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 授業科目
 Course Title
界面化学特論
Colloid and Surface Chemistry
 担当者
 Instructor
講師   川口 春馬  前学期 火曜日3時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
本講義の到達目標は、受講生が、ナノの世界から宇宙までに及ぶさまざまな領域に存在する多種多様の表面・界面について、科学的理解を得て、それらに対し合理的に向き合い、Quality of Life の向上や環境の保全などのためにそれらを活用する力を身につけることである。
 
授業内容 Course Content
複数の物体が接すれば界面が生成する。従って、身の回りに存在する界面、及びそこで生じる界面現象は枚挙にいとまが無い。講義では、それらをできるだけ体系化し、理解を深めてもらう。
具体的には、毎回事前に送る資料に沿って、界面・表面の定義、それらの発生に伴う変化の実態などを示し、次いで、実際の表面・界面現象、例えば、濡れ、分散、成膜、触媒反応、などの核心を解説する。
 
授業計画 Course Planning
 各回の講義内容は以下のように予定しているが、時間の過案系で若干前後する場合もあり得る。資料を印刷し授業に持参することとするが、内容に目を通し、どの部分が分かりにくいか、どの部分を深く知りたいかなどを事前に明らかにしてくることを予習として要求する。講義の冒頭でクイズを出題し、時間中に解答を回収するが、復習として、クイズの正答を十分に理解したかチェックする。

各講義の主題とキーワードを列記する。
01表面と界面、およびその物理化学
 表面・界面と内部の違い、表面・界面の特性を決める因子、表面張力の意味
02表面・界面の測定・分析
 表面の組成・結合・電子状態の測定、各種顕微鏡の適用
03濡れと撥水
 接触角、濡れの効能・制御、防汚、撥水のメカニズム
04吸着・接着・粘着
 吸着のパターン、接着剤の化学、自己修復機能
05摩擦と潤滑
 すべりの物理、メカノケミストリー
06膜
 単分子膜・ラングミュア・ブロジェット膜、多分子膜・細胞膜 泡
07生体の表面化学
 皮膚の構造と機能、消化器・循環器の表面
08乳化剤の化学 1
 乳化剤の構造と性質、HLB、相図
09乳化剤の化学 2
 乳化・洗浄・エマルション、ピッカリングエマルション
10コロイドと微粒子
 界面電気現象、分散と凝集、自己組織化・レオロジー、コロイド結晶、 
11機能性微粒子
 光学機能、バイオ機能、
12特別講義
 外部研究者により、界面化学研究の最前線についての講演を聴く
13課題研究発表 前半
 受講者によるプレゼンテーションとそれについてのディスカッション
14課題研究発表 後半
 受講者によるプレゼンテーションとそれについてのディスカッション

 
授業運営 Course Management
 01回から12回までは講義形式で行なう。第13,14回は受講生のプレゼンテーションを題材にディスカッション中心の授業を行なう。授業の3日前までにDotCampusにアップするパワーポイント資料に目を通し、それを印刷して授業に持参する。第13、14回の授業は、全受講生がそれぞれ自身の研究テーマとの関連や好奇心から選び出した最新研究論文を教室にて紹介するもので、活発な議論の場になるようにリードしたい。
 
評価方法 Evaluation Method
 毎回のクイズに対する解答は、受講姿勢や理解度を評価するためのデータとして活用する。
第13回14回の課題研究発表が、評価に大きなウェイトを占める。

 
オフィスアワー Office Hour (s)
質問などはできるだけ講義後に受け付けたい。あるいは適宜メール(haruma@mvg.biglobe.ne.jp)でも対応する。質問は、講義内容についてはもちろん、自身の研究における界面化学の問題についても受ける。
 

参考書 Book (s) for Reference
近澤正敏・田嶋和夫『界面化学』[丸善]2001年

 
 
 
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