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 授業科目
 Course Title
日本経済史
Japanese Economic History 
 担当者
 Instructor
講師   神谷 久覚  後学期 水曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 本講義の到達目標は,1920年代から1980年代前半までの日本経済史について学ぶことで,①日本が経済発展の過程でどのような困難に直面し,克服していったかを理解すること,②特定の事件や経済事象等によって,諸制度や企業活動等がどのように変化したのかという因果関係について理解すること,③同時代の欧米諸国やアジア諸国の経済状況と比較することで,日本の経済発展の特質について理解すること,の3点です。
 
授業内容
 本講義では,下記の参考書に基づいて作成したレジュメに沿って,日本経済の発展過程について,時系列及びテーマ別に把握していきます。講義の際には,関連する画像・映像資料等を活用することで,時代背景についての理解を深めていきます。各回の冒頭では,授業内容の要約を英語で説明します(英語を課題等で出題することはありません)。なお,第一次世界大戦期以前の日本経済史について理解していることを前提として講義を進めますので,本講義の履修を考えている学生は,日本経済史Ⅰを履修することを勧めます。
 
授業計画
【注意】この講義は,オンライン授業により行います。各回の配布資料は,Microsoft Teamsにアップロードします。下記の授業計画は変更される可能性がありますので,履修者は,第1回の配布資料を必ず確認してください。課題は原則としてMicrosoft Wordで作成し,Microsoft Teamsの指定のフォルダに提出してください。

 各回の講義内容は一応次のように予定していますが,時間の関係で若干前後する場合もあります。予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定しており,具体的な内容として,予習では,事前にアップロードするレジュメをプリントアウトして読み,英語のスライドの内容を理解し,日本語のキーワードについて自分で調べた上で講義に出席してください。なお,高校在学中に日本史を履修していない学生は,各回の講義前に,高等学校教科書『詳説日本史B』(山川出版社)の関係する部分を読んで理解した上で,講義に出席するようにしてください。また,復習としては,レジュメの要点を,キーワードを中心として自分でまとめ直し,リアクションペーパーを提出した上で次回の講義に出席してください。

1.ガイダンス/1920年代の日本経済
 まず,シラバスの記載事項について確認します。その上で,1920年恐慌が発生した背景と,1920年代の日本経済の特徴について検討します。
2.井上財政期の経済政策
 金本位制への復帰を巡る議論について検討した上で,井上準之助の経済政策について学びます。
3.昭和恐慌と諸産業への打撃
 世界恐慌を契機として発生した昭和恐慌により日本経済に生じた影響について学びます。
4.高橋財政期の経済政策
 高橋是清による経済政策と,日本経済に及ぼした影響について検討します。
5.戦時経済の形成と展開
 日中戦争期以後,政府が経済活動に対する介入を強めていく過程について検討します。
6.財閥の変容と新興財閥の台頭
 1930年代の財閥の変容と,化学工業を中心とする新興財閥の台頭について検討した上で,財閥の戦時経済への対応について学びます。
7.戦時経済の破綻と戦後経済改革
 戦時経済が破綻した背景,財閥解体,農地改革等の戦後経済改革の諸政策について検討します。
8.戦後復興期の経済政策
 急激なインフレーションへの対応を迫られた政府が,どのような経済政策を打ち出していったかを学びます。
9.高度成長期の財政・金融政策
 高度成長期について概観した上で,高度成長期の財政・金融政策について検討します。
10.高度成長期の産業発展Ⅰ(鉄鋼業,機械工業)
 日本の高度成長を主導した産業部門である鉄鋼業,機械工業について学びます。
11.高度成長期の産業発展Ⅱ(石油化学工業,電子工業)
 太平洋戦争後に生産活動が本格化した産業部門である石油化学工業,電子工業について学びます。
12.高度成長期における大衆消費社会の形成と環境問題の発生
 スーパーマーケットの登場に象徴される大衆消費社会の形成と,四大公害病を初めとする環境問題について検討します。
13.高度成長期の終焉と安定成長期への移行
 高度成長がなぜ終わったかを検討した上で,輸出主導の相対的高成長を実現した安定成長期について学びます。
14.まとめ
 本講義全体に係るまとめを行った上で,講義全体に関する質問を受け付けます。

※授業計画は全14回の内容を担保することを前提として,12回で実施します。
授業計画の詳細等に関しては,第1回目の授業の際に説明します。
 
授業運営
授業は,オンタイム型授業(ZOOM)とオンデマンド型授業を組み合わせて行います。授業運営については,初回授業時間中に改めて説明しますが,各回の授業前にMicrosoft Teamsにレジュメをアップロードするので,授業前に必ず目を通してください。
 授業の進行を妨げる場合,ZOOMから退室させることがあります。なお,レジュメには授業中に話す内容は全て網羅していませんので,レジュメに授業内容を適宜メモするようにしてください。
 
評価方法
平常点60%(リアクションペーパー),レポート40%(期末レポート)により行います。評価方法については,授業中にも説明しますので,必ず確認してください。出席状況は評価の対象としません。
 
オフィスアワー
質問・相談などはメールで受け付けます(pt120579eq★jindai.jp,★を@に替えて送信してください)。また,メールの他に,各回のオンタイム授業後に質問・相談などを受け付けます。
 

参考書
三和良一『概説日本経済史』第3版[東京大学出版会]2012年
杉山伸也『日本経済史』[岩波書店]2012年
武田晴人『日本経済史』[有斐閣]2019年
この他の参考文献については,各回のレジュメに記載します。
 
 
 
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