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 授業科目
 Course Title
オーラルヒストリー特論
Oral History Studies 
 担当者
 Instructor
教授   安田 常雄  後学期 月曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
本講義の到達目標は、受講生が、日本近現代史をより深く認識することができ
ることを目標に、具体的には、①オーラルヒストリーという方法に関する基礎
的知識と問題点を認識すること、②それによっていかに新しい歴史像が創出さ
れるかを具体的対象に即して検討することなどを学ぶことにある。③併せてオ
ーラルヒストリーの実践の技法に関する基礎的知識と問題点を総合的に検討し、
具体的な研究方法への橋渡しを身につけることである。

 
授業内容 Course Content
この講義では、後掲の使用書(テキスト)に沿って、それぞれのパートを対象
に、担当者が報告を行い、全員で疑問点や問題点について、討論しながら進め
るという形をとる。
 
授業計画 Course Planning
今回の講義では、昨年刊行されて話題になっている後掲の使用書(テキスト)
を使用し、オーラルヒストリーの概念、歴史叙述に関わる方法などを認識す
ることを通して、日本近現代史の理解を深めることを主眼にする。テキスト
を読んだ上で出席していることを前提にしているので、予習としては、①参
加者は必ず各回の該当ぺージを読んでくること、②参加者全員もわからない
用語や歴史概念、討論したい論点などを予め考えてくること、③また本テキ
ストに関わるアメリカの日本占領時代や戦時期に関する基本事項について、
事前に調べておくこと。また復習としては、授業当日に出され、討論された
内容について、各自が整理しておくことが重要である。

1 ガイダンスー記憶という自由
2 戦後やけっぱちの発掘(森毅)、「英語に怨みはかずかずござる」(富岡多
  恵子)(p.8-44)
3 ニヒリズムの底から(梅原猛)(p.45-58)
4 飢えとアメリカ(加藤秀俊)(p.59-73)
5 自分が「おとな」だった時代(森崎和江)(p.92-109)
6 「命がけで好きなことしよう」(白鳥邦夫)(p.128-155)
7 父の公職追放(上坂冬子)(p.156-172)
8 「戦争花嫁」のアメリカ(江成常夫)(p.172-192)
9 憲法はそれを必要とする人がつくる(古関彰一)(p.193-210)
10 17歳の火炎ビン闘争(北沢恒彦)(p.211-229)
11 占領をうつす鏡としての沖縄(大江志乃夫)(p.230-243)
12 モノとなった肉体(花田圭介)(p.246-272)
13 緑の天皇の侍従長(中沢新一)(p.273-292)
14 まとめ

 
授業運営 Course Management
毎回、順番で報告し、討論するゼミ形式を採る。報告者は、レジュメを作成し、
内容の要約、疑問点、皆で討論したい論点を明記して、配布すること。

 
評価方法 Evaluation Method
かならず出席し、数回の報告をおこない、討論に積極的に参加すること。期末
の試験は行わないが、参加人数、出席状況などを勘案し、レポート提出を課す
こともある。

 
オフィスアワー Office Hour (s)
木曜日5時限、9号館22(研究室)
 
使用書 Textbook (s)
安田常雄、天野正子編『戦後体験の発掘ー15人が語る占領下の青春』[三省堂]1991

参考書 Book (s) for Reference
ポール・トンプソン『記憶から歴史へーオーラル・ヒストリーの世界』[青木書店]2002

 
 
 
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