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 授業科目
 Course Title
世界経済論
World Economy 
 担当者
 Instructor
教授   鳴瀬 成洋  前学期 火曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 経済学部のカリキュラム・ポリシーに基づき,本講義では第二次世界大戦後から1980年代までを対象として,戦後世界経済の構造とその変化ついて学ぶことを目的としており,到達目標は以下のとおりである。
(1)アメリカを中心に形成された第二次世界大戦後の世界経済の構造を理解する。
(2)アメリカ体制の展開とその解体の過程を理解する。
(3)1980年代以降,新自由主義に基づいて世界経済が再編されたことについて理解する。
本講義で学んだ戦後世界経済の全体像を踏まえて,国際経済の様々なイシューや各国・地域経済についてより詳しく学ぶことが望ましい。

 
授業内容
本講義では,以下の流れで第二次世界大戦後から1980年代までの世界経済ついて学ぶ。

・戦後世界経済はアメリカ中心の体制(アメリカ体制)として成立した。
・1950年代末以降,国際通貨危機が発生するなど,アメリカ体制は早くも綻びを見せる。
・1970年代には,ケインズ主義の行き詰まり,固定相場制の崩壊,対立型の南北問題の終焉などに示されるように,戦後世界経済を形成した支柱は次々と解体する。
・1980年代になると,新自由主義が経済政策の基本原則となり,それに基づいて世界経済が再編されていく。以上の流れで戦後世界経済のダイナミズムを捉えていく。
 
授業計画
各回の講義内容は以下のように予定しているが,時事問題などについて講義する場合には,その一部を割愛することがある。予習としては,配布資料や関連論文を事前に読んでおくこと,復習としては,各回のポイントを指摘するので,それを理解することが必要である。予習・復習合わせて各回当たり4時間の自己学習を想定している。

1. ガイダンス:シラバスの記載内容の確認,戦後世界経済をどう捉えるか
2. 国際経済の基礎(1)国際収支
【予習】配布資料を読み,国際収支の項目などについて整理しておく。
【復習】国際収支の仕組みを理解したか確認する。
3. 国際経済の基礎(2)為替レート
【予習】新聞などで為替レートに関する記事を読んでおく。
【復習】為替市場の仕組みや為替レートの役割を理解したか確認する。
4. 戦後世界経済の構造 IMFとGATT
【予習】配布資料を読み,論点を整理しておく。
【復習】戦後世界経済における英米の協調と対立について理解したか確認する。
5. 国際通貨危機の政治経済学
【予習】配布資料を読み,国際通貨危機について整理しておく。
【復習】国際通貨危機の発生過程と帰結について理解しているか確認する。
6. 変動相場制の理論と実際
【予習】配布資料を読み,変動相場制について整理しておく。
【復習】変動相場制が理論どおり推移しなかった理由を理解したか確認する。
7. 発展途上国のIMF・GATT体制批判
【予習】戦後の南北問題について調べておく。
【復習】途上国の立場と主張について理解したか確認する。
8. マクロ経済政策のパラダイム転換
【予習】配布資料を読み,ケインズ主義について整理しておく。
【復習】ケインズ主義と新自由主義の考え方の違いを理解しているか確認する。
9. レーガノミクスと1980年代の世界経済
【予習】配布資料を読み,レーガノミクスについて整理しておく。
【復習】レーガノミクスの意義と問題点について理解しているか確認する。
10. 日米の経常収支不均衡問題
【予習】日米の経常収支の動向について調べておく。
【復習】ISバランス論の内容と問題点について理解しているか確認する・
11. 経済政策の国際協調とその帰結
【予習】配布資料を読み,プラザ合意やルーブル合意について整理しておく。
【復習】国政政策協調の意義と問題点について理解したか確認する。
12. 講義全体のまとめと復習

 
授業運営
テーマごとに事前に,講義資料をMicrosoft Teamsにアップするので,それらを読んで講義に出席すること。講義では各テーマについてポイントを解説する。
 
評価方法
小テストやレポートの合計点で評価する。小テストでは講義内容のほかに時事問題についても出題するので,日頃から新聞などを読んでおくことが必要である。
 
オフィスアワー
講義中に質疑応答や意見交換の時間を設ける。質問はメールでも受け付ける。
メールアドレス naruss01@jindai.jp

 
使用書
使用しない
参考書
木下悦二『現代資本主義の世界体制』[岩波書店]1980年
木下悦二ほか編『ポスト冷戦の世界経済』[文眞堂]1992年
石田修ほか編『現代世界経済をとらえる』Ver.5[東洋経済新報社]2010年
岩本武和ほか『グローバル・エコノミー』第3版 有斐閣アルマ,2012年.
 
 
 
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