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 授業科目
 Course Title
国際政治学
International Politics 
 担当者
 Instructor
教授   佐橋 亮  前学期 木曜日2時限
 単 位
 Credit
2

関連するディプロマポリシー Related Diploma Policy
自立した良識ある市民としての判断力と実践力/Judgment and practical ability as an independent citizen of sound sense
国際的感性とコミュニケーション能力/International sensibilities and communication capabilities
時代の課題と社会の要請に応えた専門的知識と技能/Expert knowledge and skills to address the issues of the age and the demands of society
 
到達目標 Target to be Reached
 受講生が、国際政治学の基本的なアプローチ、国際社会の歴史、現在及び今後の国際政治の中心的課題を学ぶことを通じて、日々刻々と変動する国際政治を読み解いていくための力を養うことが、本講義の到達目標となる。
 
授業内容 Course Content
 国際政治学の基礎を広く学ぶ。なお、理論の最新トピックを扱うというよりは、初学者が国際政治を分析するために必要な分析ツールを身につけることに主眼を置く。現在世界で生じている平和への課題を取り上げ、それらへの国家、国際社会の対処を解説する。前期は戦争と平和の問題に、理論と歴史から迫る。後期は、グローバリゼーションについての理解を深めたうえで、現代の課題、また今後の展望について講義する。

 I, II両方を履修して国際政治学への入門・基礎レベルの内容が網羅されるように配慮しているため、両方の履修を薦める。(後期、前期の順の履修でも構わないように工夫している。)
 担当教員は、応用的な科目として、政治学特講3(4セメ)で戦後「日本」の外交、安全保障政策について、アジア政治(5セメ)でアジアの国際関係、安全保障の問題(北朝鮮、中国を含む)について講義を展開している。学修計画の参考にして欲しい。
 
授業計画 Course Planning
講義予定に従って、教科書・参考書の該当部分を予復習にあたって参照すること。該当部分の記述がない場合は講義において指示する。毎回4時間程度の予復習を想定している。

第1回 初回ガイダンス  
     国際政治学のアプローチについて、導入のための講義を行う。
第2回 理論の導入①[教科書 Unit 0, 1, 6, 10]
     無政府状態における国家の行動について、リアリズムの視点から考える。
第3回 理論の導入②[教科書 Unit 7]
     リベラリズムの視点から、国際協調について考える。

[予復習] 予習については冒頭挙げたとおりだが、復習として理論をつかって国際政治の最近の現象を分析してみること(ノートにまとめると良い)。

第4回 勢力均衡の破綻[教科書Unit2-3, 参考書ナイ3章]
     第一次世界大戦に至る、国際政治の展開を学ぶ。
第5回 集団安全保障の挫折[教科書Unit4, 参考書ナイ4章]
     二つの世界大戦のさなかに模索された試みが、なぜ挫折したのか考える。
第6回 封じ込め政策と世界の分断[教科書Unit5, 参考書ナイ5章1-9]
     冷戦がなぜ起きたのか、その本質とは何か、考える。
第7回 恐怖による介入、コストによる安定[教科書Unit 19, 参考書ナイ5章10、13]
     冷戦の展開について、地域紛争への介入、米中ソ関係から考える。
第8回 冷戦の終わり方[教科書Unit12, 参考書ナイ5章11-12]
     冷戦終結への道程を議論する。

[予復習]予習として、高校等で使用された世界史、日本史の教科書の該当部分を読むと良い。復習としては講義内容を振り返り、教科書を読んだ上で、理論を使っての分析について考えてみること。

第9回 秩序と正義:冷戦終結後の世界[教科書Unit 21, 22, 参考書ナイ6章]
     1990年代における、新たな国際秩序の模索を考える。
第10回 テロ後     [教科書Unit 20, 参考書ナイ9章一部]
     2001年9月11日における同時多発テロ以後の国際政治の展開を議論する。
第11回 グローバリゼーションとは何か
     グローバリゼーションの多様な側面、それが国際秩序に及ぼしている影響について学ぶ。
第12回 新興国の台頭
     今後予想されるパワーシフトがもたらす意味について考える。
第13回 国際秩序の将来
     ナショナリズム、自国優先主義の強まりによって今後の国際秩序はどうなるのか、技術の発達や移民の増大、個人の強まり、非国家主体の台頭はそれにどのように作用するのか、検討してみたい。     

[予復習]予習として、該当する時代、トピックの新聞記事を検索してみること。復習としては講義内容を振り返り、教科書を読んだ上で、理論を使っての分析について考えてみること。

第14回 全体の総括
     時間の多くを質疑応答にあて、広範なトピックについて議論を行う。

[予復習]これまでのノートを振り返ることが予習となる。復習として、理論と各時代のケースを照らし合わせてみること。
 
授業運営 Course Management
 講義形式による。予習,とくに復習として教科書を読むと良い。ただし,講義ではパワーポイント,板書を併用しながら理論・学説,また歴史上の出来事を丁寧に説明する。大きな国際政治の出来事が生じた場合,講義の冒頭に,それを国際政治学としてどのように理解できるか,解説する。
 
評価方法 Evaluation Method
 定期試験で評価する。任意提出の課題(A4、1枚程度)、またゲストスピーカーや講義で参照したビデオ教材の要約・感想を加味する。また大学内外での関係する講演会、シンポジウム、写真展などに参加した場合、その内容と感想をまとめて提出すれば、加味する。他方で講義受講姿勢の悪い、出席の著しく悪い学生は、特定できた場合に減点の対象とする。講義回数の半数に出席が満たない学生は、特段の理由を示せない限り、単位評価の対象としない。
 
オフィスアワー Office Hour (s)
 月曜日、木曜日のランチタイムに17号館523号室にて。この時間に限らず在室時は常に受け付ける。授業前後にも教壇で受け付ける。メールでの約束も可能。
 
使用書 Textbook (s)
村田晃嗣ほか『国際政治学をつかむ 新版』新版[有斐閣]2015

参考書 Book (s) for Reference
ジョセフ・ナイ,ディビッド・ウェルチ『国際紛争』第9版[有斐閣]2013

 
 
 
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