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 授業科目
 Course Title
ラテンアメリカ経済論
Latin American Economy 
 担当者
 Instructor
講師   睦月 規子  前学期 水曜日1時限/水曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
本講義の到達目標は、受講生が、「ラテンアメリカ」の地理的・文化的領域を把握した上で、カリブ海諸国も含めたこの地域の歴史的経緯を踏まえ、重債務貧困国から新興国までが共存する政治・経済・社会の現状について理解を深めることである。
 
授業内容
アメリカ大陸の北半球中緯度から南半球にかけて広がる「ラテンアメリカ」。かつてスペインやポルトガル、フランスなどラテン語系ヨーロッパ諸国の植民地であったことから、この地域は言語、宗教、文化価値体系、政治制度において多くの共通点があるが、独立から国民国家形成の過程を経て、亜地域毎、国毎に顕著な差異も見られる。「ラテンアメリカ経済論Ⅰ」では、この地域全体を俯瞰し、その自然環境や人口、人種・民族、階級・階層、政治制度の変遷を辿り、経済の現状を考究する。





 
授業計画
 概ね以下の授業計画の項目順に講義を進める。事前に「dotCampus」に掲載する毎回の授業要旨・資料をプリントアウトし、見慣れない用語があれば予め調べておくなど、各授業前に1時間程度予習すること。なお掲載期間は当該授業予定の1週間前から1か月間に限定する。
 また、復習としては1週間当たり1時間程度、「dotCampus」に掲載する参考図書リストにある書、最低2冊の購読に当てること。授業で言及するラテンアメリカ関係のニュース報道も気に留めてほしい。

01. ガイダンス・ラテンアメリカ地域研究序説:「ラテンアメリカ」とは? 「地域研究」と「経済論」
  日本外務省と郵政公社における「中南米」~地理的区分と文化的区分、亜地域区分
02. 自然環境と人口: メソアメリカ・カリブ海島嶼部・南米大陸
  熱帯~寒帯、高地~平原~砂漠、自然災害、大都市人口集中と海外労働(2018-2019キャラバン)、人口増減の謎
03. 人種と民族、宗教: 混血の大陸における国民国家
  「坩堝」論と「サラダ・ボール」論
04. 階層社会:「階級」と「階層」
  oligarquia、中間層、労働者、informal sector、女性の社会進出
05. 国民国家における政治の伝統:ペルソナリスモの過去と現在~カウディージョ、ポプリスモ、ネオポプリスモ
  家父長主義、縁故主義、女性大統領
06. 非民主主義政治体制の系譜:寡頭支配~協調組合主義~軍部独裁
  ラテンアメリカ権威主義の今昔
07. 現代ラテンアメリカ民主主義
  旧英領カリブ海諸国の議院内閣制~ラテンアメリカ1980年代民主化~1990年代ネオポプリスモ~「21世紀の社会主義」
08. 国際関係と地域システム:対米関係と域内統合
  「北方の巨人」と米州会議~米州機構、地域共同体
09.「恵まれた」大陸:ラテンアメリカ一次産品の今昔と経済の政策路線・開発戦略
  鉱業~貴重金属(金・銀・銅・ダイヤモンド)採掘・燃料(石油・石炭・天然ガス)・レアメタル
  自由貿易論(+外資導入)+一次産品輸出~国家主導経済開発論+輸入代替工業化
  農業~域内食糧供給、輸出商品作物生産、「新一次産品輸出」
10 第二次大戦後のラテンアメリカ経済の光と影:工業化の試みと挫折?
  輸入代替工業化とマキラ加工業~1980年代経済危機「失われた十年」  
  20世紀末グローバリゼーション
  債務危機克服?~1990年代新自由主義経済政策
11 21世紀ラテンアメリカ経済の現状と課題:重債務貧困国~中進国
  観光と海外送金~新自由主義経済政策と「21世紀の社会主義」~ 地域経済共同市場と広域EPA

 
授業運営
 今学期はオンライン授業(オンデマンド型)で実施する予定である。dotCampus掲載の授業要旨・資料をプリントアウトしたものを傍らに、音声付きパワー・ポイントの授業(掲載時限を設ける予定)を視聴すること。教科書としては特定の書を指定しないが、購読を勧めたい参考図書リストもdotCampusに掲載する。

 
評価方法
全3回のレポートの結果を基に評価する予定である。

1. 第4回授業の後、ラテンアメリカの自然環境・人口・人種・民族・宗教・社会について<30点/100点>
2. 第8回授業の後、ラテンアメリカの政治史・現況について<30点/100点>
3. 第11回授業の後、ラテンアメリカの経済史・現況について<40点/100点>

それぞれ具体的なテーマをdotCampusに出題するので、掲載フォーマットで期限までに提出すること。
出題の意図を正しく捉えているか、記述内容の過不足・正確不正確、私見の論理整合性を評価する。文章の拙劣さ、誤字・脱字等を適宜減点する。

全3回のレポート提出を成績評価の必須条件とし、1回でもレポート未提出の受講者は成績評価の対象としない。

 
オフィスアワー
dotCampusで質問を受け付ける。
 


 
 
 
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