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 授業科目
 Course Title
情報システム工学特論
Information Systems Engineering
 担当者
 Instructor
教授   森田 光  後学期 月曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 本講義は、受講生が、情報セキュリティの安全性に根拠を与える、秘匿、認証、暗号プロトコルなどの一連の要素技術を基礎に、新しい数学的アイディアを導入して得られた最先端の各種理論について学び、安全性の基盤についての知識を深め、身につけることにある。具体的には、受講生は、各要素技術について構成された安全性の概念を、図と式を用いて適切に説明できることを目標とする。
 また、本講義は、特に、最先端理論を学ぶことを目的とするので、時として論文を読むことも含む。このため、受講生の深い学びを達成するために、学部レベルの「情報セキュリティ」の基礎知識と、数学における群論と整数論および確率論の知識を前提とするので、事前にそれらの講義を履修済みであることが望ましい.
  本科目は、工学研究科経営工学専攻のカリキュラムポリシーにおける情報システム工学分野に位置付けられ、情報システム技術を通じて受講生は情報活用技術の専門性を身につける。
 
授業内容 Course Content
 情報セキュリティが、暗号理論などの基礎から応用までで安全性の根拠をカバーしていることを、講義または受講生の輪講形式により受講生は学ぶ。
 
授業計画 Course Planning
 本講義では、予習して授業前に指定箇所のテキスト講読または調査を指定する。以下は、使用書に概ね沿う計画だが、必要に応じて講義内容は前後する。講義では、疑問点や問題意識をもって臨むためには予習は必要なことであり必ず実行下さい。なお、後述の評価方法にあるとおり、レポートおよびテストの評価に加え、講義中の応答も加味して理解の深さを評価する。また、復習として、中間(7回目)と期末(14回目)に講義のまとめを実施するので、記憶として定着するようにノートを取ることが必要である。なお、受講者は予習・復習合わせて4時間程度の自己学習を想定している.

1 ガイダンス(シラバス記載事項確認を含む)と概論
 【予習】シラバスをきちんと読み、講義の受講についてイメージする.
2 確率とメッセージ認証
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、確率に関して与えられた問題を解く.
3 シャノンモデルとバーナム暗号
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、情報理論に関して与えられた問題を解く.
4 ブロック暗号
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、ブロック暗号に関して与えられた問題を解く.
5 MAC
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、各種MAC方式を比較する.
6 RSA公開鍵暗号
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要な整数論に関係する問題を解く.
7 ハッシュ関数ならびに、中間テスト(30分程度)の実施とその問題の解説
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要な確率論に関係する問題を解く.また、中間テストに対する準備として第1回〜第6回の知識範囲を復習する.
8 デジタル署名
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要な整数論に関係する問題を解く.
9 DH鍵配送法とエルガマル暗号
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要な整数論に関係する問題を解く.
10 シュノアの認証法とその応用
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要な整数論に関係する問題を解く.
11 公開鍵暗号の安全性
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要な整数論に関係する問題を解く.
12 ペアリングとその応用
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要な楕円曲線暗号に関係する問題を解く.
13 秘密分散共有法
 【予習】教科書指定箇所のまとめと、理解に必要なラグランジュ補間法に関係する問題を解く.
14 総論ならびに、期末テスト(30分程度)の実施とその問題の解説
 【予習】期末テストに対する準備として第7回〜第13回の知識範囲を復習する.

※ 定期試験は実施しない.
 
授業運営 Course Management
 授業計画に従って、講義者は、授業時間ごとに学ぶべき重要事項を、具体例をあげながら解説を加え、受講者とコミュニケーションしながら理解を深める。 また、履修事項の修得を確実にするため、必要に応じて、輪講発表、演習、宿題(レポート)を課する場合がある。受講生が、漫然と受動的に学ぶことを想定していないので、慎重に学ぶこと。
 
評価方法 Evaluation Method
 対象とするテーマについて理解を確認する小テストなどで達成度を評価する。課題のテーマに対するレポート(30%)、テスト(中間テストならびに期末テストの評価を合わせて70%)により成績を総合的に評価する。また、講義への参加の貢献により最大10%の加点の可能性がある.なお、出席状況は評価の対象にしない.
 
オフィスアワー Office Hour (s)
・月曜日12:40~13:20、23号館4F411号室または412号室。

相談においては、あらかじめ質問内容を明確にし、長時間に及びそうな場合は、Email等で他の時間帯を予約の上、来訪すること。

 
使用書 Textbook (s)
黒澤 馨『現代暗号への招待』[サイエンス社(ライブラリ情報学コア・テキスト)]2010
森田 光『情報せキュリティ入門(仮題)』[森北出版]2018(予定)

参考書 Book (s) for Reference
黒澤馨、尾形わかは『現代暗号の基礎数理』[コロナ社(電子情報通信レクチャーシリーズ)]2004
IPUSIRON『暗号技術のすべて』[翔泳社]2017

 
 
 
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