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 授業科目
 Course Title
現代の経済問題F
null
 担当者
 Instructor
教授   浦上 拓也  後学期 水曜日1時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
本講義は経済学部のカリキュラム・ポリシーに従い、現代の経済・経営問題に焦点を当てるものである。具体的には、環境や技術の変化によって、流通業に関連する分野において、従来と異なる新しいマーケティングが生まれているが、それらを理解し、考察できる力を少しでも身につけることである。そのために、①流通業に近接する領域のマーケティングにおける基礎理論を概観し、②従来と異なるマーケティング事例を観察し、③従来と異なるマーケティング事例に対して、分析・考察を試みる。
 
授業内容
流通業(主には小売業)に関連する分野において、従来と異なる新しいマーケティングが生まれ成長しつつあり、既存の流通業は対応を迫られている。例えば、次のような動きがある。デジタル技術の発展によって、C to C型のプラットフォーム・ビジネスやサブスクリプション・サービスが生まれている。それによって、既存の流通業は業態やチャネルの再設計を迫られ、例えばオムニチャネル化などを進めている。また、デジタル技術の発展は、マーケティング・ミックスのレベルにも大きな影響を与え、顧客関係構築のプログラムは大きく変化し、発展しつつある。このような大きな環境変化に対して、将来のビジネスを安定させるためにも、強いブランドへの取組みが試みられている。製品としてのプライブート・ブランド(PB)だけでなく、自社ブランドの強化も課題である。
以上のような動きは網羅的ではないが、代表的なものであるとは言えるだろう。このような問題を考察していくために、まずは授業の前半で、流通業に関する理論だけではなく、流通業に近接する領域のマーケティングの基礎理論を概観していく。その上で、授業の後半で、具体的な動きを観察し考察を試みていく。
 
授業計画
各回の講義内容は次のように予定しているが、進行状況により前後する場合もある。
予習は、配布資料と参考書の関連する部分(下の各回ごとの欄に記載)を、まずはしっかりと読むことである。その上で授業にのぞみ、復習は自分自身でも事例を発見し、分析を試みることである。自分自身で情報収集し、考察を試みることが、理解を深めることにつながる。なお、予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定している。
参考書欄に3冊あげているが、もう1冊、矢作(編著)(2011)『日本の優秀小売企業の底力』をあげておく。

なお、授業計画は、全14回の内容を担保することを前提として、12回で実施する。授業計画の詳細については、第1回目の授業で説明する。

1.ガイダンス
シラバスについて確認し、授業の概要を理解する。
2.マネジリアル・マーケティング
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。池尾 他(2010)1・2・10・14章。
3.流通業のマーケティング
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。矢作(2011)序・終章(上の授業計画欄であげた参考書)。
4.ブランド・マーケティング
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。池尾 他(2010)16章。
5.関係性マーケティング
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。池尾 他(2010)21・22章。
6.サービス業のマーケティング
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。池尾 他(2010)23章。
7.デジタル・マーケティング
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。西川・澁谷(2019)1・2・4章など。
8.中間のまとめ
9.プラットフォーム・ビジネス
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。西川・澁谷(2019)5・6章など。
10.オムニチャネル戦略
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。西川・澁谷(2019)9章など。
11.小売業のプライベート・ブランド(PB)戦略
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。矢作(2014)1・2章。
12.メーカーのデュアル・ブランド(NB[ナショナル・ブランド]とPB)戦略 ~理論と事例~
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。矢作(2014)4・5章。
13.メーカーのデュアル・ブランド(NB[ナショナル・ブランド]とPB)戦略 ~事例とまとめ~
【予習】参考書の関連する章を読んでおく。矢作(2014)終章。
14.まとめ

 
授業運営
授業は基本的にオンタイム型(ZOOM)で行う。Microsoft Teamsにより事前に配布資料を提供する。
 
評価方法
授業内容を踏まえた上で企業のマーケティングを分析するなどのレポートを3回程度課す予定である。提出状況と内容により総合的に評価する。
 
オフィスアワー
質問・相談などは、授業終了後に対応する。また、メールでも受け付ける(ft101954qg@jindai.jp)。
 

参考書
池尾恭一・青木幸弘・南知惠子・井上哲浩『マーケティング』[有斐閣]2010
矢作敏行(編著)『デュアル・ブランド戦略 NB and/or PB』[有斐閣]2014
西川英彦・澁谷覚(編著)『1からのデジタル・マーケティング』[碩学舎]2019

 
 
 
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