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 授業科目
 Course Title
情報ネットワーク特論
Advanced Topics in Information Networks
 担当者
 Instructor
教授   森田 光  前学期 月曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 受講生が、インターネットが①PCなどからなる通信主体が一定の機能を持ち、②各種タイプのネットワークに結び付けられ、③全体として有機的な集合体であるシステムが構成されることを知り、情報システム工学分野の知見を得る。具体的には、受講生は、ネットワークの要素を個別に学び、例を通じて知識を身につけ、図を用いて適切に説明できることを目標とする.
 また、本講義を通じて、受講生は知識の応用に積極的にかかわり、パソコン等の通信プログラミングを通して、スキルも獲得することが望ましい。このため、受講生には、事前準備として、自らのパソコン等のプログラミング環境を整備し、CやPython等のライブラリ群の調査も合わせて求められる。参考として、学部科目の「プログラミング演習Ⅰ・Ⅱ」で与えられるプログラミングの知識とWebページ等を用いた事前準備は欠かせない。
 本科目は、工学研究科経営工学専攻のカリキュラムポリシーにおける情報システム工学分野に位置付けられ、情報システム技術を通じて受講生は情報活用技術の専門性を身につける。
 
授業内容 Course Content
 本講義では、技術書の講読とそれに付随するまとめに加え、抽象的な概念だけの会得に限定しないために、PCによる実践的な操作対応との連携を与えるため、CLI上のコマンド操作、プログラミングを通した演習的な側面も包含する。
 
授業計画 Course Planning
 本計画では修得範囲を明示するものである。なお、予習として、①事前に指定された範囲のテキストを読んでおくこと、分からないことについて事前に意識しておくことで、講義に臨むことが効果的である。②輪講を担当した場合、発表資料を準備していくこと、また、復習として、③理解しにくかったことを資料およびノートを通じて納得すること。受講者は予習・復習合わせて2時間程度の自己学習を想定している.以下の14項目の各1項目を1回当たりの知識範囲の目標とする。しかし、到達目標にあるように、スキル的な知識獲得も伴うので、プログラム作成、レポート、調査結果のプレゼンなど適宜挟み、進度に変更を加えことがある。なお、受講者は予習・復習に毎回4時間程度費やすことを想定する.

第1回 ガイダンス(シラバス記載事項確認を含む)と概論
    アーキテクチャとモデル(クライアント・サーバー、ピアツーピア、APインターフェース)、標準化
第2回 IPアドレスアーキテクチャ(VLSM, IPv4/IPv6、Unicast/Multicast)
 【予習】IPアドレスアーキテクチャについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる具体例を調査する.
第3回 リンク・レイヤ(LAN/MAN, Virtual LAN/QoS, WiFi, PPP)
 【予習】リンク・レイヤについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる具体例を調査する.
第4回 アドレス解決プロトコル(ARP, Proxy, ACD)
 【予習】アドレス解決プロトコルについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第5回 IP(Header, IP Header Field (IPv4/IPv6))
 【予習】IPデータグラムのフォーマットについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第6回 DHCP(BOOTP)
 【予習】DHCPについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第7回 NAT(Firewalls, NAT/NAPT)
 【予習】NATについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第8回 ICMP(Encapsulation)
 【予習】ICMPについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第9回 BroadcastingとLocal Multicasting(IGMP, MLD)
 【予習】ブロードキャストおよびマルチキャストについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第10回 UDP
 【予習】UDPについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第11回 DNS
 【予習】DNSについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第12回 TCP
 【予習】TCPについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第13回 TCP管理
 【予習】TCP管理について理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.
第14回 セキュリティ(EAP, IPsec, TLS, DNSSEC, DKIMプロトコル、RSA, DH, ECC, PFS, PRNG, MACプリミティブ、など)
 【予習】各種セキュリティプロトコルについて理解を資料にまとめ、PCで確認できる部分を調査する.

※ 定期試験は実施しない.
 
授業運営 Course Management
・授業計画および教科書に従って、受講者は発表内容について準備する。講師はそれに対して、授業時間ごとに学ぶべき重要事項を、具体例をあげながら解説を加える。なお、授業計画に挙がっている技術項目は総花的であるが、必ずしもそれらすべてをカバーするのではなく、毎回与えられているテーマの一つについて深い理解を得るため、書物や技術書で原理を把握し、プログラミングなどを通して動かしながら理解を深めることを目的とする.
・出欠をとる。欠席が多いものは単位修得できない場合があるので注意されたい。10分以上の遅刻、ならびに途中退出した場合は、欠席とみなす。
 
評価方法 Evaluation Method
 対象とするテーマについて一定の理解ができたかを判断することにより達成度を評価する。レポート評価を30%と、講義中に実施する小テストなどのテスト評価を70%とする。レポートには課題のプログラム作成を含み、動的実行が行われたかどうかを評価項目として加えるので、必ずしも紙の上に表現するレポートの質ばかりを問うものではない。なお、出席状況は評価の対象としない.
 
オフィスアワー Office Hour (s)
・月曜日12:40~13:20、23号館4F411号室または412号室。

相談においては、あらかじめ質問内容を明確にし、長時間に及びそうな場合は、Email等で別途予約の上、来訪すること。
 

参考書 Book (s) for Reference
竹下隆史、村山公保、荒井 透、苅田幸雄『マスタリングTCP/IP 入門編』第5版[オーム社]2012
Philip Miller『マスタリングTCP/IP 応用編』[オーム社]1998
谷口功, 水澤紀子『マスタリングTCP/IP IPsec編』[オーム社]2006

 
 
 
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