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 授業科目
 Course Title
古代・中世史料学特論
Ancient and Medieval Japanese History 
 担当者
 Instructor
教授   前田 禎彦  前学期 木曜日3時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
 
到達目標 Target to be Reached
この授業の目標は、日本古代の基本史料全般に関する基礎知識と読解力を身に付けることである。
 
授業内容 Course Content
日本古代の基本史料を取り上げ、その読解を試み、日本古代の国家と社会のあり方について考える。この授業では、まず、最初の数回の授業で古代の基本史料-六国史、律令、格式-の内容と特質をひと通り概観し、次に、その中から9世紀中期、平安時代初期の年代記である『続日本後紀』(『新訂増補国史大系』吉川弘文館)をテキストとして取り上げて順番に読み進めていく。本年は承和11(844)年6月から。関連史料・参考文献も参照しながら日本古代の国家と社会の特質に話題を進めてゆきたい。
なお、受講者の専攻分野や希望に従ってテキストを変更することも可能である。昨年度は、受講者が外国人留学生であったため、漢文史料でなく、平安時代末期(12世紀)に描かれた絵巻物の詞書(変体仮名〈くずし字の平がな〉で書かれた古文)を写真にもとづき読解してゆく授業を行った。
 
授業計画 Course Planning
以下の内容を予定しているが、受講者の専攻分野や希望にしたがって変更する場合もありうる。 
1.授業の目的と方法
2.史料概論①-六国史-
3.史料概論②-律令-
4.史料概論③-格式-
5.『続日本後紀』承和11年6月上旬の読解
6.『続日本後紀』承和11年6月中旬の読解
7.『続日本後紀』承和11年6月下旬の読解
8.『続日本後紀』承和11年7月上旬の読解
9.『続日本後紀』承和11年7月中旬の読解
10.『続日本後紀』承和11年7月下旬の読解
11.『続日本後紀』承和11年閏7月上旬の読解
12.『続日本後紀』承和11年閏7月中旬の読解
13.『続日本後紀』承和11年閏7月下旬の読解
14.まとめ
受講生は、担当分について事前に関連史料・参考文献を調査してレジュメにまとめて発表する。
 
授業運営 Course Management
2~4は講義形式、5以降は演習形式で、受講者の報告に基づき内容に解説を加えてゆく。『続日本後紀』は古代史の基本史料となる六国史のひとつで、テキストである『新訂増補国史大系』は返り点を付しており、漢文に習熟していない者の史料読解入門にも適している。漢文史料を読み下し、現代語訳し、関連史料・参考文献を集めて解釈を加え、その歴史的意味を考える作業の繰り返しの中から日本古代のイメージを各人が作っていってほしい。
なお、受講者の専攻分野や希望に従ってテキストを変更することも可能である。昨年度は、受講者が外国人留学生であったため日本の絵巻物のくずし字で書かれた詞書を写真にもとづき読解してゆく授業を行った。
 
評価方法 Evaluation Method
報告内容によって評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
月曜日昼休み 研究室(17-426)
 
使用書 Textbook (s)
『続日本後紀』[吉川弘文館(新訂増補国史大系)]
必要部分のコピーを配布する。
参考書 Book (s) for Reference
森田悌編『続日本後紀(下)全現代語訳』[講談社学術文庫]2010
 その他、授業中に適宜紹介する。
 
 
 
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