授業科目

機械工作法
Mecanical Technology

担当者

准教授 松本 光広
後 月3

単位

2

到達目標

 本講義の到達目標は、受講生が、①製品の必要とする機能を理解し、適切な加工法を選択できる、②工作機械の機能を知り、加工因子の影響を理解して加工の高度化を考えることができる、③本講義で得た知識・知見を生産の設計に適用する力を身に付けられることである。本講義の前に、基礎製図の科目を学ぶことで、ものづくりにおいて図面から製品を実際に形にする方法を知ることができる。

授業内容

 本講義では、各種加工法の原理と特徴および工作機械、さらに関連する加工の力学基礎、材料、表面、生産システムについて講義する。

授業計画

 各回の講義内容は次のように予定している。予習として、各回のキーワードを事前に調べてくることを勧める。また、復習として、講義ノートの作成と、授業中に紹介された機械工作法の事例についてインターネットなどで検索し、理解を深めておくことが効果的である。なお予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定している。

1. ガイダンス/生産加工の概要
  シラバスの記載事項について確認し、生産加工の概要を学ぶ。
2. 加工の力学的基礎
  材料の力学的特性、ならびに加工との関係を学ぶ。
3. 金属材料の加工特性
  主な工業材料である鉄鋼材料、非鉄金属材料についてその構造や性質、ならびに工作との関係を学ぶ。
4. 表面状態とトライボロジー
  金属の表面構造、摩擦、潤滑などの基礎を学び,工作において界面で生じる現象を理解する。
5. 素材製造
  鋼を中心に、その製造技術を精錬から圧延、押出し、引抜きに至るまでを学ぶ。
6. 切削加工
  工作機械、切削機構、切削工具、切削油財などについて学ぶ。
7. 中間試験および解説
  ここまでの内容について試験(60分)を実施し、終了後に試験についての解説を行う。
8. 研削および砥粒加工
  研削加工、砥粒加工、特殊加工について学ぶ。
9. 鋳造加工
  砂型鋳造、金型鋳造(ダイカスト)、特殊鋳造などについて学ぶ。
10. 塑性加工
  材料の塑性変形能を利用する鍛造、板材成形を学ぶ。
11. 接合加工
  複数物体を一体化する接合技術について溶接、ろう接、固相接合を学ぶ。
12. プラスチックとセラミックスの加工
  プラスチック材料の種類と成形法、セラミックスの種類と工作法を学ぶ。
13. 機械加工の自動化システム
  数値制御工作機械、マシニングセンタ、工作機械の適応制御、工具寿命、生産におけるコンピュータ利用について学ぶ。
14. 最終試験および解説
  本授業の内容について試験(60分)を実施し、終了後に試験についての解説を行う。

授業運営

 講義は、配布資料および視聴覚教材を用いて実施する。

評価方法

 授業中のミニレポート40点、中間試験30点、最終試験30点の配分で採点する。

オフィスアワー

 質問や相談等は、授業終了後の月曜日5時限に23号館708室で受け付ける。

使用書

 適宜プリントを配布する。

参考書

尾崎龍夫ほか『機械製作法Ⅰ』[朝倉書店]1999年
有浦泰常ほか『機械製作法Ⅱ』[朝倉書店]2007年
小坂田宏造編著『基礎生産加工学』[朝倉書店]2001年

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