授業科目

化学実験A
Experiments in Chemistry A

担当者

准教授 岩倉 いずみ
前 月3-月4/水1-水2
後 火4-火5
助教   高橋 明
前 月3-月4/水1-水2
後 火4-火5/水3-水4
講師   織作 恵子
前 水1-水2
後 水3-水4

単位

2

到達目標

 受講生が化学実験の基本操作を習得しながら“化学”の面白さを体感し、化学の基礎を理解することを目的とします。
身の回りの物や現象を“化学の目”でみて、化学の目で考察できるようになることを目指します。

授業内容

 身の回りの化学を実験課題に取り上げて、高校で化学を履修していない学生にも取り組みやすい内容になっています。4年間の工学系教育の基礎として、化学を専攻しない学生にもわかりやすいように、色の変化や発光、固体生成など、反応を目で見ることができる実験を多く取り入れています。いずれの実験も安全に十分に配慮した内容にしてあります。

授業計画

1. ガイダンス
   シラバスの記載事項に関して確認する。フローチャートの書き方等を学ぶ。
2. 安全に化学実験を行うために
   化学実験において特に注意すべき点(安全性や化合物の取り扱い方など)を学ぶ。
3. 実験の基本操作
   サンドイッチ電池をつくりながら、器具の取り扱い方や溶液調整の仕方などを学ぶ。
4. 中和滴定
   食品や生活用品のpHを測定し、酸・塩基に関して学ぶ。
5. 振動反応(酸化・還元反応)
   振動反応の色の変化を通して、速度論に関して学ぶ。
6. 高分子の合成
   ポリウレタンフォームと6,6ナイロンを合成し、身の回りの高分子に関して学ぶ。
7. ハイドロゲル(スライム)の合成
   化学ゲルと物理ゲルを合成し、これらの違いに関して学ぶ。
8. 色素増感太陽電池の作製
   ハイビスカス色素を抽出し、色素増感太陽電池を作製することで、太陽電池のメカニズムに関して学ぶ。
9. ケミカルライトの作製
   化学発光物質を合成し、発光スペクトルに関して学ぶ。
10. 色素の合成
   アゾ染料を合成し、光と色の化学に関して学ぶ。また、発光スペクトルと吸収スペクトルの違いに関して学ぶ。
11. 色素成分の分離
   カラムクロマトグラフィーによる分離・精製手法に関して学ぶ。
12. 分子の右手・左手とは?
   香料を用いて、鏡像異性体に関して学ぶ。
13. 花火の色の化学
   アルカリ金属元素やアルカリ土類金属元素の塩を用いて、炎色反応に関して学ぶ。
14. まとめ
   身の回りの化学に関して学ぶ。
   実験全体のまとめ、及び、質疑応答の時間を設ける。
※進捗状況により、内容が前後・変更する可能性があります。

授業運営

 1回目と2回目は、講義室で授業全体についてのガイダンスおよび化学実験に必要な基礎知識について講義を行います。
また、予習課題(対象:2014年度以降入学者)を含めた実験の準備の仕方などを指示します。
 3回目以降は、23号館712号室(化学実験室)で、上記実験を順次行います。
 レポートは実験中に、所定の用紙に観察事項や結果・考察を記入し、授業終了時に提出するようにします。

評価方法

 毎回の予習課題(対象:2014年度入学者)、実験の実施内容、および提出されたレポートを対象にして成績評価を行います。
 実験などの実施状況が90%以下の者は評価対象としません。

オフィスアワー

 実験室は23号館712号室。質問などはいつでも実験室で対応します。

使用書

『化学実験指導書』[神奈川大学工学部化学教室]

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