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 授業科目
 Course Title
情報システム仕様化手法基礎論
Fundamentals of Methodology for Specifying Information Systems
 担当者
 Instructor
教授   海谷 治彦  前学期 月曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 実世界のある業務や活動に対して、どのような情報システムを、どこに導入すべきかを判断するための技法を学生が習得する。
 
授業内容 Course Content
情報システムはソフトウェアが中心的な役割を担っており、今日の多くの活動(業務や娯楽等)において大きな役割を担っている。しかし、情報システムはあくまで活動の一部を担っているにすぎず、当該活動の目標に合致した適切な導入を行わなければ無駄もしくは邪魔なものとなる。本講義では、情報システムやプログラムという狭い視点ではなく、システムが導入される活動全体を対象とし、どのような機能を持つ情報システムを、対象活動の中のどこに埋め込めば、活動目標をより良く達成することができるかを分析する手法を紹介する。
具体的には、ゴール指向要求分析と呼ばれる業務分析手法の中から、KAOSとi*(アイスターと読む)という言語と手法を紹介する。これらの手法によって、活動に関与する人、組織、機械等にとって有益な情報システムの提案が可能となる。
 
授業計画 Course Planning
各回の講義内容は一応次のように予定しているが、時間の関係で若干前後する場合もある。
予習は不要であるが、復習を行なうこと。尚,各回の予習と復習をあわせて,概ね4時間を費やすこと.
復習では、各回で紹介された表記法や、手法を、実際にシステムを導入すべき業務に適用する。
適用対象業務は自身で選んでよい。
復習結果は次回の講義で講師からレビューされる。
レビュー結果をもとに、誤りがあれば、修正も復習として行なう。
手法の実施にはコンピュータツールを利用する場合がある。
その利用法の習得も復習として行なうこと。

1. 情報システムにおける要求分析と定義の重要性
2. ユースケースモデルによる要求分析とその限界
3. ゴール指向要求分析手法 KAOSの概要
4. ゴールの段階的詳細化に基づく要求と仮定の明確化
5. 責任モデルに基づく要求と仮定を満たすべきアクターの抽出
6. 操作モデルによるシステム機能の仕様化
7. ゴール分解のパターン
8. 戦略的アクターに基づく要求分析手法 i*の概要
9. Strategic Dependency Model (SDモデル)
10. Strategic Rationale Model (SRモデル)
11. SD, SRモデルに基づく業務へのシステム導入模索
12. モデル変換に基づくシステム導入箇所の発見支援
13. メトリクスを用いた導入予定システムの机上評価
14. 総合演習とその解説

 
授業運営 Course Management
授業ではラップトップを持参すること。これを用いて、実習を随時行うとともに、講義用のツール(電子化教材の閲覧など)としても使用する。講義内容の修得確認のための小テストもしくは実習を随時行う。

https://www.sci.kanagawa-u.ac.jp/info/kaiya/rs/

 
評価方法 Evaluation Method
成績は復習として行なわれた手法の実施結果と、授業期間中の実習結果によって評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
木曜日 3限 6-214室にて。
 
使用書 Textbook (s)
 講義資料をPDF等の電子ファイルとして配付する。
参考書 Book (s) for Reference
Eric Yu 他,Social Modeling for Requirements Engineering ISBN 0262240556,The MIT Press,2010年
Axel van Lamsweerde,Requirements Engineering: From System Goals to UML Models to Software Specifications ISBN 0470012706,1st edition,Wiley,2009年

 
 
 
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