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 授業科目
 Course Title
先端科学特論
Frontiers in Science
 担当者
 Instructor
教授   上田 渉  後学期 火曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
大学院学生が、現代社会を支えるエネルギーと化学物質がどのような研究で生まれ、未来の社会をどのような先端研究の取り組みで生み出そうとしているのかを学び、あるべき先端研究の姿を捉え、それをもとに履修学生自らが先端研究を提案し、それをもとに皆で議論する講義の場とする。これにより学術研究をを戦略的、設計的に組み立てる研究力を身につけることを目標とする。
 
授業内容 Course Content
石油、天然ガス、無機資源、バイオマス、光資源を利用する現在に至るまでの学術技術研究の姿を資源・エネルギー利用の変遷をたどる歴史観を通して捉える。これにより、現代の化学工業の成り立ちを深く把握できるように、その一つ一つの例から科学研究の位置づけを明らかにし、将来のあるべき、また必要な先端研究は何かを考えることができるように、プログラム的に講義する。その理解のために、折々において背景にある現在進む先端科学を分かりやすく明示し、同時に生み出される科学技術を一体として示す。このようにして体系的に整理された化学の知識をもとに、最後の段階では、新たに先端科学研究を設計する実践的思考実験を実施する。
 
授業計画 Course Planning
各回の具体的講義内容は次を予定する。各講義のタイトルに従って、関係情報、知識をすでに持っている教科書からや図書館等で事前にある程度得ておき、講義が進むにつれて先端科学を提案できる素地をつくり、それにつれて提案する先端科学研究を具体化するため文献調査を並行して進めていくことになる。

1.ガイダンス/先端研究とは何か
 これから未来の社会を作り出す先端科学の動向を知る。

2.エネルギー・資源利用技術における先端科学
 石炭、石油、天然ガス資源からバイオマス、光資源の利用に至る資源・エネルギーの変遷をたどりながら、その中での触媒の関わりを歴史観を通して捉える。そして、現代の化学工業の成り立ちにおける触媒の位置づけとそれに関連する先端科学を学ぶ。

3.石油、天然ガスの化学工業における先端科学I
 石油、天然ガスを基幹炭素資源とする化学工業の実際例(バルクケミカルズ)を辿りながら、これからのこの工業に必要な先端科学研究の動向を捉える。

4.石油、天然ガスの化学工業における先端科学II
 石油、天然ガスを基幹炭素資源とする化学工業の実際例(ポリマー)を辿りながら、これからのこの工業に必要な先端科学研究の動向を捉える。

5.石油、天然ガスの化学工業における先端科学III
 石油、天然ガスを基幹炭素資源とする化学工業の実際例(エネルギーキャリヤー)を辿りながら、これからのこの工業に必要な先端科学研究の動向を捉える。

6.石油、天然ガスの化学工業における先端科学IV
 石油、天然ガスを基幹炭素資源とする化学工業の実際例(医農薬)を辿りながら、これからのこの工業に必要な先端科学研究の動向を捉える。

7.無機材料の化学工業における先端科学I
 化学工業の実際例(無機材料)を辿りながら、これからのこの工業で展開された先端科学と技術を捉える。

8.無機材料の化学工業における先端科学II
 化学工業の実際例(無機材料)を辿りながら、これからのこの工業に必要な先端科学研究の動向を捉える。

9.環境触媒の化学と技術における先端科学I
 自動車触媒、脱硝触媒、脱硫触媒などの環境触媒の実例を通して、これからの環境技術に必要な先端科学研究の動向を捉える。

10.環境触媒の化学と技術における先端科学II
 二酸化炭素対策などの環境触媒の実例を通して、これからの環境技術に必要な先端科学研究の動向を捉える。

11.グリーンケミストリーと光利用の先端科学
 資源・エネルギーを有効に使い、高い効率で有機物を合成する化学の考え方、日本が先端を走る固体光触媒研究を学び、その中での先端科学研究の動向を捉える。

12.最先端研究を設計する実践的思考実験
 講義開始当初に提示された課題を、11回の講義の中で考え、学生のオリジナルな発想で生まれた先端研究を提案し、議論する。

13.最先端研究を設計する実践的思考実験
 講義開始当初に提示された課題を、12回の講義の議論をもとに、学生のオリジナルな発想で生まれた先端研究を具体的に構築する。

14.最先端研究を設計する実践的思考実験
 講義開始当初に提示された課題を、11回、12回の講義を結果をもとに、学生のオリジナルな発想で生まれた先端研究を発表する。
 
授業運営 Course Management
講義では、補足用のスライド資料をもとに、例を多く示して先端研究の理解を深めるようにする。
 
評価方法 Evaluation Method
レポート70%、プレゼンテーション30%

 
オフィスアワー Office Hour (s)
質問等は講義後のその場で。
 


 
 
 
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