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 授業科目
 Course Title
世界経済論
World Economy 
 担当者
 Instructor
講師   小林 尚朗  後学期 水曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 本講義の到達目標は、受講生が、今日の世界経済が抱える諸問題の分析能力を身につけることであり、具体的には、①1980年代に台頭し、1990年代以降にグローバルに展開され、21世紀に入って多くの課題に直面している新自由主義経済の分析を通じて、世界経済の現状と将来の動きを解明する能力を身につけること、また、②定説や時流に流されず、世界経済の歴史的位置づけを見極める能力を養うことである。
 また、経済学部のカリキュラム・ポリシーに従い、国際関連科目が入門から応用まで編成されているが、本講義はその全体像を捉えるための基礎的な役割を持っている。

 
授業内容
 現代の世界経済を特徴づけてきたのは、とりわけ1980年代以降に正統派としての新自由主義経済が牽引してきたグローバル化である。しかし、米国でのトランプ大統領の誕生と米中貿易戦争など、今日それが大きな壁に直面し、世界経済秩序についても大きな転換点が訪れている。本講義は、新自由主義経済の台頭とそれに対する世界の動きについて分析し、今日の世界経済が抱える諸問題と、その歴史的位置づけ、現代資本主義世界経済の将来像について講義していく。
 
授業計画
 各回の講義は以下のように計画しているが、時事問題の取り扱いによって一部変更することがある。また、一瞥してわかる通り広範な内容を設定しているが、受講者の関心に応じても変更することがある。
 世界経済論では様々な政治・経済・社会分野を対象とするため、各事項の相互連関性を追求する洞察力が必要である。受講者は問題意識を深め積極的に学習する態度が必要であり、予習として参考文献を読んでくることはもちろん、日頃から世界経済・政治の動きやニュースに関心を持って情報収集することが求められる。新聞の経済欄や国際欄は意識して読んでおくこと。また、復習としては、講義内容をノートにまとめたり、わからなかった事項を自分で調べたり、様々な事項の相互関連性を考察したりすることを推奨する。
 なお、予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定している。

01. シラバスの確認、イントロダクション、講義概要の説明
02. 新自由主義の台頭と世界経済① スタグフレーションと「自由放任の終焉」の終焉
03. 新自由主義の台頭と世界経済② サッチャリズムとレーガノミクス
04. 新自由主義の台頭と世界経済③ ワシントン・コンセンサスとアメリカナイゼーション
05. 新自由主義の台頭と世界経済④ 市場対政府論争
06. グローバル化とリージョナリズム① 世界貿易機関(WTO)の誕生
07. グローバル化とリージョナリズム② WTOと反グローバル化の動き
08. グローバル化とリージョナリズム③ 地域経済統合について
09. グローバル化とリージョナリズム④ アジア太平洋の開かれた地域協力
10. グローバル化とリージョナリズム⑤ アジア通貨危機と東アジア地域協力
11. 21世紀世界経済の課題① 人の移動と世界経済
12. 21世紀世界経済の課題② 地球環境問題と世界経済
13. 21世紀世界経済の課題③ 巨大資本と世界経済
14. 21世紀世界経済の課題④ 米中貿易戦争と世界経済秩序

*オンライン授業化に伴い、授業計画は全14回の内容を担保することを前提とし、12回で実施します。
 
授業運営
(1)授業は原則として、オンタイム型授業(ZOOM)とする。ただし、履修者の通信環境などを考慮して、オンデマンド型の配信とする回もある予定。
(2)授業中にチャットで質問を受け付ける。
(3)リアクションペーパーの記入を求められた際は、各自の見解、主題に対する質問・反論等を積極的に提起すること。
 
評価方法
 授業中のリアクションペーパーや小テスト(50%)、期末レポート(50%)で評価する。
 
オフィスアワー
 質問・相談などは、メールで受け付ける(簡単な質問は、授業中にチャットでも受けつける)。
 メールアドレスは、pt121234fo@jindai.jp
 
使用書
1冊の教科書を継続使用することはない。原則として毎時間新しい講義資料を Teams にアップする。教科書が必要な人は、以下の参考書で代用してもらいたい。
参考書
石田修・板木雅彦・櫻井公人・中本悟編『現代世界経済をとらえる ver.5』[東洋経済新報社]2010年
福田邦夫監修,小林尚朗・吉田敦・森元晶文編著『世界経済の解剖学』[法律文化社]2014年
小林尚朗・篠原敏彦・所康弘編『貿易入門-世界と日本が見えてくる-』[大月書店]2017年
参考書については、講義の際にもテーマごとに随時紹介する。
 
 
 
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