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 授業科目
 Course Title
経営倫理論特講
Advanced Studies in Business Ethics
 担当者
 Instructor
講師   ビシュワ・ラズ・カンデル  後学期 金曜日5時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 本講義の到着目標は、受講生が「経営戦略論特講」では、企業統治論を中心として、企業経営機構体制、各機関(取締役、監査役、社外取締役など)の役割を学び、企業不祥事を防止しつつ企業競争力を高める企業統治のあり方を検討し、様々な企業の経営戦略に対する判断力、洞察力を身つけることである。
 さらに、本講義「経営倫理論特講」では、企業のソフトである部分を学ぶ。具体的には、企業倫理論を中心として、企業社会責任論やコンプライアンス(法令遵守)経営論、経営者問題やステークホルダー論などである。この検討を通じて、21世紀のあるべき企業像を浮き彫りにする。学生と相談した上、英語で授業を実施することもある。
 なお、本講義では、当然、日本国内だけではなく、アメリカ、EU、アジアの国々なども研究対象とし、国際比較を行う。もちろん、前期開講科目「経営戦略論特論」を受講していない学生も歓迎する。
 
授業内容 Course Content
 市場経済社会が成立し発展し始めたころ、企業の進歩・発展は、必然的に社会の進歩・発展をもたらすという理論が通用していた。しかし、このような企業の正の側面のみを強調する理論は、やがて通用しなくなった。これに代わって出てきたのが、企業の進歩・発展は、必ずしも社会の進歩・発展をもたらすとは限らないという理論である。企業の大規模化による企業の進歩・発展は、企業の社会に対する影響力を高めるとともに、企業の負の側面をあらわにするようになる。そうなると、社会からの企業に対する反発も高まってくる。市場経済社会に生きる企業は、これにどのように対処したらよいか。企業倫理は、企業社会責任や企業統治とともに、この問題に答えなければならないのである。
 今日、あらゆる利害関係者から経営者の企業倫理が叫ばれている。一口に企業倫理論といっても、そのアプローチは、多種多様である。だからこそ、現実感覚を持ち、内在的な批判精神をもって検討を重ねていく必要がある。
 なお、本講義では、経営学の基礎はもちろんのこと、経営戦略論や企業統治論の関する素養を履修の前提とする。
 
授業計画 Course Planning
各回の講義内容は次のように予定しているが、時間の関係や毎回、授業後に学生から集められた授業内容の疑問・質問の解答する時間を設けている。その関係で第2回から第13回の内容は変更の可能性もある。
  指定した資料、授業と関連する本やテキストを読んだ上で出席している前提に講義するので、予習として ① 各回の該当する資料やテキストを読んで来ること ② わからない専門用語や制度について事前に調べてくること、の2点が必ず実施して欲しい。また、復習として、授業中に配布した資料を事前に理解してみること、および、周辺科目・新聞記事などを確認し、学んでおくことがを勧める。
 なお、予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定しているが、学習については、開講前の休暇中やGWなどを利用して復数回分をまとめて行ってもよい。(早めに全体像がつかめるので、かえって効果的である)。

第1回 ガイダンス・企業倫理の必要性、不祥事問題、学習の仕方、授業の目的・授業の方法、シラバスの記載事項を確認する。
Ⅰ 企業倫理論の概要
第2回 企業倫理と企業経営
第3回 企業倫理と個人倫理
第4回 企業倫理と法令遵守経営
第5回 企業倫理と倫理制度
第6回 企業倫理と企業の社会的責任

Ⅱ 企業倫理論とコーポレート・ガバナンス論
第7回 市民社会のなかの企業論
第8回 市民社会論とコーポレート・ガバナンス論
第9回 企業倫理論とコーポレート・ガバナンス論
第10回 企業倫理論とコンプライアンスとの関係性

Ⅲ 企業倫理論に基づいた企業経営論
第11回 企業の発達と企業倫理
第12回 企業経営者と企業倫理
第13回 企業の利害関係者と企業倫理
第14回 企業経営者論
 
授業運営 Course Management
 「経営学」とはなにか、をいま今一度考えて頂きたい。誰のために「経営学」は存在するのか。そうした問題を解決しようとしない限り、発展的な勉強をすることができないであろう。つまり、経営学の世界観を確立しなければ、小手先の学問に終止し、深みのある勉強を行うことができなくなる。
 本講義では、知識の習得ももちろんであるが、そうした本質へ接近する論理的思考能力を得ることをも重視する。そのために、必要と思われるメソッドにより講義を行う。

 
評価方法 Evaluation Method
 研究発表(60%)、レポート(30%)、その他(10%)。
 研究発表、レポートを総合的に評価する。
 講義を4回以上欠席した学生は評価の対象としない。

 
オフィスアワー Office Hour (s)
金曜日の13:00から13:30まで、1号館の非常勤控室へ。なお、質問や指摘は講義後にもその場で受け付ける。

 
使用書 Textbook (s)
小島大徳『企業経営原論』[税務経理協会]2009年


 
 
 
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