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 授業科目
 Course Title
日本政治史
History of Japanese Politics
 担当者
 Instructor
准教授 大川 千寿  後学期 木曜日1時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 本科目は、法学部のカリキュラム・ポリシーに従って運営される。受講にあたっては、あらかじめ「政治学入門」および「日本政治」を履修しておくことが望ましく、到達目標は、次の2点である。

受講者が、
①第二次世界大戦後から今日に至る日本政治史に関する基本的な知識を身につけること。
②現在の日本政治について、歴史との連関を踏まえながら理解し、解釈することができるようになること。
 
授業内容
 この講義では、主に第二次世界大戦後から今日に至る日本の政治史について学ぶ。今日の日本政治をより深く理解する上で重要な政治史上のことがらを中心に、様々なアクターに着目しながら、年代順にできるだけ分かりやすくお話する予定である。

 受講者一人ひとりが、講義から学びとったものを踏まえて、歴史との連関を意識しながら、市民・政治の構成員として現実の政治や社会についてより深く考え、かかわりをもつきっかけとなる。そんな機会を提供したいと思っている。

 なお、今年度は、動画配信によるオンデマンド型授業とdotCampusを通じて配付するPowerPoint・PDF等を利用した遠隔授業を組み合せて実施する予定である(ただし、「出席」が認められるためには、毎回指定される提出期限までに課題を提出する必要がある)

 詳細は初回授業配信時(10/1)に説明する(数回の授業実施の結果を踏まえて、実施方法を変更する可能性がある)。
 
授業計画
 各回の授業の内容は、次のように予定しているが、展開によっては、若干変更される場合がある。 なお、第1回・第14回については、今年度は当該回に予定していた授業に相当する内容のレポートを課すこととする。

 なお、使用書については特に指定しないが、各回の授業前に、授業で触れられる予定の項目(以下の記載参照)について、以下に挙げる参考書や、その他の政治学・政治史関係の文献を読んで予習しておくと、授業の理解がしやすいであろう。授業のレジュメは、授業配信前日(水曜日)までにdotCampusに掲載する予定であるので、役立てて欲しい。

 復習としては、各回の授業後にウェブ上で実施される課題に回答して理解を深めること、毎回の授業の関連性に気を配りながら授業ノートや資料を読み返して整理すること、授業中に紹介する参考文献にできる限りあたってみること、また、授業で得た知識・知見を活かして、過去の政治的な出来事と現在の政治のあり方との連関・違いについて考えてみることが必要である。

 予習・復習合わせて各回あたり4時間程度の自己学習を想定している。

第1回 1930年代~敗戦:レポート①
シラバスの記載事項について確認したうえで、1930年代から敗戦に至る日本政治の展開について取り扱う。

第2回 1945年~1955年①
GHQによる占領統治と民主化、政党の復活、日本国憲法の制定などについて取り扱う。

第3回 1945年~1955年②
吉田長期政権、冷戦の展開と占領政策の転換、保守陣営の対立などについて取り扱う。

第4回 1945年~1955年③
日本社会党の統一と保守合同(自由民主党の誕生)、1955年体制の成立などについて取り扱う。

第5回 1955年~1965年①
鳩山政権、岸政権と日米安保条約改定などについて取り扱う。

第6回 1955年~1965年②
池田政権、高度経済成長の展開、社会党の現実化の遅れなどについて取り扱う。

第7回 1965年~1975年①
佐藤長期政権、自民党の制度化の進展、野党の多党化などについて取り扱う。

第8回 1965年~1975年②
沖縄返還、田中政権とその失敗、経済の動揺などについて取り扱う。

第9回 1975年~1980年
三木政権から大平政権、与野党伯仲などについて取り扱う。

第10回 1980年~1989年①
田中派の隆盛と動揺、中曽根長期政権の展開などについて取り扱う。

第11回 1980年~1989年②
竹下派の誕生、リクルート事件、1989年参院選などについて取り扱う。

第12回 1989年~1994年①
政治改革論議、国際貢献の広がり、竹下派の分裂などについて取り扱う。

第13回 1989年~1994年②
自民党分裂、1993年衆院選と新党、非自民連立政権とその崩壊などについて取り扱う。

第14回 1994年以降:レポート②
小選挙区比例代表並立制の導入、自社連立、民主党と政権交代、安倍政権などについて取り扱う。
 
授業運営
 動画配信(ただし、ライブではなくオンデマンド配信を予定)を中心に、自己学修や課題への取組みを含めた形で行う。

 毎回の課題やレポートを通して、受講者の習熟度や関心を確認しながら、授業を組み立てていく。予・復習も「授業計画」に記載した通りにしっかりと行うこと。授業後の質問を歓迎する。

 各回レジュメを用意する。授業のレジュメは、授業配信前日(水曜日)までにdotCampusに掲載する予定である。予習・復習に役立てて欲しい。

 政治や政治学が苦手だと考えている学生の履修も歓迎する。

 なお、動画の視聴に関する連絡やレジュメ等の資料の配付はdotCampusを通じて行う。履修者が多くなる可能性もあるため、なるべく本来の授業時間帯(木曜1限)を避けてアクセスするようにして欲しい
 
評価方法
 レポート(2回を予定):6割、平常点:4割
 レポートは、授業計画にある通り2度課す予定である。レポート②が通常の期末試験と同様の重み・意味をもつものとなる。
 平常点は、12回行われる授業の際の課題への回答内容によって適宜加点される。

 なお、各回の授業での課題への回答を提出することをもって「出席」とする。初回を除き、5回以上「欠席」の場合(課題提出がない場合)は、成績評価の対象とはしない。
 
オフィスアワー
 今年度は、学生の大学への入構が禁止されているため、各回授業後のdotCampus上での質疑応答・意見交換、またメールを用いてのコミュニケーションをもってオフィスアワーとする。

 なお、担当教員のメールアドレスは初回授業時にお知らせする。

 
使用書
使用書は特に指定しない。
参考書
石川真澄・山口二郎『戦後政治史』第三版[岩波書店]2010
北岡伸一『自民党―政権党の38年』[中央公論新社]2008
大川千寿編『つながるつなげる日本政治』[弘文堂]2020
このほかの参考文献は、適宜指示する。
 
 
 
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