授業科目

空調設備
Air Conditioning Systems 

担当者

教授   奥山 博康
前 木3

単位

2

到達目標

 本講義の到達目標は、受講生が「空調設備Ⅰ」で学んだ熱負荷計算法と湿り空気線図等の知識を持つことを前提として、さらに高度で専門的な空気調和設備を設計するための知識と技術を修得することである。特にダクトによる空気分配系、冷温水配管系、熱源と各種空調方式、および省エネルギーと地球環境負荷の削減策等も学修することを目標とする。

授業内容

 建物の室内温熱・空気環境(気温・湿度・気流・放射・空気清浄度)を調節するための空気調和設備(冷房・暖房・換気・調湿)を実際に設計する方法について学修する。まず、制気口、ダクト、冷温水配管、搬送機器、換気と空気清浄、各種空調方式と熱源機器について学修し、さらに省エネルギー対策、地球環境負荷削減における空調設備、各種建築設備との関連についても講述する。

授業計画

 次の全14回の授業にあたり、2年次科目の「空調設備Ⅰ」の教科書やノートの基礎事項について、下の毎回の内容に対応するところを復習しておくことが必要である。予習としても同様に対応する教科書の該当ページを読んでくることが必要である。授業時間中あるいは宿題として演習問題を行うが、終了後または提出後に問題の解説を行う。併せて質問を受け付ける。

1. ガイダンス,空調設備Iの復習と空調設備IIの概要
2. 吹出口・吸込口と室内空気分布
3. ダクトの設計(1) ダクトの計画、等摩擦法による簡易設計
4. ダクトの設計(2) 送風機の原理、圧力と風量の関係と送風機の必要動力
5. 配管の設計  (1) ポンプの原理、圧力と流量の関係とポンプの必要動力
6. 配管の設計  (2) 空調機器をつなぐ冷温水配管、リバースリターンと流量制御
7. 換気と空気清浄
8. 各種空調方式と熱源システム(1) 熱源方式と省エネルギーと快適性、LCA
9. 各種空調方式と熱源システム(2) 空調方式と換気方式
10.エネルギー供給・利用計画
11.空調設備と省エネルギー  (1) 省エネルギーのまとめ、搬送における工夫、熱源における工夫
12.空調設備と省エネルギー  (2) 各種省エネルギー基準
13.空調設備と地球環境負荷  (1) 地球環境負荷について復習、建築の5段階における地球環境負荷
14.空調設備と地球環境負荷  (2) 建築設備の地球環境負荷削減対策

 ただし前述の毎回の内容は進捗状況により前後することもある。

授業運営

 本講義では「空調設備Ⅰ」を習得していることが前提となる。また「建築環境工学I及び演習」「給排水衛生設備」をも履修しておくことが望ましい。 講義中または宿題として演習問題を十数題課す。
 講義中に演習を行うので、関数電卓、三角定規、赤・青の筆記道具を毎回持参すること。

評価方法

 成績評価は講義時間中に行う小テスト(20%)と期末試験(80%)で行う。原則として出席が80%に満たない場合には評価の対象としない。

オフィスアワー

 質問は、講義中でも講義直後でも受け付けるが、これ以外では、水曜と金曜日と土曜を除き12:00~13:00に8号館-56号室でも受け付ける。さらにメールでも受け付ける。

使用書

空気調和・衛生工学会編『空気調和設備計画設計の実務の知識』改定第4版第1刷[オーム社]2017年3月

参考書

田中俊六・他『最新 建築設備工学』改訂版第8刷[井上書院]2017年2月
空気調和・衛生工学会編『空気調和・衛生工学会便覧 第2・3巻』第14版[空気調和・衛生工学会]2010年

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