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 授業科目
 Course Title
環境経済論
Environmental Economics 
 担当者
 Instructor
講師   氏川 恵次  前学期 水曜日3時限/水曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 本講義の到達目標は、受講生が、①環境と経済に関する基本的な考え方について知ること、②経済活動・経済循環と「豊かさ」の関係を知ること、③人間が自然環境とどう向き合ってきたかの営みを世界・日本経済の歴史とともに知ること、④市場、貿易と環境との捉え方を知ること、⑤公共政策における環境政策の位置づけを知ること、等を通じて、環境と経済に係る、幅広くかつ掘り下げた知識を身につけることにあります。
 
授業内容
 この講義では、環境と経済に係る基礎的な枠組みを押さえながら、現代経済と環境との基本的仕組み、課題、展開等を明らかにしていきます。今日、環境という要素は、経済および経済学の様々な分野に多岐に渡るものとなっており、その大多数が社会人として活躍することになる学部生の皆さんにとっては、幅広い内容を学ぶことが大切と考えられます。
 したがって本講では、環境経済学の基礎的な内容を盛り込みつつ、現代の経済を通観する枠組みをとりながら、講師がこれまで国内外の産学官民の連携において培ってきた、環境という要因がいかにこれからの経済にとって重要なものとなるかの知見について、講義をしたいと考えています。
 なお、本授業はアクティブ・ラーニング(グループワーク等)も取り入れている授業です。
 
授業計画
 各回の講義内容は以下のように予定していますが、諸事情により若干変更する場合もあります。
 予習については、複数回の授業についてまとめて記載しますと、開講時に指示する参考書等の該当部分を予め読んだ上、①該当箇所全体の概要を理解すること、②不明な用語等について調べておくこと、③疑問点を整理しておくこと、が大切です。これらに加え、各回の予習事項を、毎回の配布資料に記載いたしますので、取り組んでください。
 また、復習については、複数回の授業についてまとめて記載しますと、講義で扱う内容を身近な経済事情等に当てはめて考察すること、各回の関連科目での関連項目について確認し学んでおくこと、が大切です。
 なお、予習・復習を合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定していますが、予習については、休暇中等を利用して複数回分をまとめて行っても構いません。

01.ガイダンス/経済と環境ほか
 シラバスの記載事項について確認いたします。また、経済と環境との係り、学習方法、現代の環境の課題状況の概要等をつかみます。
02.経済活動と環境
 経済活動を構築する様々な要素やその関係性に焦点をあてながら、現代経済の仕組みを理解しつつ、環境との係りを考えます。
03.経済循環と「豊かさ」
 モノやサービスの生産・交換・分配・消費という一連の過程を通じて、経済が構成されている点を確認します。また、従来の経済指標が示す意味を確認しつつ、環境や福祉といった要素を含む「豊かさ」を考えます。
04.環境と経済の歴史
 人類と森林資源等をはじめとする自然環境の係りは、どのような営みであったか、ややもすれば近代以降の公害・環境問題に偏りがちな視点を払拭すべく、人類史と環境史との関係を紐解きます。
05.グローバリゼーションと環境問題
 現代の世界経済の発展とグローバリゼーションが、いかなる状況において環境問題等を引き起こしうるのか、歴史的な成り立ちの理解を通じて明らかにしていきます。
06.日本の経済成長と環境問題
 日本経済が、高度経済成長期、安定成長期、バブル経済、平成不況期を経て今日の生活スタイルを構築した内容と、今日につながる環境問題等を考えます。
07.現代の日本経済と環境
 21世紀に入って受講者の皆さんの成長と共に、日本経済はいかなる環境と向き合ってきたのか、現在直面する諸契機や課題について、広く概観いたします。
08.小括
 ここまでの内容について、知識の整理と重要項目の理解を図ります。また、こうした内容と次回以降の各講義の内容との関係を明らかにいたします。
09.市場の役割と環境財
 民間企業等の経済活動の場所である市場の役割と、環境という要素がいかなる財・サービスの捉え方で応用できるかについて学びます。
10.市場の限界と外部性
 市場機能の限界を明らかにしつつ、環境および環境問題という現象を、いかに把握して、かつ向き合っていくべきかについて考えます。
11.国際貿易と環境
 国際貿易は、モノ・サービスのグローバルな移動および享受だけでなく、同時に環境問題をももたらすことについて、学んでいきます。
12.公共財と財政
 公共財の中で環境はどのように把握されているのか、また財政における環境関連の位置づけについて、各種データに基づいて考えます。
13.環境政策の対象
 環境政策は、租税等をはじめいかなる政策手段からなっており、また実際にはどのような効果を有しているか、明らかにしていきます。
14.小テスト/解説
 ここまでの内容について小テストを実施いたします。テストの後、テスト内容についての解説を行い、知識の整理と重要項目の理解を図ります。本講義全体に係るまとめおよび質疑応答の時間を設けます。
 
授業運営
全て講義形式によります。授業運営の詳細については、開講時に説明いたします。
「dot Campus」に、講義で使用するパワーポイントとその他の資料を掲載いたします。
また、講義では、理解を助けるために、映像資料等も併用いたします。
なお、毎回の予習および復習を指示いたしますので、これらの資料を活用して行ってください。


 
評価方法
授業中の課題(60%)およびレポート(40%)より、評価いたします。
出席状況は評価の対象といたしません。
 
オフィスアワー
授業終了後の受付、メールでの質問受付といたします。
 
使用書
毎回の配布資料を準備して、dot Campusに掲載いたします。
参考書
開講時に指示いたします。
 
 
 
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