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 授業科目
 Course Title
現代日本経済論
Contemporary Japanese Economy
 担当者
 Instructor
教授   飯塚 信夫  後学期 月曜日2時限-木曜日4時限
      /月曜日3時限-木曜日1時限
教授   比佐 章一  前学期 月曜日2時限-木曜日4時限
  後学期 月曜日2時限-木曜日4時限
講師   長雄 幸一  前学期 木曜日2時限-木曜日3時限
講師   橋本 悟  後学期 水曜日1時限-水曜日2時限
 単 位
 Credit
4

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 経済学部のカリキュラム・ポリシーに従い、本講義の到達目標は、受講生が①日本経済の現状を知り、課題について自ら考える力をつけるようになる、②経済学の基本的な考え方を理解できるようになる、③各種データ・資料を自分で探し、理解を深めることができるようになる――である。
 本講義は、経済学部のカリキュラム・ポリシーに従い、現代の経済現象を正確に認識し、実践的に対応する能力を培い、経済学・商学の基礎学力と応用力とをバランスよく備えた専門的職業人を育成するために、日本経済という題材を用いて、受講生に経済学の基礎を身につけるとともに、日本経済の実態を正確に把握・認識できるような知識を身につけることが可能となる講義を行う。そして本講義は、1年次の学科基本科目として位置づけられ、2年次以降の専門的な学びへの橋渡しの役割を担っており、日本経済という題材を用いて、受講生に経済学の基礎を身につけてもらう講義としたい。

 
授業内容
 授業では、最初に日本経済の全体像をとらえるために必要な基礎知識について、財政・財政政策、社会保障、金融・金融政策、企業活動、労働、貿易および農業についてとりあげ、解説を行う。その後、第2次世界大戦以降の日本経済の歴史的経緯と現在の日本経済との関連性・つながりについて学ぶ。

【実務経験のある教員による授業科目】
飯塚は、民間の総合研究所(シンクタンク)で日本および世界経済を分析するエコノミストの経験があり、その経験を生かして講義を行う。
 
授業計画
各回の講義内容は一応次のように予定しているが、若干前後する場合もある。本講義は、内容が専門的な内容に踏み込んだものとなるため、経済入門の講義で使用した『初めて学ぶ人のための経済入門』と同じ内容の順番で講義を行っていく。また講義は、テキストを読んだうえで出席していることを前提として行うので、テキストの各回の該当ページを事前に読み、わからない点を確認しておくこと。また復習としては、講義内で話された内容について、テキストを再読するとともに、現実の経済の現状および今後の在り方などについて考察すること、およびミクロ経済学、マクロ経済学などの科目の関連項目についても併せて確認し、学んでおくことを勧める。
予習、確認問題および復習で計4時間程度の自己学習を想定しています。

1. シラパスの確認・日本経済の読み方(1)
テキスト内容:序章第1節
【予習】現代経済の仕組みなどについてまとめておくこと。
【復習】マクロ経済学で使用する経済モデルの枠組みを理解する。

2. 日本経済の読み方(2)
テキスト内容:序章第2節
【予習】国内総生産(GDP)などについてまとめておくこと。
【復習】国内総生産(GDP)などの内容や、ストック・フローの概念等を正しく理解する。

3. 財政・財政政策(1)
 テキスト内容:序章第3節および第7章第1節~第2節
【予習】日本が抱える少子高齢化などの課題などについてまとめておくこと。
【復習】政府と財政の役割、予算の仕組みなどについて正しく理解する。

4. 財政・財政政策(2)
 テキスト内容:第7章第3節~第5節
【予習】歳出・歳入の中身などについてまとめておくこと。
【復習】財政赤字の現状と問題点、財政再建の行方などについて正しく理解する。

5. 社会保障(1)
テキスト内容:第6章第1節~第2節
【予習】社会保障制度の基本などについてまとめておくこと。
【復習】医療制度の現状と課題について正しく理解する。

6. 中間まとめ(1)
【予習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第1回~第5回)などについてまとめておくこと。
【復習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第1回~第5回)を正しく理解する。
 
7. 社会保障(2)
テキスト内容:第6章第3節
【予習】公的年金制度の基本などについてまとめておくこと。
【復習】公的年金制度の現状と課題について正しく理解する。

8. 金融・金融政策(1)
テキスト内容:第8章第1節~第2節
【予習】金融の役割の概要などについてまとめておくこと。
【復習】中央銀行である日本銀行の役割などを中心に日本の金融市場の仕組みについて正しく理解する。

9. 金融・金融政策(2)
テキスト内容:第8章第3節~第4節
【予習】為替レートの決定メカニズムなどについてまとめておくこと。
【復習】為替介入の仕組みや近年の非伝統的な金融政策について正しく理解する。

10. 企業活動(1)
テキスト内容:第4章第1節
【予習】会社制度の概要などについてまとめておくこと。
【復習】日米欧などにおける会社運営の違いおよびその歴史的変遷について正しく理解する。

11. 中間まとめ(2)
【予習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第7回~第10回)などについてまとめておくこと。
【復習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第7回~第10回)を正しく理解する。

12. 企業活動(2)
 テキスト内容:第4章第2節~第3節
【予習】日本の産業構造と日本型企業システムの変化についてまとめておくこと。
【復習】グローバル化、IT化が企業行動に与えた影響などについて正しく理解する。

13. 労働(1)
テキスト内容:第5章第1節~第2節
【予習】労働市場の特徴とその特殊性についてまとめておくこと。
【復習】人的資本理論などの労働理論や日本型雇用システムの変化などについて正しく理解する。

14. 労働(2)
テキスト内容:第5章第3節~第4節
【予習】日本における女性および高齢者の就労状況などについてまとめておくこと。
【復習】女性および高齢者の就労就業をめぐる課題や政策について正しく理解する。
 
15. 中間試験
 第1回~第14回までの内容に関する中間試験を実施する。
【予習】第1回~第14回までの内容についてまとめておくこと。
【復習】第1回~第14回までの内容を正しく理解する。


16. 貿易(1)
テキスト内容:第9章第1節~第2節
【予習】日本の貿易構造についてまとめておくこと。
【復習】日本の貿易構造の変化や、海外投資の動向について正しく理解する。
   
17. 貿易(2)
テキスト内容:第9章第3節~第4節
【予習】第2次世界大戦後の貿易自由化の歴史についてまとめておくこと。
【復習】GATT,WTOなどの貿易交渉の歴史について正しく理解する。

18. 日本経済の歩み(1)
テキスト内容:第1章第1節
【予習】戦後復興期(1940年代後半~50年代前半)における日本経済の課題についてまとめておくこと。
【復習】戦後復興期における経済政策などについて正しく理解する。


19. 日本経済の歩み(2)
テキスト内容:第1章第2節
【予習】高度成長期(1940年代後半~50年代前半)における日本経済の課題についてまとめておくこと。
【復習】高度成長期における経済政策などについて正しく理解する。

20. 中間まとめ(3)
【予習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第16回~第19回)などについてまとめておくこと。
【復習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第16回~第19回)を正しく理解する。

21. 日本経済の歩み(3)
テキスト内容:第1章第3節
【予習】石油ショックと低成長期(1970年代~80年代前半)における日本経済の課題と国際情勢の変化についてまとめておくこと。
【復習】石油ショックと低成長期における政府の対応などについて正しく理解する。


22. 日本経済の歩み(4)
テキスト内容:第2章第1節~第2節
【予習】バブル景気の特徴とそれに対する日本経済の課題についてまとめておくこと。
【復習】バブル景気が起きた原因とその当時の日銀を含む銀行や企業の対応などについて正しく理解する。


23. 日本経済の歩み(5)
テキスト内容:第2章第3節~第4節
【予習】バブル崩壊の特徴とそれに対する日本経済の課題についてまとめておくこと。
【復習】バブル崩壊が金融機関や企業に与えた影響などについて正しく理解する。

24. 中間まとめ(4)
【予習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第21回~第23回)などについてまとめておくこと。
【復習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第16回~第19回)を正しく理解する。

25. 日本経済の歩み(6)
テキスト内容:第2章第5節
【予習】2000年代における日本経済の特徴についてまとめておくこと。
【復習】2000年代における構造改革の意義とその課題などについて正しく理解する。

26. 日本経済の歩み(7)
 テキスト内容:第3章
【予習】リーマンショックおよび東日本大震災が日本経済に与えた影響についてまとめておくこと。
【復習】リーマンショック以降の経済政策の内容とその課題などについて正しく理解する。

27. 農業
 テキスト内容:第10章
リーマンショック以降の近年の日本経済の動向について学ぶ(第3章)
【予習】日本農業の現状についてまとめておくこと。
【復習】日本農業の抱える課題とそれに対する政府の対応などについて正しく理解する。

28. 総まとめ(5)
【予習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第25回~第27回)などについてまとめておくこと。
【復習】dotcampusもしくは講義内で実施した小テストの内容(講義内容:第25回~第27回)を正しく理解する。

 
授業運営
 全て講義形式による。授業運営の詳細については初回授業時間中に改めて説明するが、授業時にはパワーポイントを使用する。「dotCampus」の所定欄に、毎回使用するパワーポイントスクリーンとほぼ同内容のレジュメ(PDF)及び資料を原則として前週末までに掲載するので、資料に対する「入門・日本経済」(第5版)のテキスト内容も併せて読みながら、予習及び授業時に活用して欲しい。
なお、授業中は講義を聴いて頭に浮かんだ自分なりの考えや疑問を大切にし、メモしておくことが効果的である。不明な用語の確認等は、講義中ではなく復習として行うこと。
 なお講義内の質問は歓迎するが、私語は厳禁である。飲食や無用の出入りも当然のことながら厳禁である。携帯電話の電源は切ること(マナーモード不可)。違反者は退場を命じ、指示・命令に従えない者は定期試験から減点する。
 なお講義内に行う小テストについては、原則として、次回の講義内で解答・解説を行う。


 
評価方法
 中間試験(40%)、期末試験(40%)、dotcampus上の復習テストもしくは授業内小テスト(20%)で換算した合計得点で相対評価する。具体的には、合計得点の上位75%程度を合格とする(相対評価は、この科目に限らず、履修者が100名を超える授業科目について経済学部でとられている措置です)。
 
オフィスアワー
飯塚先生: 木曜日 12時30分~13時30分 研究室(1-604)にて
比佐:月曜日12時30分~13時30分、研究室(1-504)にて。

なお全教員とも、講義終了時に随時質問に答える。

 
使用書
浅子和美・飯塚信夫・篠原総一『入門・日本経済』第6版[有斐閣]2015
松村敏・玉井義浩『初めて学ぶ人のための経済入門』[培風館]2010

参考書
八代尚宏『日本経済論・入門』[有斐閣]2013

 
 
 
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