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 授業科目
 Course Title
世界経済論特講B
World Economy B
 担当者
 Instructor
教授   鳴瀬 成洋  後学期 火曜日5時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
本講義の到達目標は、経済学研究科のカリキュラム・ポリシーに従い、受講生がグローバル経済を批判的に理解するために必要な知識を身に付けることである。具体的には、(1)第二次世界大戦後の世界経済におけるどのような変化によってグローバリゼーションといわれる事態が出現したのかを理解すること、(2)金融危機のメカニズムの理解を通じて、効率的で自己調整的とされる市場の本質を理解すること、(3)世界的規模でのセーフティネットや民主主義が存在しない世界経済をどのように統治すべきかについて考えることである。本講義を踏まえて、各国・地域の専門的研究を深めることが望ましい。
 
授業内容 Course Content
本講義では、下記の文献を読むことにより、貿易、金融、所得分配、政治などの観点からグローバリゼーションが経済や社会にもたらしている問題を明らかにし、グローバル経済を統治する方策について考察する。グローバリゼーションは現在も進行していることであり、重要なトピックについては新聞記事や時事的論文を利用しながら講義を行う。
 
授業計画 Course Planning
参加者と下記の文献を輪読する演習形式で授業を行う。演習参加者は予習として、各章の内容を把握し問題提起ができるようにしておくこと、復習として、演習での議論を反芻し論点を整理することが必要である。予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定している。
1.市場と国家について
2.第一次グローバリゼーションの興隆と衰退
3.なぜ自由貿易論は理解されないか
4.ブレトンウッズ体制の根底にある思想
5.金融グローバリゼーションという愚行
6.豊かな世界の貧しい国々
7.発展途上国の貿易原理主義
8.グローバリゼーションと民主主義の危機
9.ユーロが欧州を分断する
10.緊縮政策は有効か
11.縮小する中間層
12.世界経済の政治的トリレンマ
13.グローバル・ガバナンスは可能か、そして望ましいか
14.健全なグローバリゼーションとは何か

 
授業運営 Course Management
授業ではテキストを輪読する。まず報告者が担当した章の概要を説明したうえで問題提起をし、その後は参加者全員の自由討論と私の解説、説明により授業を進める。
 
評価方法 Evaluation Method
報告、問題提起、討論への参加などを考慮して総合的に評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
木曜日:17時10分~18時、研究室(1-608)
メールアドレスは以下の通り。naruss01@kanagawa-u.ac.jp


 
使用書 Textbook (s)
ダニ・ロドリック『グローバリゼーション・パラドクス』[白水社]2013年
ヴォルフガング・シュトレーク『時間稼ぎの資本主義』[みすず書房]2016年


 
 
 
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