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 授業科目
 Course Title
国際文化論(宗教)
- 人物を通して宗教をみる -
International Culture Theory (Religion)
 担当者
 Instructor
准教授 前川 理子  後学期 木曜日4時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
 
到達目標 Target to be Reached
宗教に関する知識は、異文化間交流の基礎のひとつであり、国際社会の理解に欠かせない教養である。しかし日本人の多くにとって、宗教についてはとかくイメージ先行の表層的な把握に終始しがちである。本講義の到達目標は、受講生に、高校までの授業で触れた宗教の知識、報道レベルで接する知識より踏み込んだ宗教への理解と関心を深めてもらうことである。

 
授業内容 Course Content
 上記の目的に沿って授業を進めるが、この授業では、ひとつひとつの宗教についてその教説や歴史などを詳細に講義することはしない。具体的な時代と地域において宗教がどのように人間において働き、国や地域社会や民族において影響を与え、あるいは与えられるのか。これを考えるための素材を提供することを第一に考えている。
 素材は複数の地域から取り上げるが、時代は近代のものとする。生涯にわたって宗教に深く関わりながら、社会と接し諸々の課題に取り組んだ人物(ないし団体)を複数とりあげることになろう。関連して扱われる宗教は、キリスト教・イスラーム・インド起源の諸宗教(ヒンドゥー教や仏教など)である。
 特定のテキストを使わず、プリントや視聴覚教材をもちいながら授業を進める。
 
授業計画 Course Planning
 毎回の授業計画は以下のとおりであるが、若干前後したり、多少の変更はありうる。
 時間外学習として、事前にプリントに目を通しておくことや、講義内に扱った用語や歴史背景等について事典類で調べたり、参考書を読んで知識を確実なものにすることが望ましい。復習や質問のためにコメント・シートを宿題として課すことも行う。

1.ガイダンス
2.キリスト教精神に基づく社会奉仕① キリスト教概観/教会・修道会の歴史と形態
3.キリスト教精神に基づく社会奉仕② キリスト教の奉仕精神/他宗教との衝突・葛藤
4.キリスト教精神に基づく社会奉仕③ ミッショナリーズ・オブ・チャリティーを例に
5.インドの宗教伝統と非暴力抵抗運動① インド史と宗教的多元性
6.インドの宗教伝統と非暴力抵抗運動② 非暴力思想の源泉/アヒンサー・自己浄化とインド宗教
7.インドの宗教伝統と非暴力抵抗運動③ サティヤグラハ運動を例に/民族独立運動の成果と葛藤
8.キリスト教非暴力主義とその実践① アメリカ黒人と奴隷制/南部諸州とジムクロウ体制
9.キリスト教非暴力主義とその実践② キリスト教指導者と公民権運動
10.キリスト教非暴力主義とその実践③ 公民権を超えて/非暴力・愛・救済
11.イスラームと社会運動① イスラーム概観/ウンマと社会活動
12.イスラームと社会運動② NOIを例に/民族主義と結びつくイスラーム
13.イスラームと社会運動③ 普遍イスラームの理想
14.まとめ
 
授業運営 Course Management
 すべて講義形式による。ドキュメンタリーや映画をふくむ視聴覚教材を毎回もちいる。コメント・シートや最終レポートのためにもメモをこまめに取るようにしてほしい。
 この授業は、諸宗教についての基本的知識を網羅的に講義することが目的ではない。理解を深めたい者は、共通教養系科目の「宗教学」「宗教学」をあわせて受講することを勧める。
 なお講義中の私語、無用な出入りは禁止する。携帯電話・スマートフォン等の電源は切ること。講義中に画面をみたりメールを打ったりした場合は定期試験から減点する。出席に関する不正を行った者、コメント・シートに関する不正を行った者は、協力者・代筆者も含めて単位を授与しない。
 
評価方法 Evaluation Method
レポート(4000字以上)を課す。構成・内容ともにある程度のレベルの論文を要求するので、履修を考えている者はその点を念頭において受講してほしい。インターネットのコピー&ペーストによるレポートを提出した者には合格点を与えないことがある。授業中あるいは宿題としてコメント・シートを課し、これも評価の対象とする。

レポート60%
コメント・シート40%
ただし出席不良の者(4回以上の欠席)はレポートを受け付けないことがある。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
火曜日5限(17号館424室)
なお時間の余裕があるときには授業後も質問を受け付けます。
 
使用書 Textbook (s)
 プリントを配付する。
参考書 Book (s) for Reference
 授業中およびレポート課題前に紹介する。
 
 
 
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