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 授業科目
 Course Title
財政学
Public Finance 
 担当者
 Instructor
教授   五嶋 陽子  後学期 火曜日2時限/土曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 本講義では政府が経済活動をするうえで必要となる財源はどこから、どのように調達するのか、いわゆる政府の歳入システムを理解する上で必要と思われる基礎的な知識を習得することと、経済学入門レベルの理論を用いて課税の影響ならびに公債の負担を捉える視点を培うことを目的とします。
 また、経済学部のカリキュラム・ポリシーに従い、財政系科目についても入門から応用まで、知識や専門的なものの見方を順を追って体系的に身につけられるようにカリキュラムを編成しており、本講義はその中で、地方財政論や租税論など、財政系の各科目を学ぶための基礎を身につける役割を持つので、これらの科目を履修しようと計画している学生は、本科目を先に履修することが望ましいです。
 
授業内容
 「財政学」とは、公共部門の経済活動を対象とする学問です。政府は租税や公債発行によって財源を調達し、国防、外交、司法、警察、義務教育、公衆衛生、ごみ処理などさまざまな公共サービスを供給します。講義では具体的に「公共サービスを供給するために必要な資金を政府はなぜ租税で徴収するのか。租税の満たすべき要件とは何か。租税は経済主体にいかなる影響を及ぼすのか。公債発行は一体誰の負担になるのか、それは経済に悪影響をもたらすのか。」といった租税と公債に関する理論と制度について理解を深めていきます。
 
授業計画
 各回の講義内容は次のように予定していますが、時間の関係で若干前後する場合もあります。
予習は特に毎回必須ということではありません。授業の終わりに次回の講義に必要とされる予備的知識を説明します。自身で予備的知識を補充する必要があると判断した場合には自律的に行うことが求められます。復習は必ず講義ノートを読み返し、講義内容を200字程度に要約してみることと専門用語、制度、そして理論をしっかりと理解できるようにすることを勧めます。予習と復習で4時間程度が必要です。

1.シラバスの確認、ガイダンス、日本の財政状況
【予習】日本の国の歳出・歳入予算について調べておきましょう。

2.公債とは何か、公債の種類、公債発行と公債償還
【予習】参考書2の第24章の1を読んでおきましょう。

3.公債理論 (1)財政負担、公債負担、財源調達の違いによる負担の違い
【予習】参考書1の7.1を読んでおきましょう。

4.公債理論 (2)同一世代における公債償還と異なる世代における公債償還
【予習】参考書1の7.2と7.3を読んでおきましょう。

5.公債管理政策
【予習】参考書2の第24章の3および参考書3の第5章を読んでおきましょう。

6.租税とは何か、租税の分類
【予習】参考書2の第17章の1を読んでおきましょう。

7.租税転嫁論
【予習】参考書2の第17章の3を読んでおきましょう。

8.租税根拠論
【予習】トーマス・ホッブスの社会契約論について調べておきましょう。

9.租税負担配分論 (1)租税原則
【予習】参考書2の第17章の2を読んでおきましょう。


10.租税負担配分論 (2)公平、資源配分との関係
【予習】参考書1の5.4を読んでおきましょう。

11.所得課税、税率構造
【予習】参考書2の第18章の1を読んでおきましょう。


12.消費課税
【予習】参考書2の第20章を読んでおきましょう。

13.資産課税
【予習】参考書2の第19章を読んでおきましょう。

14.法人課税
【予習】法人企業とはどのような企業なのか、また法人企業に課税する根拠について調べておきましょう。

 
授業運営
1.授業は口頭による講義形式で進めます。必要に応じて板書やスライドを使用しますが、基本的には各自専用のノートを用意し、聞きながら書き記すことが求められます。写真撮影はできません。
2.毎回授業でやったことの復習が必須です。不足する知識は各自で補うことが求められます。
3.経済学入門レベルの知識を必要とします。ミクロ経済学とマクロ経済学を併行履修ないしは履修済みであれば、なお望ましいです。

ただし、2020年度後期は遠隔授業となることから第1回~第12回はZoom授業を行い、第13回と第14回はオンデマンド型となります。また資料の配信やレポート提出はOffice365のTeamsとFormsを使用します。

 
評価方法
 レポート
 
オフィスアワー
 毎回講義終了後、質問を受けます。
 
 
 

参考書
小塩隆士『コア・テキスト財政学』[新世社]2016年
佐藤進・関口浩『財政学入門』[同文舘]1998年
上村敏之『コンパクト財政学』[新世社]2013年
 これ以外は必要に応じて授業中に紹介します。
 
 
 
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