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 授業科目
 Course Title
国際商取引論
International Commercial Transaction 
 担当者
 Instructor
講師   魚住 和宏  後学期 金曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
・本講義の到達目標は、前期に行った「国際商取引論Ⅰ」と合わせ、受講生が代表的な国際商取引である「貿易」の基本的な構造を理解することにより、関連する職業に就くべき資質・能力を高めることである。また、本講義では特にTPP(環太平洋経済連携協定)、日本・EU EPA等、FTA(自由貿易協定)を取り上げ、受講生がそれらを正しく理解し、国際商取引の場にどう生かしていくべきかという問題意識を持たせることである。本講義は受講生が貿易や国際取引の基本的知識を備えていることを前提として進める為、「国際商取引論Ⅰ」を受講していることが望ましい。

 
授業内容
・「国際商取引論Ⅱ」では、FTA・EPA等の経済連携協定の概略を解説するとともに、ビジネスに於いてどう活用するか、FTAを活用する上で直面する課題にはどう取り組んでいけば良いのか、等を講師、受講者全員で考える講義とする。
新聞や雑誌などの記事を講義に使用することもあるので、受講生には国際経済、特にFTA関連の記事には関心を持って欲しい。
・講義資料はパワーポイントで作成し、原則として講義日の前々日までに「TEAMS」のファイルにアップロードするので、事前に目を通し、印刷して授業に臨むのが望ましい。
・講師の四半世紀に亘る国際ビジネスマンとしての経験談も時間が許す限り披露し、受講生が、ビジネスの世界を知り、将来グローバルに活躍する動機付けとなる様な講義となるよう心掛ける。
 
授業計画
・講義の流れは下記の通りであるが、今学期は日程の関係で14回実施できない為、14回の内容を12回に凝縮して行う。詳細は、ガイダンス時に説明する。本講義は貿易実務を覚えることに主眼を置いた「国際商取引論Ⅰ」と異なり、知識を得ることが主目的ではなく、受講生が国際経済に関心・問題意識を持ち、解決策を考える力をつけることである。受講生には積極的に質問し、意見を述べる姿勢が望まれる。
・予習として講義資料を印刷し、必ず目を通し分からない点をチェックし、参考書やインターネットで自分なりに調べておく。また、復習として、各講義の後半にその日の重要なポイントを整理するので講義後、学んだこと、自分の考え等をノートにまとめ、折に触れ復習し、しっかり理解することが重要である。予習、復習それぞれ2時間程度が時間的な目安である。今学期は12回の授業となる為、予習復習をより徹底することが望まれる。


1. ガイダンス
 ・シラバス記載内容、「国際商取引論Ⅱ」を学ぶ意義。
 ・主な経済指標の見方等について説明する。

2. FTAのメリットと効用
 ・FTAとは何か、日本が締結しているFTAの現状について学ぶ。

3. 日本の農業市場開放と農業の産業化
 ・日本の農業の構造と期待される構造改革について学ぶ。

4. FTAとWTO貿易自由化ルール
 ・WTO協定とFTAの各種ルール、FTA活用による効果等について学ぶ。

5. TPP・TPP11合意内容の真実
 ・TPPの基礎知識、各合意内容、TPPとTPP11の合意内容の違い等を解説する。

6. FTAの活用法(1)
 ・関税分類番号(HSコード)の概要
 ・FTAにおける原産地規則等について学ぶ。

7. FTAの活用法(2)
 ・特定原産地証明書、ASEANとのFTAにおける原産地基準等について学び、FTAの効果的な活用法について考える。

8.中間テスト及び解説 / 質疑応答
 ・1回から7回までの内容について中間テスト(50分程度)を実施し、終了後にテスト内容についての解説を行う。併せて質問を受け付  ける。

9. 広域FTAの現状と中小企業によるFTAの活用
 ・各広域FTAの状況の解説
 ・中小企業によるFTA原産地規則への対応の課題と解決策等について学習する。

10. アジアをめぐるFTAとビジネス
 ・ASEAN、中国、インド等の国々が締結しているFTAを活用したビジネスの拡大可能性について考える。

11. FTAによる貿易システムの革新
 ・地域統括会社、「リインボイス」等の活用について学ぶ。

12. 日本・メキシコFTA・第三国FTA活用によるビジネス拡大
 ・「日本・メキシコFTA」、「新NAFTA(USMCA)」、「米国・韓国FTA」、「EU韓国FTA」等を活用したビジネス拡大の可能性を学ぶ。

13. FTA新時代における物流革新への対応
 ・FTA拡大がもたらす環境の変化とそれに対処する物流先進サービス等について考える。

14. 生き残りを賭けた今後の日本企業のFTA戦略
 ・FTAの現状と課題
 ・経常収支と貿易収支の関係
 ・日本市場の成長が望めない中で、日本企業が取るべきFTAを活用した成長戦略について学ぶ。
 
授業運営
・授業は全て「オンタイム型遠隔授業」(オンライン講義)とするが、「チャット」による質問を随時受け付けるので授業への積極的な参画が望まれる。また、各回の授業の中間に、気分転換の為、「リフレッシュタイム」を設ける。
・毎回、授業終了後、Microsoft Forms を用いた記述式の小テストを実施し、翌週の講義の冒頭で解説を行う。また、小テストには質問できるコラムを設けるので、疑問に感じたことは積極的に質問すること。秀逸な質問は回答と共に翌週の授業で受講者全員で共有する。
・授業中は「全員ミュート」の設定にするので質問や問い合わせは「チャット」にて行う事。
・講義連絡(講義資料アップロード、ZOOM ID,PW、小テストURL)はJINDAIメールで行う。


 
評価方法
・最終評価は、小テストの累積80%、平常点20%で行う。小テストの提出を以て出席とみなす為、やむを得ず欠席し、小テストの提出が出来ない場合は原則事前に、事後になる場合は出来るだけ速やかに講師にJINDAIメールにて連絡すること。
・平常点は、授業への積極的参画度合で評価する。

 
オフィスアワー
・授業終了後、受講者からの質問、相談等を「チャット」にて受け付ける。また、JINDAIメールによる質問も可とする。

 
使用書
 特に指定しない。授業ではdotCampus にアップロードするパワーポイント資料を使用する。
参考書
FTAビジネス研究会『FTA/EPAでビジネスはどう変わるか』[東洋経済新報社]2014
石原伸志、魚住和宏、大泉啓一郎『ASEANの流通と貿易』[成山堂書店]2016

 
 
 
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