単位
Credit

2

関連するディプロマポリシー
Related Diploma Policy

時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society

到達目標
Target to be Reached

本講義では、情報科学全体から選ばれた代表的な理論や技術、問題についてそれぞれの要点を理解する。それぞれの詳細には立ち入らず、各話題の背景と要点、互いのつながりなどを知ることで情報科学の全体像を知り、各人の適性と関心に応じて4年間でこれから学ぶべき科目を主体的に選択できるようになることを目指す。

授業内容
Course Content

入学直後の学生諸君はプログラミングが最も重要な学習事項だと考える傾向がある。しかし、プログラミングは問題を解決する計算手順、つまりアルゴリズムをコンピュータで実行可能な形に書き表すことであり、その意味で本質的な作業ではない。文系出身者でも論理的思考力や理解力があればプログラマにはなれるといわれる由縁である。情報科学で最も大切なことは、興味深い新たな問題を見つけたり、解法が知られていない問題に対するアルゴリズムを考案することである。このことは、コンピュータやソフトウェアがネットワークを通じて安価に利用可能になった今日において、ソフトウェアが新たな価値を生み出すために一層重視されるべきことだろう。本講義では、「計算」と「アルゴリズム」を軸に据え、情報科学の中から選んだ重要な話題をこれらと関連付けて解説する。講義の中で、チューリング賞受賞者達の貢献をたどることで今日まで情報科学がたどった道筋を振り返り、今後それが進むべき方向についても考えたい。

授業計画
Course Planning

1.はじめに ~科学と技術の違い~
2.情報理論 ~情報とは? ビットと符号~
3.アルゴリズム ~ソーティング~
4.アルゴリズム解析
5.グラフ理論 ~繋がりをモデル化する 一筆書き~
6.計算モデル ~チューリング機械と言語 ランダムアクセスマシンへ~
7.計算の複雑さ ~NP完全性とコンピュータの限界~
8.公開鍵暗号
9.ノイマン型コンピュータ ~万能チューリング機械~
10.論理回路  
11.半導体
12.プログラムと言語
13.OS
14.まとめ ~情報科学の将来~


本講義では毎回の授業に対して予習復習あわせて4時間程度の自己学習が必要である。次回の講義前までに配布資料に目を通し分からない部分を明確にしておくこと。授業後にはその部分を中心に全体の内容を再度確認すること。

授業運営
Course Management

板書の書き写しよりも講義に耳を傾けることを求める。よって、あらかじめ講義資料を配布し、資料に要点や疑問点を記入していく姿勢で受講されたい。初回に指示するURLより各回分の講義資料をダウンロードし、予習の上講義の際に持参すること。

評価方法
Evaluation Method

レポートの点数によって評価する。出席率が2/3に満たないものには単位を与えない。講義は、そのつど質問を促しながら進めていく。よい質問をしたものには加点する。

オフィスアワー
Office Hour (s)

火曜3限 2-217室。会議などで不在の場合があるので電子メールでアポイントをとること。メールアドレスは初回講義で通知する。

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