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 授業科目
 Course Title
経済史
Economic History 
 担当者
 Instructor
講師   齊藤 直  前学期 月曜日1時限/月曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
この科目は、学部1年生レベルを念頭に置いて、経済史分野の最も入門的な内容を講義する科目である。「経済史」は、読んで字のごとく、経済と歴史の両方に関わる分野であるが、この科目では歴史的事実を覚えることは重視せず、歴史上に現れた重要な経済現象について、経済学の基本的な枠組みを用いて理解しようとする、その考え方を身につけることを重視する。それにより、現在の経済社会において起こっていること、あるいは今後起こることについて、自分なりに考えることができるようになるのが理想である。
 
授業内容
学部1年生レベルを念頭に置いて、経済史分野の最も入門的な内容を講義する。経済史の入門書のうち、経済学との関係を意識して書かれた教科書(詳細は下記)を用いて、歴史上に現れた重要な経済現象について、経済学の基本的な枠組みを用いて説明する。
 
授業計画
下記の教科書の章立てにしたがって、講義を構成する。各回の詳細な構成については、以下のとおりである。

※以下の計画は、新型コロナウイルス問題による授業期間短縮への対応のため、12回の構成に変更した後のものである。

01.ガイダンス、歴史の教訓、現在の相対化
【予習】教科書の第1章第1~3節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、終身雇用など。
02.実験室としての歴史
【予習】教科書の第1章第4節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、金融恐慌、情報の非対称性など。
03.歴史的経路依存性
【予習】教科書の第1章第5節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、経路依存性、ネットワーク外部性など。
04.経済成長とその測定
【予習】教科書の第2章第1節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、GDP、経済成長など。
05.新古典派成長理論、理論と現実
【予習】教科書の第2章第2、3節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、生産関数、労働生産性、人的資本など。
06.経済発展段階論
【予習】教科書の第3章第1節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、カール・マルクス(人名)、上部構造・下部構造など。
07.宗教と経済発展
【予習】教科書の第3章第2節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、マックス・ウェーバー(人名)など。
08.経済的後進性仮説
【予習】教科書の第3章第3節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、アレキサンダー・ガーシェンクロン(人名)、経済的後進性仮説など。
09.ダグラス・ノースの問題提起、イギリス名誉革命の経済的インパクト
【予習】教科書の第4章第1、2節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、取引コスト、所有権など。
10.制度と経済発展、比較歴史制度分析
【予習】教科書の第4章第3、4節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、制度、比較歴史制度分析など。
11.市場経済の歴史
【予習】教科書の第5章第1節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、市場経済、先物取引など。
12.中世地中海商業の比較歴史制度分析、近世日本における株仲間の役割
【予習】教科書の第5章第2、3節を読み、意味が分からない概念や用語については調べてみること。例えば、エージェンシー関係、多角的懲罰、株仲間など。

なお、この科目で教科書の前半(第5章まで)を扱い、後期の「経済史Ⅱ」で教科書の後半(第6章以降)を扱う。
この科目では、各回につき約4時間の予習・復習を行うことを想定している。予習・復習の時間配分は、各自の学習スタイルにも依存するので一概には言えないが、各回の内容に連続性があるので、復習により学んだ内容をしっかりと身につけることにもある程度の時間をとってもらいたい。

 
授業運営
・オンラインでの講義形式を中心とし、課題学習を組み合わせることにより、授業を進める。
・講義の構成は教科書の章立てにおおむね準拠していることから、事前に教科書の該当の部分を読んでから出席するのが望ましい。
・講義で用いる資料については神奈川大学の教学システム(dotCampus)を利用して事前に配布する。事前に目を通しておくことが望ましい。

 
評価方法
学期末のレポート課題50%、授業時の課題50%で評価する。
本来は筆記試験のみで評価したいが、オンライン講義という形式になったことから、上記のように変更する。
この科目で目標としていることは、細かい知識を覚えることではなく、基本的な考え方を身につけることであるため、レポート課題の形式や評価基準もそれに対応したものとなる。

 
オフィスアワー
担当者は神奈川大学が本務校ではないため、公的なオフィスアワーの設定はない。
講義内容に関する質問がある場合は、メールで行うこと(メールアドレスは初回の講義資料に記す)。

 
使用書
岡崎哲二『コア・テキスト経済史 増補版』[新世社]2016

参考書
全体に関わる参考書は初回に、各回の内容にかかわる参考書はそれぞれの回に紹介する。
 
 
 
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