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 授業科目
 Course Title
欧米経済史特講
 
 担当者
 Instructor
准教授 佐藤 睦朗  後学期 水曜日1時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 本講義では、受講者が、日本・アジア・ヨーロッパにおける「家」ないしは「家連合」の存在形態に関する比較考察を通じて、西欧・北欧における「家」の社会経済史的な特徴を理解することを到達目標とします。
 経済学研究科のカリキュラム・ポリシーに従い、経済思想・経済史コースの講義科目の基礎となる「家」に関する学問的到達点を学修する講義とします。受講生が、経済学の多様な分野において活用しうる「家」に関する知識を習得する機会を提供します。
 
授業内容 Course Content
 「家」に関する近年の日本史・日本経済史の成果をふまえて、ヨーロッパやアジアに「家」の要素を発見しうるかどうかを、社会経済史の視点から、受講者とともに検討していきます。それとともに、日本における「家連合」(同族集団)の特徴についても考察をします。
 
授業計画 Course Planning
講義形式で下記の使用書(テキスト)の内容を解説したうえで、受講者との討論を行います。輪読範囲を予め予習していることを前提に講義と討議を進めます。このため、予習として、必ず該当する章を最低でも三回は読むようにしてください。復習としては、予習段階で理解できなかった箇所や講義で指摘された部分を中心に、再度該当範囲を読み直して理解の深めたうえで、講義内容を400字程度に要約するようにしてください。 なお、予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定しています。

1. シラバス内容の確認、婚姻と家の存続をめぐり研究史
2. 日本の家と婚姻戦略1:近世大名における家存続戦略
3. 日本の家と婚姻戦略2:近世農村における世帯と婚姻
4. 日本の家と婚姻戦略3:近世日本における「家」の継承と相続
5. 日本の家と婚姻戦略4:資本家の婚姻と「家」の存続戦略
6. 日本の家と婚姻戦略5:イエ存続戦略としての姉家督
7. アジアにおける家と婚姻戦略1:宋代士大夫の家の維持
8. アジアにおける家と婚姻戦略2:「家」の存続における植民地支配期の影響
9. アジアにおける家と婚姻戦略3:東インドネシアにおける家と婚姻戦略
10.ヨーロッパにおける家と婚姻戦略1:中近世ドイツ地方史からみた相続慣習
11.ヨーロッパにおける家と婚姻戦略2:近世英国農民の「家」の存続
12.ヨーロッパにおける家と婚姻戦略3:近代イギリスにおける地主家族の危機と戦略
13.ヨーロッパにおける家と婚姻戦略4:19世紀フランスにおける家と婚姻戦略
14.全体のまとめ:西欧・北欧における「家」の経済史的特徴
 
授業運営 Course Management
講義形式を60分(前回復習を含む)とし、残りの40分を討議時間とします。上述の通り、必ず該当範囲を熟読してから、講義に出るようにしてください。また、毎回前回講義の内容を400字程度に要約した課題を提出するようにしてください。
 
評価方法 Evaluation Method
講義時間内の討議での発言内容(40%)と毎回の講義内容を400字程度に要約するレポート課題(60%)で成績評価をつけます。講義を特別な理由がなく4回以上欠席した場合には、成績評価の対象となりません。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
火曜日の12:45~13:15、1-617研究室(1号館6階、内線:4736)にて。その他の曜日や時間帯でも、事前に予約していただければ対応します。なお、授業終了直後にも、質問や指摘を受け付けます。
 
使用書 Textbook (s)
國方敬司・永野由紀子・長谷部弘(編)『家の存続戦略と婚姻-日本・アジア・ヨーロッパ-』[刀水書房]2009

参考書 Book (s) for Reference
加藤彰彦・戸石七生・林研三[編]『家と共同性』[日本経済評論社(家族研究の最前線①)]2016
平井晶子『日本の家族とライフコース-「家」生成の歴史社会学-』[ミネルヴァ書房]2008
米山千代『「家」を読む』[弘文堂]2014
その他の参考書については、講義中随時指示します。
 
 
 
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