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 授業科目
 Course Title
比較言語文化特殊講義F2
Lectures in Comparative Linguistics and Cultures F2
 担当者
 Instructor
准教授 大川 真由子  後学期 月曜日2時限/月曜日6時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
 
到達目標
 欧米言語文化専攻のカリキュラム・ポリシーに従い、以下を到達目標とする。
 本講義の到達目標は、受講生が、「ヨーロッパのイスラーム問題」をさまざまな視点から検討することで、ヨーロッパによるイスラーム表象について理解を深め、グローバル時代における社会の変化に適応する能力を身につけることである。

 
授業内容
 第一段階として、さまざまな立場から書かれた「ヨーロッパのイスラーム問題」に関する論考(「使用書」に挙げられた文献の一部)を講読し、理解を深める。第二段階として、サルマン・ラシュディ事件、預言者風刺画事件、シャルリー・エブド事件、スカーフ問題など、イスラーム表象の問題を議論しながら、イスラームとヨーロッパの共生の可能性を考える。
 
授業計画
 授業は以下の計画に沿って進めていくが、扱うテーマ、文献に関しては受講生の関心を最大限考慮したい。予習としては、発表者だけでなく参加者も事前にテキストを読み、不明な点を調べておくこと。復習としては、講義時に示した理論・知見をヨーロッパとイスラーム以外の国際情勢・文化的事象に当てはめて考察してみること、余裕があれば関連する外国語文献を積極的に手に取ることを勧める。

01. イントロダクション:シラバス記載事項の確認
02. イスラーム世界とヨーロッパの関係史1:十字軍から第二次世界大戦まで
03. イスラーム世界とヨーロッパの関係史2:第二次世界大戦後から現在まで
04. 現代におけるイスラーム世界とヨーロッパ
05. サルマン・ラシュディ事件
06. 預言者風刺画事件1:森孝一(編)『EUとイスラームの宗教伝統は共存できるか』(第1章)
07. 預言者風刺画事件2:森孝一(編)『EUとイスラームの宗教伝統は共存できるか』(第13章、第15章) 
08. シャルリー・エブド事件1:トッド『シャルリとは誰か』(序章)
09. シャルリー・エブド事件2:トッド『シャルリとは誰か』(第5章)
10. シャルリー・エブド事件3:トッド『シャルリとは誰か』(結論、「日本の読者へ」)
11. ヨーロッパにおけるイスラーム・フォビア
12. イスラーム表象をめぐる問題
13. イスラームとヨーロッパの共生
14. 総括

 
授業運営
 解説を入れながらテキストを講読し、その後討論をおこなう。テキストについては教員が用意する。「使用書」に挙げられた3冊のほかにも以下の文献を講読する予定だが、履修者の興味関心によって扱うテキストは変更しうる。

ケペル、ジル 1992 『宗教の復讐』(中島ひかる訳)晶文社
高山博 2007 『ヨーロッパとイスラーム世界』山川出版社
酒井啓子 2015 『移ろう中東、変わる日本2012-2015』みすず書房
 
評価方法
授業内の講読、議論への参加度60%、レポート40%
 
オフィスアワー
月曜日12:15~12:45および金曜日12:15~12:45、17号館423号室。事前にアポを取ること。


 
使用書
竹沢尚一郎(編)『移民のヨーロッパ――国際比較の視点から』[明石書店]2011
トッド、エマニュエル『シャルリとは誰か?――人種差別と没落する西欧』[文藝春秋]2016
ヨプケ、クリスチャン『ヴェール論争――リベラリズムの試練』[法政大学出版局]2015


 
 
 
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