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 授業科目 法情報学
Legal Informatics
 担当者
教授   中村 壽宏  前学期 火曜日5時限
 単 位 2

到達目標
 この講義は,受講生が,法律情報に関する基本知識を正確に理解し,それらを獲得する方法および得られた情報を加工して目的に応じて再情報化する手法を身につけることを到達目標とする。
 
授業内容
 Legal Research, Writing and Oral Presentation というコンセプトに基づいて,法律実務家に必要な情報検索および情報生成の手法について理論および技術面から解説し,訓練を行います。  
 具体的には,与えられた事例から法的問題点を抽出してリサーチの戦略目標を立て,次にその問題に対応するために必要な情報を収集・選別して分析し,最後にその分析の結果を簡潔に文書表現しかつその内容を口頭で説明するという一連のプロセスを学びます。  
 これにより,文献やコンピュータを駆使して情報を“収集”すること以上に,他者に対して分析結果を伝えるための情報を“生成”して“説明”することがより重要でかつ困難であることを理解します。  
 とりわけ,法律的な文章を正しいフォーマットで,かつ効果的に(相手に信用されるように)作成する方法をマスターしてもらいます。
 
授業計画
 e-Learningシステムに重要事項を明示するので,それに従って予習・復習すること。

第1回 法情報学の目的
 法情報学のテーマについて概括する。
第2回 法情報の理論と概要
 法情報処理のプロセスについて取り扱う。とくに,Dataとintelligenceの違いを理解する。
第3回 法情報Ⅰ-法令
 法令の種類,構造などを正確に理解する。
第4回 法令検索演習
 データベース等を利用して,法令情報を収集して吟味する方法を学ぶ。
第5回 法情報Ⅱ-判例
 判例の意義,およびその利用方法について理解する。
第6回 判例検索演習Ⅰ
 キーワードを利用してデータベースから判例情報を収集する方法を学ぶ。
第7回 判例検索演習Ⅱ
 判例データベースシステムの特性を理解し,必ずしもキーワードによらない判例へのアクセス方法を学ぶ。
第8回 法情報Ⅲ-文献情報
 法律文献やデータ資料の利用方法を理解する。
第9回 法情報Ⅳ-法情報の相互関係
 前半のまとめとして,各種法情報を有機的に結合して理解する方法を検討する。
第10回 法情報とメディア
 法情報がいかなるメディアによって提供されているのかを把握し,それぞれのメリットとデメリットを理解する。
第11回 情報の選別と分析
 法律家として問題を解決する際に利用しうる,各種の情報分析手法を知る。
第12回 法的理論展開の基礎
 法律問題の把握の仕方と,法規定・理論の適用方法を学ぶ。
第13回 法律文書の基礎
 法律家が作成する文書の基本的な作法を理解する。
第14回 法的カウンセリングの基礎
 法律家によるよりよいカウンセリングの方法を検討する。
第15回 法情報のまとめ
 課題についてまとめ,発表してもらう。
 
授業運営
 一般教室における講義とPC教室におけるリサーチ演習とを組み合わせながら実施する。  
 受講生は,毎回e-Learningシステムを利用した講義情報にアクセスして予備知識を得てから参加すること。また,事前調査とレポート作成を課すことがある。 
 
評価方法
平常点(各種の作業の結果等を総合評価)の評価50%、試験による評価50%とする。 
 
オフィスアワー
金曜日5時限
 


 
 
 
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