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 授業科目
 Course Title
経済入門
Introduction to Economics
 担当者
 Instructor
教授   飯塚 信夫  前学期 火曜日1時限
教授   五嶋 陽子  前学期 火曜日1時限
教授   酒井 良清  前学期 水曜日1時限
教授   鳴瀬 成洋  前学期 水曜日1時限
教授   比佐 章一  前学期 水曜日1時限
准教授 大滝 英生  前学期 水曜日1時限
准教授 小川 浩  前学期 火曜日1時限
准教授 佐藤 睦朗  前学期 水曜日1時限
准教授 品川 俊介  前学期 火曜日1時限
助教   中西 勇人  前学期 火曜日1時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標
 「経済入門」は、これからいろいろな専門的な科目を学んでいく1年生の皆さんに、経済の基本的なしくみや、経済学の基本的な考え方、基礎的な概念を講義して、さまざまな専修科目の学習へスムーズに導くことを目的にしています。
 具体的には皆さんが①経済の基本的なしくみを理解すること、②経済学の基本的な考え方に慣れること、を通じ、③より高度な専門科目の履修に意欲的に取り組むことができるようになることを期しています。
 
授業内容
 私たちの周囲では、毎日のように、景気、雇用、失業、税、株価、為替相場などに関するさまざまなことが起こっています。そしてこれらは私たちの現在と将来の生活に大きな影響を与えます。これらの経済現象はどういう意味なのか、なぜ起こるのかを知るためには、経済の基本的なしくみを理解する必要があります。こうした点についての基本的な理解なしに生きることは、自分の現在と将来の生活に大きな不利益を及ぼすことさえあります。
 「経済入門」では、私たちの社会を形成している市場経済のしくみや動きを、「授業計画」にあるような観点から、わかりやすく講義します。実はこうしたことは、高校の「政治・経済」の教科書にもある程度書いてあるのですが、この授業では、単に高校の復習にとどまらず、大学の専門科目への導入部を成す科目として、もう一歩踏み込んだ内容を講義します。
 
授業計画
全14回の授業内容は以下の通りです。
 カッコ内は、下記使用書(教科書)の該当章を示しています。これを手掛かりに、予め次の授業で講義される教科書の該当箇所を読んで予習してください。また、復習は、教科書の各章の章末の練習問題を自習するほか、官公庁の webサイトで現実の経済統計を確認したり、小テスト(下記「授業運営」の項を参照)を解き直す、学部のweb サイトにある期末試験の過去問(開講時に案内します)を解くことも有用です。 予習と復習合わせて約4時間の自宅学習を、各回の講義ごとに想定しています。

1.イントロダクション-経済学の役割- (第1章)
  シラバスの内容を確認した上で、経済学の目的、経済学を学ぶ際に重要な「大人の発想」を学びます。
【予習】第1章の経済学の目的の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】経済学で学ぶ内容について理解する。

2.市場のはたらき (第2章)
  モノの価格の決まり方と、自由放任の市場メカニズムが、いわゆる「見えざる手」によって社会的に望ましい資源配分を実現するのはなぜか、を学びます。
【予習】第2章の市場のはたらきの内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】完全競争市場とは何か、また完全競争市場における価格メカニズムについて理解する。

3.市場の限界 (第3章)
  2.で学ぶ「見えざる手」が機能するのは、実はかなり限定的な状況で、現実の市場経済には様々な問題があります。ここではいわゆる「市場の失敗」の諸類型を学びます。
【予習】第3章の市場の失敗の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】市場の失敗が生じる原因について理解する。

4.GDPとは何か (第4章)
  この回では視点を大きく取って、一国の経済の総体として捉える見方を学びます。一国の経済活動の大きさを知るための最も基本的かつ重要な統計である「国内総生産」(GDP)がどのような内容・性質のものか、を学びます。
【予習】第4章のGDPの内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】GDPおよび三面等価の原理などについて理解する。

5.景気指標を読む (第5章)
  消費や設備投資の動向・雇用者所得など、景気の動向をつかむための様々な統計の読み方を学び、日本経済の現状を把握します
【予習】第5章の景気指標の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】景気指標から景気循環がなぜ起こるかを理解する。

6.財政 (第6章)
  国や地方公共団体はどのような税を徴収しているのか、また、私たちが納めた税はどのような目的に使われるのかを、客観的な資料に基づいて具体的に学ぶと共に、政府の財政の果す役割を学びます。
【予習】第6章の財政の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】日本の財政の現状とその課題について理解する。

7.社会保障 (第7章)
  国の税の使いみちとして最も大きなウェイトを占めている社会保障について、その意義と仕組みを学びます。 【予習】第7章の社会保障の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
8.貨幣と金融のしくみ (第8章)
  金融のしくみ、モノの取引のために金融が果たす重要な役割、おカネとは何か、金融機関・中央銀行の役割を学びます。【予習】第8章の金融の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】金融が経済に果たす役割や貨幣の乗数効果について理解する。

9.企業の経済学 (第9章)
  代表的な企業形態である株式会社のしくみと、企業がどのような原理で行動するか、株式会社の経営者を規律づけるための企業統治について学びます。
【予習】第9章の企業の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】株式会社制度の仕組みや企業と経済との関係について理解する。


10.労働市場 (第10章)
  私達の多くは企業に自分の労働力を売って賃金を得て生活の糧としています。また、企業も労働力を雇い入れなければ生産活動ができません。そこで発生する、家計と企業が労働力と賃金の交換をする場である労働市場について、日本の労働市場の実態(労働力率や失業率、非正規雇用の増加、セーフティーネットとしての雇用保険の現状など)を学びます。
【予習】第10章の労働の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】日本の労働市場が抱える問題について理解する。

11.国際経済 (第11章)
  モノやサービスや資本が国境を越えて取引される現代のグローバルな市場経済について、日本の貿易の実態、国際収支の読み方、為替レートを中心に学びます。
【予習】第11章の国際経済の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】日本の貿易、国際収支の実態について理解する。

12.戦後日本経済の歴史(1)-成長の軌跡- (第12章)
  戦後復興期・高度成長期とその後の安定成長期の、約35年間の日本経済の軌跡をたどり、敗戦の痛手からわずか20数年で世界第二位の経済大国になった驚異的な日本の成長を可能にした条件や成長の実態を学びます。
【予習】第12章の戦後復興期・高度成長期の日本経済の歴史の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】戦後復興期・高度成長期の日本経済とそれに対する政策について理解する。

13.戦後日本経済の歴史(2)-バブル景気とその後- (第13章)
  バブル経済の前の状況(1980年代の前半)、バブル期(80年代後半)、バブル崩壊とその後の不況、近年に至る日本経済の動きを学びます。
【予習】第13章のバブル景気以降の日本経済の歴史の内容についてあらかじめ理解をしておくこと。
【復習】バブル景気以降の日本経済とそれに対する政策について理解する。

14.復習とまとめ
  これまでの授業の重要な点を復習し、学生からの質疑を受け付けます。
【予習】第1~13章の内容について復習をし、疑問点等を把握しておくこと。
【復習】第1~13章の内容で理解していない部分を正しく理解する。
 
授業運営
経済入門の担当教員によって執筆された教科書(下記の使用書欄に記載)を使用します。
 講義は教科書の各章にほぼ沿って進みます。
 レジュメや補助資料が配布されることもあります。
 理解の確認のために,授業内小テスト(1回あたり15分程度)を、ほぼ1ヶ月に1度の頻度で、合計3回行います。
 
評価方法
 小テストの成績、学期末試験の成績によって総合評価します。詳しくは,第一回の授業で説明します。
 なお、授業を4回以上欠席し、その欠席がやむをえない事由によることを公的文書(交通機関の遅延証明・医療機関の診断書など)で証明できない場合、成績評価の対象外となる(失格となる)ので十分に注意してください。なお授業内小テストについての解説は、実施後、次の講義で解答・解説を行います。
 
オフィスアワー
比佐:月曜日12時~13時、研究室(1-504)にて。
またメールで事前にアポイントを取っておくことを勧めます。
E-mail: ft101923eh@kanagawa-u.ac.jp

 
使用書
松村敏・玉井義浩編『経済入門』[培風館]2010


 
 
 
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