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 授業科目
 Course Title
配位化学特論
Coordination Chemistry
 担当者
 Instructor
教授   引地 史郎  後学期 火曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は、受講生が配位結合の本質を理解し、これに基づいて金属錯体の構造や物性、機能について考察する力を身につけるとともに、配位化学と化学における他の研究領域(物理化学・有機化学・生化学・分析化学等)との関連についての理解を深めることにある。
 学部科目「無機化学I・II」「配位化学」および大学院科目「無機分析化学特論」での学んだ事項の発展的内容について学修する。
 
授業内容 Course Content
 金属イオン(あるいは原子)が様々な配位子(無機イオンや有機化合物など)と結合することにより形成された化合物、すなわち金属錯体は、様々な機能を有する分子として生命活動から工業的な物質生産にまで深く関わっている。本講義では金属錯体の様々な性質や機能に焦点を当て、これらの事象を理解するための原理・考え方を学ぶ。さらに配位化学(金属錯体化学)の観点から、金属元素と生命の関わりや、工業的な物質生産の基盤となる有機金属化合物について理解する。
 
授業計画 Course Planning
 以下の1~14の項目について講義を行う。
 履修に当たっては予習・復習合わせて4時間程度の自己学習を行うこと。予習として、配布された講義資料にあらかじめ目を通すことに加え、学部において学修した「無機化学I・II」「配位化学」および大学院科目「無機分析化学特論」の講義ノート・配布資料・教科書等によって関連事項を学修すること。授業後は配布資料の内容に基づいて講義内容を復習するとともに、不明な内容や語句等に関しては以下に挙げる参考書等も活用して各自調査するとともに、必要があれば担当教員に質問すること。

1.  シラバスの確認・配位化学の基礎(1)配位結合とルイス酸・塩基,金属錯体の構成要素と分子構造
2.  配位化学の基礎(2)配位子場理論と金属中心の電子構造
3.  配位化学の基礎(3)金属錯体の磁気・分光学的特性
4.  配位化学の基礎(4)金属錯体の反応 
5.  生命現象と配位化学(1)生体必須金属の機能と体内での存在形態
6.  生命現象と配位化学(2)薬剤としての金属錯体
7.  生命現象と配位化学(3)金属タンパク質の構造と機能
8.  生命現象と配位化学(4)電子伝達タンパク質
9.  生命現象と配位化学(5)金属酵素によるルイス酸触媒反応
10. 生命現象と配位化学(6)金属酵素による酸化反応
11. 生命現象と配位化学(7)金属酵素による還元反応
12. 物質生産にかかわる配位化学(1)有機金属化学の基礎
13. 物質生産にかかわる配位化学(2)均一系錯体触媒反応
14. 物質生産にかかわる配位化学(3)工業プロセス

 
授業運営 Course Management
 配布資料を用いて講義する。適宜問題演習を行う。
 
評価方法 Evaluation Method
 平常点(問題演習の解答状況)およびレポートにより評価する。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 講義後の教室および研究室(23号館822号室;在室時)において、随時、質問等を受け付ける。
 
使用書 Textbook (s)
 適宜プリントを配布する。
参考書 Book (s) for Reference
荻野、飛田、岡崎『基本無機化学』[東京化学同人]2000年
中村 晃『基礎有機金属化学』[朝倉書店]1999年
増田、福住、ほか『生物無機化学』(錯体化学会選書1)2005年

 
 
 
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