授業科目

生物学実験A
Experiments in Biology A

担当者

教授   朝倉 史明
後 木3-木4
准教授 中川 理絵
後 木3-木4

単位

2

到達目標

本実験の到達目標は、受講生が、①教科書で学修した生物学の内容を実際に見て確実な知識にすること、②植物および微生物などの生理学、生化学の基礎実験を体験すること、③DNA分析の基礎実験を体験することにある。さらに、カリキュラム・ポリシーに従い、これらの実験を通じて生物学全般について考える力を伸展させるを到達目標とする。

授業内容

 生物学の実験手法は近年、驚くばかりの発展を遂げている。本生物学実験では、細胞、染色体の観察、生理学的実験から生物の分子的基礎となるDNAの分析までを網羅する。必要に応じて、基礎的事項の解説も行う。「見てわかる」ということに重点をおいて実験を行い、細胞やDNA・タンパク質(酵素など)についての理解を深められるように心掛ける。

授業計画

 次の実験を行っていくが、順序については書き記した順とは異なる可能性がある。実験の順序は事前に連絡する。
 あらかじめ配付する資料により予習をする必要がある。また、レポートを作成し、提出期限内に提出する必要がある。これらのために、毎回の実験に対して2時間以上の自己学習が必要であると想定している。

1. ガイダンス
2. 植物の組織培養(1) 葉片培養によるカルスの形成
3. 植物の組織培養(2) カルスからの茎葉および根の再分化
4. 植物の組織培養(3) 茎葉および根の再分化の観察
5. 光合成関連実験(1) 植物の色素の分離
6. 光合成関連実験(2) 植物が吸収する光の観察
7. 光合成関連実験(3) 光合成産物の産生と貯蔵の観察
8. DNAの分析(1)植物組織からのDNA抽出
9. DNAの分析(2)PCR法による組換え遺伝子およびカーネーション内在性遺伝子の増幅
10. DNAの分析(3) 電気泳動による組換え遺伝子の有無の分析
11. パンの科学(1)酵素の性質を理解する
12. パンの科学(2)酵母によるアルコール発酵
13. パンの科学(3)コムギと小麦粉の特性
14. 遺伝子発現に関する実験

授業運営

 1.履修者は9月の最初の生物学実験の時間に、6号館110番実験室に集合のこと。
 2.履修申請者多数の場合は、生物学概論Iを既に履修した者を優先する。それでも決まらない場合は、抽選により履修者を決定することとする。
 3.次回の実験に関する資料を配付する。よく予習した上で実験に臨むこと。
 4.細かい操作を含む実験が多いので、真剣に取り組むこと。また、各実験操作の意味を理解するように心掛けること。
 5.一度休むと次週の実験に差し支えるので、ほぼ完全に出席すること。
 6.実験によっては危険な試薬を使用する場合があるので、毎回、白衣を着用のこと。貸し出し用の白衣も用意している。

評価方法

予習課題(30%)と、実験項目ごとのレポート(70%)により評価する。

オフィスアワー

 実験後の実験室、および教員の部屋(朝倉(6号館304号室)、中川(6号館303号室))にて質問を受け付ける。来室の際には、メールでアポイントメントを取ることが望まれる。メールアドレスはガイダンス時に伝える。

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