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 授業科目 法学部基礎演習
Basic Seminar  on Legal and Political Science Studies
 担当者
教授   小森田 秋夫  後学期 木曜日3時限
 単 位 2

到達目標
 法を専門的に学ぶための準備として、〈裁判〉に焦点を当てながら、(1)法を学ぶさいには幅広い社会的視野をもつことが必要であることについて理解を深め、(2)法について調べる、読む、聴いて記録する、発表する、討論する、書くなどの基本的スキルを身につける第一歩とすることを目標とする。

 
授業内容
 裁判所、法律家、刑事裁判、民事裁判、死刑制度という5つのテーマに、以下の方法で取り組む。
 
 ①資料を読み、映画を観ることをつうじて、裁判所と法律家をめぐる問題点を発見する。

 ②模擬裁判を演じることを通じて、刑事裁判の仕組みについて理解する。

 ③裁判所に足を運んで裁判所とはどのようなところかについて調べるとともに、実際の裁判員裁判を傍聴し記録する。

 ④過去に行なわれた具体的な民事裁判(または行政裁判)を選び、裁判の経過と結果などについて詳しく調べたうえで、レジュメにまとめて発表する。

 ⑤異なる意見の存在する重要問題(死刑制度)について、問題点をあらかじめ調べたうえで、賛成または反対の立場から論理的に主張し、異論に応答する。

 
授業計画
 各回の予定は以下のとおりである。
 ただし、順序を入れ替えることがありうる。

1.はじめに:計画とグループ分け
2.裁判所①:横浜弁護士会の地域司法計画を読む
3.裁判所②:横浜地方裁判所とはどんなところか
4.法律家への道:法曹三者と隣接法律職になるためには
5.裁判官:映画『日独裁判官物語』を観る
6.弁護士:『弁護士白書』を読む
7.刑事裁判①:模擬裁判を試みる
8.刑事裁判②:横浜地裁で裁判員裁判を傍聴する
9.刑事裁判③:裁判員裁判傍聴のまとめ
10.民事裁判①:実際に起こった裁判について調べる
11.民事裁判②:実際に起こった裁判について調べる
12.民事裁判③:実際に起こった裁判について調べる
13.論争「死刑制度は存続させるべきか、廃止すべきか」:準備
14.論争「死刑制度は存続させるべきか、廃止すべきか」:実施
15.まとめ

 
授業運営
 (1)演習は、授業当日までの準備と当日における報告・討論とから成り立っている。しっかり準備することが当日の演習を充実させるための前提である。とくにこの演習では、裁判所に実際に足を運び、傍聴するという校外での課題が含まれている。
 したがって、週1回の演習に出席するだけでよいというわけではないことを十分に理解して参加してほしい。
 
 (2)授業計画を実現するために、適宜グループ分けし、グループごとに行動したり発表したりすることとする。

 (3)演習は以上のように行なわれるため、その日に報告を担当する者はもちろん、そのほかの者も積極的に発言することが演習参加者の責任である。
 無断欠席は許されない。


 
評価方法
 平常点70点、レポート30点の割合で評価する。

 平常点は、毎回の演習に出席することを前提に、演習への準備と当日の報告や議論への参加状況とを併せた取り組み全般にもとづいて評価する。

 レポートは、学期末に提出を求める。レポートの書き方や評価のポイントについては、別途説明する。
 
オフィスアワー
 木曜日の12時10分~12時50分。
 そのほかの時間でも、在室していれば差支えない限り応対する。
 研究室は17号館518号室。
 

参考書
木佐茂男ほか『テキストブック 現代司法』第5版[日本評論社]2009年
小森田秋夫編『君たちに伝えたい 神奈川の裁判』[御茶の水書房]2015年

 
 
 
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