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 授業科目
 Course Title
応用社会心理学
Applied Social Psychology
 担当者
 Instructor
教授   杉山 崇  前学期 火曜日3時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 本講義の到達目標は受講生が、「ビジネスと暮らしに活かす心理学」を身に着けることことにある。
その下位目標は
①社会心理学の基礎を理解する。
②現代社会および実生活の問題解決に応用できる。
③産業(ビジネス)場面での活かし方の具体的なイメージを掴む。
④日々の暮らしでの活かし方の具体的なイメージを掴む。
⑤自分自身の生き方や人生を社会心理学を通じて考える(キャリア形成)
の5つである。
 また,人間科学部のカリキュラム・ポリシーに従い,人間科学部で身につける12の力の醸成を図るため人間科学概論,心理学概論,人間関係論または人間形成論を履修済みであることが望ましい。
 なお本科目は12の力のうち①対人関係力、②自己管理力、③批判的思考力、④認知と行動を理解する力、⑤成長発達を支援する力、⑥豊かな人間関係を築く力、⑦健康に生きる力、⑧人を魅きつけ導く力にダイレクトに対応し、⑨社会の構造と実態を理解する力、⑩人と社会との関わりを創造し発信する力,⑪地域社会を調査し分析する力,⑫スポーツ文化を支え発信する力の心理学的基盤となるものである。
 
授業内容 Course Content
  この講義では後掲の使用書(テキスト)に沿って人と人の間に存在する「こころ」について講義する。講師の心理学研究者,臨床心理士および1級キャリア・コンサルティング技能士としての経験を活かして,人間関係や日常生活,ビジネス,心理臨床の諸問題の実態を踏まえて,心理学に基づいた問題解決スキルを学ぶ。
 
授業計画 Course Planning
各回の講義内容は次のように予定しているが、時間の関係で若干前後する場合もある。
 テキストを読んだ上で出席していることを前提に講義するので、予習として、①各回の予習用キーワード(各回の【】内の用語)について調べ,②テキストの当該章を読んで分からない用語や制度について調べる、の2点が不可欠である。
 復習としては、①講義時に示した理論・知見を身近な事案等に当てはめて考察してみること、②dot.campus上で随時行う確認テストに備えてテキストの当該章を読み込むこと,の2点が必須である。また、周辺科目(発達心理学、家族心理学、産業組織心理学、認知心理学,など)における関連項目について併せて確認し、学んでおくことを勧める。
 なお、予習・復習合わせて各回あたり約4時間の自己学習を想定している。

 1. 人が社会を作ったのか?社会が人を作ったのか? :まず、シラバスの記載事項について確認する。そのうえで、社会心理学とはどういう学問か、学習の仕方、現代社会における心理学の役割の概要等をつかむ。
 2. グループダイナミクスと社会的アイデンティティ【 集団、群衆、組織、凝集性、集団の魅力、内集団、外集団、社会的アイデンティティ】
 3. リーダーシップ 【パフォーマンス機能,メンテナンス機能,組織・グループの成熟,リーダー-メンバー関係】
 4. 集団の効果と諸問題【同調,集団浅慮,集団極性化,社会的促進,社会的抑制】
 5. 「やる気」を伸ばす方法【期待価値説,達成期待度、内発的動機づけ,外発的動機づけ,報酬,職務満足】
 6. 説得力のある交渉術【"説得的コミュニケーション,精緻化見込みモデル,応諾獲得テクニック
(自己知覚理論,認知的一貫性,返報性規範)】
 7. 心変わりを生み出すスキル 【認知的不協和,ABXモデル,確証バイアス,認知的快,AIDAの法則,アンカー効果】
 8. 印象形成と情報バイアス【初頭効果、自己成就予言、印象形成の6ステップ、情報バイアス、新近効果】
 9. 対人魅力と対人関係の錯覚 【近接性の法則、返報性の法則、類似性と相補性、不安の軽減、外見、ビック5セオリー】
10. 援助要請とソーシャルサポート,攻撃行動【要請コスト,援助要請行動,援助要請要因,ソーシャル・サポート,サポートの不足】
11. その人は敵か,味方か?【人見知り,排斥リスク,スケープゴート,関係性評価,感情,居場所,扁桃体,攻撃性】
12. 自己意識と他者【Self-discrepancy理論 社会的比較理論 自己評定維持モデル 抑うつの自己注目理論、妄想観念、パーソナリティ障害】
13. ストレスと人間関係 【職業ストレス,ストレスコーピング,ストレス生成モデル 軽蔑のメッセージの悪影響】
14. 学習のまとめ(確認テストの解説)
 
授業運営 Course Management
1)講義形式ですが、リアクションペーパーを活用して双方型授業として行います。
  質問やコメントを記入の上、提出してください。
リアクションペーパーへの返答を通じて受講生のイメージをより具体化させる授業形態です。
  *要注意!* また、返答にも一定の時間を割きます。
リアクションペーパーにはできる限りの記入を義務付けています。
2)予習をしていることを前提に授業が進みます。
3)確認テストをはdot.campusで行います。
  *要注意!①* 理解の定着を促すために同じ小テストを複数回課す場合もあります。
*要注意!②* PC環境は自己責任で整えてください。
4)なお、授業中は講義を聴いて頭に浮かんだ自分なりの考えや疑問を大切にし、メモしておくことが効果的である。不明な用語の確認等は、講義中ではなく復習として行うこと。

 
評価方法 Evaluation Method
①dot.campusで行う確認テスト(80%)、②授業に対する態度(リアクションペーパーの記載内容を含む)+③復習としての考察(20%),を素点として評価します。③については記述内容の正確さ、論じている視点・論点の豊富さ等々により加点し、事実誤認、偏った思考に基づく記述、文章の拙劣さ、余計な表現・表記や誤字・脱字等は適宜減点する。出席状況は評価の対象としないが全回出席を評価対象の原則としているので,個別の事情がある場合は相談されたし。

 
 
オフィスアワー Office Hour (s)
火曜日の昼休みをオフィスアワーとしているが(研究室17-416または講師控室),会議等の状況で他の曜日も対応可能なときがあるので講義後,または杉山崇のwebページからメールで相談されたし。重複を避けるために予約をとることをオススメしている。なお,講義前および講義中の相談は講義の運営に支障をきたす場合があるので,ご遠慮願う。  

 
使用書 Textbook (s)
杉山崇(編)『入門!産業社会心理学』[北樹出版]2015

参考書 Book (s) for Reference
『「どうせうまくいかない」が「なんだかうまくいきそう」に変わる本』[永岡書店]
『ウルトラ不倫学』[主婦の友社]
『心理学者・脳科学者が子育てでしていること,していないこと』[主婦の友社]

 
 
 
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