授業科目

環境マネジメント
Environment Management 

担当者

教授   久宗 周二
後 火2

単位

2

到達目標

 本講義の到達目標は、受講生が、技術者として必要な作業環境マネジメントの基礎知識と視点を習得し、日常生活および産業場面で身近な問題・対象に活用できる実践力を養うことである。

授業内容

 本講義では、労働安全衛生における三管理(作業環境管理、作業管理、健康管理)の一つである作業環境管理を主な対象とする。本講義では、作業者の健康や意欲を損なわない作業環境設計論、すなわち生活・産業場面の照明・騒音・温熱環境など、環境条件は作業の安全・効率・快適性および作業者の健康にさまざまな影響を及ぼすこと、人間の諸特性を考慮した労働安全衛生マネジメントシステムが必要不可欠であることを学ぶ。
 授業内容は、下記の授業計画に示すように、環境を含めた労働安全衛生マネジメントシステムの範囲と意義、作業の安全性・効率・健康障害の評価と、環境設計・改善の方法論と事例などについて取り上げる。

授業計画

 各回の講義内容は次のように予定しているが、時間の関係等で若干前後する場合もある。
 テキストを読んだ上で出席していることを前提に講義するので、予習として、各回の該当頁をあらかじめ読んでくること、3年次前期までに学んだ「人間工学Ⅰ・Ⅱ」「実験実習Ⅰ」等の関連内容を理解しておくことが重要である。
 復習としては、講義時に示した理論・知見を身近な生活・作業環境の問題・事例に当てはめて考察してみること、および、周辺科目(人間工学Ⅰ・Ⅱ、労働安全衛生、ヒューマンインタフェイス、ユーザビリティ工学など)の関連項目について学ぶことを勧める。さらに、毎日の生活の中で環境問題をめぐる報道(新聞記事・ニュース等)に広く目を向け、自ら調べようとする姿勢をもつことが望ましい。各回の講義内容は次のように予定しているが、時間の関係等で若干前後する場合もある。

1. 環境マネジメントとは:環境管理と環境経営、対象範囲、目的と意義
2. 人間と環境 (1):物理的環境と生理・心理的環境、人間特性の理解
3. 人間と環境 (2):国際規格・国内規格の動向
4. 労働環境対策 (1):導入方法と人間工学的対策
5. 労働環境対策 (2):物理的環境の確保
6. 労働環境対策 (3):機械の安全、利便性
7. 労働環境対策 (4):有害物の隔離、電気の安全
8. 労働環境対策 (5):照明の確保
9. 労働環境対策 (6):物資の運搬
10. 労働環境対策 (7):衛生設備の確保、チームワーク
11. 労働安全衛生マネジメントシステム (1) :導入方法と国内外の動向
12. 労働安全衛生マネジメントシステム(2):参加型改善とその効果
13. 労働安全衛生マネジメントシステム (3) :実践事例と演習
14. 総括:最終試験、生活・産業場面における環境マネジメントの目標と動向

授業運営

 講義形式を中心とし、生活・産業場面における事例紹介、身近な環境マネジメント上の問題に関する演習およびレポート課題を通して、環境マネジメントに対する関心と理解を深められるように計画している。詳細については、開講時に説明する。

評価方法

 評価方法は、最終試験(参照不可、記述式試験) 50%、レポートおよび授業中の演習課題50%として総合評価する。評価基準の詳細は、開講時に教室で説明する。
 なお、講義を4回以上欠席した者は、評価の対象としない。

オフィスアワー

 火曜日昼休み(12:30-13:30)、23号館 627室。簡単な質問等は、講義時間後や在室時はいつでも受け付ける。
 メールでの問い合わせは、hisamune@kanagawa-u.ac.jpでお願いいたします。

使用書

久宗周二『参加型自主改善活動のすすめ 自主的な労働安全衛生の実施を目指して[ISBN:9784794424761]』初版[創成社]2016

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