[前へ戻る]
   

 授業科目
 Course Title
中国経済論
Chinese Economy 
 担当者
 Instructor
教授   柳澤 和也  後学期 金曜日1時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 本講義の到達目標は、受講生が、権威主義体制のもとで低賃金労働に依存した輸出指向工業化政策の採用によって急成長をとげてきた中国が直面するようになった課題と矛盾を総合的に理解することにある。
 また、本講義は、経済学部のカリキュラム・ポリシーとディプロマ・ポリシーに従い、現代の経済問題を正確に認識し、国際的な視点と学際的で複眼的な思考ができる能力を身に着けることを広い意味での到達目標としている。
 国際経済学、世界経済論、各国経済論などの科目との関連性があるため、受講生がこれらの科目についても履修されることを奨励する。

 
授業内容
 本講義では、経済改革・対外開放政策の実施(1970年代末)から今日に至る中国経済の成長過程を市場経済の漸進的導入と社会主義市場経済の形成という視点から講義する。
 
授業計画
 近現代の中国に関する大まかな知識を前提に講義するので、高校の政治経済と地歴のテキストやそれらの内容を発展させた関連書の読解はもちろん、日ごろからメディアが発信する関連情報にも親しんでおくことを望む。また、実際に講義に臨むにあたり、①下記の講義回ごとに示した内容について参考書やインターネットなどを通じて予習しておくこと、②毎回の講義終了後にノートづくりを兼ねて講義内容を復習しておくことを義務づける。各回の予習復習には合わせて4時間程度を期待する。
 各回の講義内容は、以下のとおりであるが、時間の関係で若干前後する場合もある。
■導入
1.ガイダンス(シラバス記載事項の確認)、本講義の計画と視点 【予習】中国の現代史について整理しておく。
■社会主義市場経済体制下の経済成長
2.①市場経済の漸進的導入と社会主義市場経済の形成【1】外資の導入と産業構造の変化 【予習】外資企業受入れの目的について整理しておく。
3.②市場経済の漸進的導入と社会主義市場経済の形成【2】企業形態の多様化 【予習】国有企業の位置づけについて整理しておく。
4.③市場経済の漸進的導入と社会主義市場経済の形成【3】経済格差の拡大と社会階層の多様化 【予習】都市と農村のそれぞれの特徴について整理しておく。
5.④財政 【予習】税制を通じた所得再分配政策について整理しておく。
6.⑤金融 【予習】商業銀行の役割と為替制度の改革について整理しておく。
7.⑥農業 【予習】食糧自給の重要性と農地管理の仕組みについて整理しておく。
8.⑦工業(前篇):鉄鋼産業、自動車産業 【予習】素材産業と基幹産業の重要性について整理しておく。
9.⑧工業(後篇):石炭産業、石油・石油化学産業およびサービス業:電気通信産業、電力産業 【予習】エネルギー産業と情報通信産業の重要性について整理しておく。
■都市と人的ネットワークからみる中国経済
10.①香港 【予習】中国における香港の位置づけについて整理しておく。
11.②台湾 【予習】中国における台湾の位置づけについて整理しておく。
12.③華僑・華人 【予習】中国における人的ネットワークの位置づけについて整理しておく。
 以上は、面接授業14回を12回に編成し直したものであり、削減した2回分(従来の10回と14回)は、以下のように調整している。従来の10回の講義内容(都市とネットワークからみた中国経済①上海)は、資料をほかの授業回と同様にMicrosoft Teamsにアップロードし、10~12回の授業回で重要点について触れる。また、講義内容の振り返りを内容とした最終回(本来の14回)は、メールでの質問に振り返る。
 
授業運営
 オンタイム型授業を実施する。Microsoft Teamsを通じて毎回事前配布するレジュメをZoomで画面共有して講義をすすめる。
 
評価方法
 期末レポートに基づいて単位認定を行う。期末レポートは、Microsoft Teamsを介して通知と回収をする。それ以外での対応は、一切行わない。
 
オフィスアワー
 jindaiメール(yanagk01@jindai.jp)で対応する。
 

参考書
 日中経済協会『中国経済データハンドブック』[日中経済協会]各年
 三浦有史『不安定化する中国』[東洋経済新報社]2010年
 丸川知雄『現代中国経済』[有斐閣]2013年

 
 
 
[前へ戻る]