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 授業科目
 Course Title
社会経済学
Political Economy
 担当者
 Instructor
講師   高島 浩之  後学期 木曜日4時限-木曜日5時限
      /金曜日2時限-金曜日3時限
      /土曜日1時限-土曜日2時限
 単 位
 Credit
4

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 社会経済学は、経済活動における相互関係やメカニズムを明らかにし、経済構造が変化し発展する法則を究明する学問です。
 本講座の到達目標は、受講生が資本主義経済の基礎理論を学ぶことを通して経済構造と動態の理解を深めることです。
 また社会経済学は、経済学部のカリキュラムポリシーに従い、経済学史・経済史・経済政策等と関連して履修することが望ましいです。
 
授業内容
 下記の使用書(テキスト)に沿って講義します。前半は、資本主義経済の前提をなす商品・貨幣流通から資本の分析に進み、資本・賃労働関係と資本蓄積の一般法則を解明します。
 後半は、研究対象を資本の生産過程から流通過程に移行させマクロ的にみた商品の需給関係を考察し、その後、自由競争のもとで成立する生産価格および利潤率について講義する予定です。
 
授業計画
 講義内容は次のようになります。ただし授業の進捗状況により内容は前後することがあります。
 予習としてテキストで各回の該当部分を読んで、不明な用語を調べておいて下さい。
 また、復習として再度ノートなどを参照し講義内容を整理しておいて下さい。
 予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定していますが、予習については
 複数回分をまとめて実行しても構いません。復習については毎回学習時間を確保して下さい。

 1.講義の概要とシラバス記載事項の確認
【予習】教科書の序説の内容をまとめておく
【復習】社会経済学の分析内容と方法を確認する
 2.社会科学としての経済学
【予習】序説2の内容をまとめておく
【復習】社会科学に占める経済学の位置を理解する
 3.商品の二要因と労働の二重性
【予習】第Ⅰ編第1章「商品」第1節を読み、その内容を理解しておく
【復習】商品の二要因と労働の二重性の関連を確認する
 4.価値形態-価値表現の論理・価値形態の発展
【予習】第1章第2節を読み、その内容を理解しておく
【復習】価値表現の発展形態を確認する
 5.交換過程-貨幣成立の必然性
【予習】第1章第4節を読み、その内容を理解しておく
【復習】貨幣成立の必然性を確認する
 6.流通手段としての貨幣と恐慌の原基形態
【予習】第2章「貨幣」第2節を読み、その内容を理解しておく
【復習】流通手段としての貨幣の機能を理解し、それとの関連で販売不能の波及過程を確認する
 7.支払い手段としての貨幣と貨幣恐慌の可能性
【予習】第2章第3節を読み、その内容を理解しておく
【復習】支払手段としての貨幣の機能を理解し、それとの関連で不払の連鎖過程を確認する
 8.貨幣の資本への転化
【予習】第3章「資本」第1節を読み、その内容を理解しておく
【復習】貨幣と資本の運動形態の相違を確認する
 9.労働過程と価値増殖過程
【予習】第3章第2節を読み、その内容を理解しておく
【復習】価値増殖の観点から資本は不変資本と可変資本に区分されることを確認する
10.絶対的・相対的剰余価値の生産
【予習】第2節の2・3を読み、その内容を理解しておく
【復習】絶対的と相対的剰余価値生産の相違を確認し、生産力の発展が相対的剰余価値の生産条件となることを理解する
11.生産力発展のメカニズム-特別剰余価値の成立・消滅
【予習】第3章第3節の「特別剰余価値に関する補説」を読み、その内容を理解しておく
【復習】新生産方法の導入が特別剰余価値の取得にあることを確認する
12.資本の蓄積過程-資本関係の再生産
【予習】第4章「資本の蓄積過程」第1節を読みその内容を理解しておく
【復習】資本の蓄積過程が資本関係の再生産であることを確認する
13.剰余価値の資本と収入とへの分割
【予習】第4章第2節を読み、その内容を理解しておく
【復習】剰余価値が資本と収入に分割することを確認する
14.資本蓄積と雇用-資本蓄積の一般法則
【予習】第4章第3節を読み、その内容を理解しておく
【復習】資本構成が不変と高度化する場合の雇用関係を確認する
15.貨幣資本・生産資本・商品資本の循環
【予習】第Ⅱ編第1章「資本の循環」を読み、その内容を理解しておく
【復習】資本循環の総過程を確認する
16.資本の回転-固定資本と流動資本
【予習】第2章「資本の回転」第2節を読み、その内容を理解しておく
【復習】資本は価値移転の様式から固定資本と流動資本に区分されることを確認する
17.社会的総資本の再生産と流通-単純再生産
【予習】第3章「社会的総資本の再生産と流通」序説を読み、その内容を理解しておく
【復習】社会的総資本の再生産の分析課題を確認する
18.単純再生産の基本表式と貨幣還流の法則
【予習】第3章第1節を読み、その内容を理解しておく
【復習】単純再生産の部門間均衡条件を確認する
19.社会的総資本の再生産と流通-拡大再生産
【予習】第3章第2節前半部分を読み、その内容を理解しておく
【復習】拡大再生産の部門間均衡条件を確認する
20.蓄積基金の積立と投下、均衡蓄積率
【予習】第3章第2節の後半部分を読み、その内容を理解しておく
【復習】拡大再生産の場合の有効需要の構造を確認する
22.費用価格と利潤率
【予習】第Ⅲ編第1章「剰余価値の利潤への転化」第1節を読み、その内容を理解しておく
【復習】不変資本+可変資本が費用価格に転化し、剰余価値が利潤に転化することを確認する
23.利潤率の規定要因
【予習】第1章第2節を読み、その内容を理解しておく
【復習】利潤率を規定する要因が資本構成と剰余価値率であることを確認する
24.価値の生産価格への転化
【予習】第2章「利潤の平均利潤への転化」第1節を読み、その内容を理解しておく
【復習】価値が生産価格に転化し、利潤が平均利潤に転化することを確認する
25.市場価格と市場価値
【予習】第2章第2節を読み、その内容を理解しておく
【復習】市場価格と市場価値の関係を確認する
26.賃金の生産価格に及ぼす影響
【予習】第2章第3節を読み、その内容を理解しておく
【復習】賃金が資本構成の相違する各産業部門に与える影響を確認する
27.利潤率の傾向的低下法則
【予習】第3章「資本蓄積と利潤率の変動」を読み、その内容を理解しておく
【復習】資本構成の高度化が利潤率に低下傾向を与えることを確認する
28.総括-資本主義経済の構造と動態
【予習】資本の生産過程、資本の流通過程、資本の総過程のこれまでの講義内容を整理しておく
【復習】貨幣の機能、剰余価値の生産方法、再生産表式による生産財と消費財の需給関係、平均利潤率と生産価格、
    生産力の発展と利潤率の変動傾向を確認する



授業計画は全14回の内容を担保することを前提として、12回で実施します。
授業計画の詳細は初回の授業の際に説明します。
 
授業運営
 授業はオンデマンド型で行います。
 パワーポイントで教科書の要点を提示して、音声により詳しく解説します。
 
 
評価方法
 レポート試験とします。レポート課題を与え、提出された内容により評価します。
評価方法については、授業中にも説明します。


 
オフィスアワー
 質問・相談などはメールで受け付けます(pt120815gn@jindai.jp)
 
使用書
富塚 良三『経済原論』[有斐閣]2007年
9784641162952
参考書
北村 洋基『現代社会経済学』[桜井書店]2009年
 
9784921190606
 
 
 
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