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 授業科目
 Course Title
世界経済論
World Economy 
 担当者
 Instructor
教授   鳴瀬 成洋  後学期 火曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
本講義は,経済学部のカリキュラム・ポリシーに基づき, 1990年代以降の時期を対象として,グローバル化する現代世界の諸問題について学ぶことを目的とする。到達目標は以下のとおりである。
(1)1990年代におけるアメリカ経済の成長の実態と所得分配の不平等化などの問題を理解する。
(2)東アジアの成長と通貨危機について理解する。
(3)EUにおける経済統合の展開とそれが生み出した問題について理解する。
(4)米中の覇権争いについて理解する。
本講義で学んだグローバル経済の全体像を踏まえて,国際経済の様々なイシューや各国・地域経済についてより詳しく学ぶことが望ましい。

 
授業内容
本講義では、1990年代以降のグローバリゼーションの時代における世界経済の諸問題について学ぶ。1970/80年代を通じて、市場を管理する役割を果たした戦後世界経済の構造は解体し、1990年代以降市場の自由な働きを信頼するグローバリゼーションの時代が到来した。しかし市場は自己調整的組織ではなく通貨危機や世界不況をもたらした。このような基本的視角でグローバル経済の諸問題と政策課題について学ぶ。
 
授業計画
各回の講義内容は以下のように予定しているが,時事問題について追加的に講義する場合には,授業計画の一部を割愛することがある。予習としては,参考文献の関連する章や関連論文を事前に読んでおくこと,復習としては,各回のポイントを指摘するので,それを理解することが必要である。
1.ガイダンス:シラバスの記載事項の確認,グローバリゼーションとは何か
2.アメリカにおけるニューエコノミー(1)IT革命の実態と所得格差の拡大
【予習】配布論文を読み,論点を整理しておく。
【復習】アメリカ経済の成長の実態を理解したか確認する。
3.アメリカにおけるニューエコノミー(2)所得格差の拡大
【予習】配布資料を読み,論点を整理しておく。
【復習】アメリカ経済において成長の裏面で進行している問題を理解したか確認する。
4.グローバル化と経済開発(1)経済開発思想の変遷
【予習】配布論文を読み,経済開発思想の変遷について整理しておく。
【復習】各時期の開発政策の意義と問題点を理解したか確認する。
5.グローバル化と経済開発(2)東アジアの成長をどう理解するか
【予習】東アジアの経済成長について調べておく。
【復習】世銀報告書『東アジアの奇跡』内容と問題点を理解したか確認する。
6.アジア通貨危機(1)資本収支危機とダブル・ミスマッチ
【予習】配布論文259~273ページを読み,論点を整理しておく。
【復習】アジア通貨危機の根本原因を理解したか確認する。
7.アジア通貨危機(2)通貨危機に対するIMFの政策
【予習】債務危機と国際機関の対応について調べておく。
【復習】アジア通貨危機に対する国際機関の政策の問題点を理解できたか確認する。
8.EUにおける経済統合の展開(1)EUの歩み
【予習】配布論文を読み,EUの歩みを整理しておく。
【復習】欧州統合の意義を理解したか確認する。
9.EUにおける経済統合の展開(2)域内市場統合
【予習】「1992年市場統合」について調べておく。
【復習】域内市場統合の内容と効果を理解したか確認する。
10.EUにおける経済統合の展開(3)通貨統合
【予習】ユーロについて調べておく。
【復習】通貨統合に至る過程およびその利点と問題点について理解したか確認する。
11.最適通貨圏とユーロ
【予習】最適通貨圏について調べておく。
【復習】ユーロの根本問題について理解したか確認する。
12.ギリシャにおける財政問題とユーロ危機
【予習】ギリシャにおけるソブリン危機について調べておく。
【復習】小国ギリシャの問題がユーロ危機にまで発展した理由を理解したか確認する。
13.金融危機後のアメリカ経済
【予習】リーマン・ショックについて調べておく。
【復習】金融危機後のアメリカ経済の問題点について理解したか確認する。
14.アメリカの貿易政策と米中貿易戦争
【予習】新聞記事などを検索し,米中の対立について調べておく。
【復習】関税,技術覇権,産業政策などをめぐる米中の対立について理解したか確認する。

 
授業運営
(1)授業は基本的にZOOMを用い,オンタイムで行う。
(2)テーマごとに講義資料をMicrosoft Teamsにアップするので,それを読んで授業に出席すること。授業では各テーマについて解説する。

 
評価方法
(1)毎回の授業内容に関する小テストやレポートにより評価する。小テストでは時事問題を出題することもあるので,日頃から新聞名などを読んでおくことが必要である。
(2)評価方法については授業中でも説明するので,確認してください。


 
オフィスアワー
質問や相談などはメールで受け付ける。naruss01@jindai.jp
木曜日17時10分~18時には,ZOOMによる質問や相談を受け付ける。

 

参考書
石田修ほか編『現代世界経済をとらえる』Ver.5[東洋経済新報社]2010年
岩本武和ほか『グローバル・エコノミー』第3版[有斐閣アルマ]2012年
宮崎勇『世界経済読本』第8版[東洋経済新報社]2012年

 
 
 
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