授業科目

鉄筋コンクリート構造
Reinforced Concrete Structure

担当者

教授   島崎 和司
後 火3

単位

2

到達目標

 鉄筋コンクリート構造は、コンクリートと鉄筋を組み合わせた構造で、コンクリートと鋼材の互いの欠点をカバーする、合理的で、造形性に優れた構造形式である。本講義の到達目標は、受講生が、これを構成するコンクリートと鉄筋の性質と、複合構造体としての構造部材についての強さや粘りの特性を理解し、鉄筋コンクリート構造物の断面算定の基本、大地震時の安全性の確保、施工技術等に関する専門知識を身につけることである。構造コースに所属するものは、次年度構造コース必修科目である「鉄筋コンクリート構造設計演習」の入門科目として履修しておくことが望ましい。

授業内容

 本講義では、あらかじめHPで公開する資料に従って、鉄筋コンクリート構造についての基礎的知識を講義する。力学的性質の理解のために演習を何度か行う。毎回の授業のパワーポイントはあらかじめHPに掲載されるので、その内容を見て予習しておくこと。また、復習としては、各部材の基本的な特性について整理したノートを作成すること。なお、予習復習合わせて4.0時間の自己学習を想定しているが、復習については、演習に要した時間を含めて良い。

授業計画

 あらかじめ「建築の力学及び演習」、「骨組みの力学Ⅰ及び演習」を履修し、並列して「骨組みの力学Ⅱ及び演習」を履修することが望ましい。毎回の授業のパワーポイントはあらかじめHPに掲載されるので、その内容を見て予習しておくと効果的である。
 また、復習としては、新しく習った用語の確認と、各回の鉄筋コンクリート部材の基本的な特性について整理したノートを作成すると良い。演習においては、返却された演習について、改めて見直してみることが効果的である。

1.ガイダンス、鉄筋コンクリート構造の概要と作り方(DVD)
2.コンクリートと鉄筋の性質
3.曲げを受ける部材(1)、単筋梁の挙動
4.曲げを受ける部材(2)、複筋梁の挙動
5.曲げを受ける部材(3)、配筋
6.中心圧縮を受ける部材、曲げと軸力を受ける部材(1)、無筋コンクリート柱
7.曲げと軸力を受ける部材(2)、鉄筋コンクリート柱
8.せん断力を受ける部材(1)、トラス、アーチ機構
9.せん断力を受ける部材(2)、せん断に対する検定
10.鉄筋とコンクリートの付着・定着、柱梁接合部
11.耐震壁
12.スラブ・基礎
13.コンクリートのクラック、耐久性、エイジング
14.鉄筋コンクリート造の耐震安全性、復習

授業運営

 授業は教科書・プロジェクター・配布資料を用いた講義形式で行うが、途中主要構造部材の断面の性質や算定法についての理解を深めるために演習を行う。演習時には電卓が必要である。

評価方法

 本講義では、鉄筋コンクリート構造のしくみと、どのように外力に抵抗して安全性と使用性を確保するかを理解し、必要な断面の概算ができることを求めており、演習40%(遅れたものは評価しない)、試験60%として総合評価する。

オフィスアワー

 木曜日3限12-35室
 メールアドレス:shimazaki@kanagawa-u.ac.jp

使用書

資料をHPで公開するので、各自印刷・製本して使用すること。

参考書

日本建築学会『鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説』[日本建築学会(丸善)]2010年
日本建築学会『鉄筋コンクリート構造計算用資料集』[日本建築学会(丸善)]2002年

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