授業科目

計測工学
Instrument Engineering

担当者

教授   久宗 周二
前 金5

単位

2

到達目標

 本講義の到達目標は、受講生が、①各種の特性を定量的に計測する重要性を認識すること、②計測対象の特徴に応じて適切な計測方法を選択できる知識を得ること、③物理量や心理量、人の行動について計測、記録、分析、評価の手法について理解することである。加えて、演習を通じて、④計測について対する理解を深めることを目標とする。

授業内容

 身の回りの製品やシステムの多くは、様々な計測に基づいて、設計、生産、保守運用がなされている。これらの製品やシステムを適切に利用するためには、その特性、そして適切な計測・評価方法についてよく知っておく必要がある。本科目は、講義のほかに、実験形式の演習を行う。講義では、さまざまな計測方法の基礎を学んでいく。演習では、配付資料を基に、各種計測と、データの処理、結果の解釈などについて学習する。

授業計画

 各回の内容は次のように予定しているが、進捗状況により内容は前後する場合がある。
また、2年次前期までに学んだ「人間工学Ⅰ」等の関連内容を理解しておくことが望ましい。
 予習は授業の資料を熟読すること。復習としては、講義時に示した理論・知見などを身近な問題・事例に当てはめて考察してみること、および、周辺科目(人間工学Ⅰ、環境マネジメントⅠ・Ⅱ、労働安全衛生、ヒューマンインタフェイス、ユーザビリティ工学など)の関連項目について学ぶことを勧める。
 復習としては、講義時に示した理論・知見などを身近な例に当てはめて考察してみること。また、周辺科目(物理、生体計測、心理計測、行動科学など)における関連項目について併せて学んでおくことを勧める。各回の講義内容は次のように予定しているが、時間の関係等で若干前後する場合もある。

1. ガイダンス:計測工学の概要
2. 計測の基礎:性能、誤差の扱い、単位
3. 長さを測る、長さの計測方法、大きさの計測
4. 演習1:身体寸法の計測とデータ処理
5. 人間の計測(1):機能
6. 人間の計測(2):モチベーション
7. 人間の計測(3):ストレス
8. 人間の計測(4):リーダーシップ
9. 演習Ⅱ:人間の計測による評価など
10. 人間の行動を測る (1) 行動の計測方法、公共施設(空港、駅)
11. 人間の行動を測る (2) 施設(レストラン、ロータリー)
12. 人間の行動を測る (3) 輸送施設(列車、バス)
13. 演習Ⅲ:人間行動の計測とデータ処理
14. 計測工学のまとめ

授業運営

 講義形式と演習形式で進める。講義では、計測に関する基礎について、理解度の確認のため小テストを実施する。演習では、データ計測の手続きや測定結果、その解釈などをまとめるレポート課題を課す。演習には積極的に参加し、講義で学習した知識を活用して課題へ取り組むこと。

評価方法

評価方法は、最終試験(参照不可、記述式試験) 50%、レポートおよび授業中の演習課題50%として総合評価する。評価基準の詳細は、開講時に教室で説明する。
 なお、講義を4回以上欠席した者は、評価の対象としない。

オフィスアワー

 火曜日昼休み(12:30-13:30)、23号館627室。簡単な質問等は、在室時はいつでも受け付ける。
 メールでの問い合わせは、hisamune@kanagawa-u.ac.jpでお願いいたします。

参考書

久宗周二『街角の行動観察「増補版」』[創成社]2013

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